「MERMAID / GLAY」の歌い方【音域】

「MERMAID / GLAY」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「MERMAID / GLAY」の楽曲データ

MERMAID
GLAY
2000/07/19 ¥255

アーティストGLAY
リリース2000/7/19
タイアップなし
総合難易度★★★☆☆
音程難易度★★★☆☆
地声最低音mid1E(E3)※Aメロで登場
地声最高音hiB(B4)※サビで登場
裏声最高音なし
スピードBPM171(とても速い)
ラップなし
MERMAIDについて

2000年7月19日にリリースされたシングル曲です。
前作「HAPPINESS -WINTER MIX-」から半年ぶりのリリースとなります。
タイアップはありません。

週間のオリコン1位を獲得しています。
この週はL’Arc〜en〜Cielの「STAY AWAY」やサザンオールスターズの「HOTEL PACIFIC」もリリースされていました。
それらをおさえての1位なので、GLAYの人気の高さが分かる逸話です。

タイトルの「MERMAID」は「マーメイド」と読みます。
人魚の意味ですね。ただし、歌詞にはそのようなものは読み取れません。
最初はこの曲をラブソングとして作成する予定だったらしいのですが、歌詞が大きく変わってしまい、タイトルはそのままとなってそうです。

歌詞はどちらかというと社会風刺な内容となっています。
GLAYにしては珍しい歌詞ですね。

YouTubeにて公式チャンネルがPV動画を公開しています。
再生回数は180万回を越えています。
演奏を行うGLAYメンバーと、2人の女性が登場する、少しダークな雰囲気のPVに仕上がっています。

曲はロック調で、ドラムやベースの音が響き渡るナンバーとなっています。
曲中にはソロパートもあり、メロディが頭に残りやすい曲ですね。

「MERMAID / GLAY」の構成と歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ(2回)→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ

低い部分と、シャウトの発声をする部分に分かれます。
低い部分はmid2C(C4)などが中心ですが、シャウト部分はキーが高めです。
mid2G(G4)やhiA(A4)といった高いキーも登場します。

歌詞はやや敷き詰め気味で、音程変化も複雑です。
ただしスピードはそこまで速くはないので、音程を合わせる余裕はあります。
フレーズが長めなので、切れ目でしっかりと息継ぎをするようにしましょう。

力強い歌声ながらも、呟くように歌唱して行くのが特徴的です。
ほとんどが平たんな歌い方で、一部にのみアクセントを入れます。

ただし、シャウト部分に関しては叫ぶような発声を取り入れていきましょう。
GLAYの色々な曲を歌っている人からすると、再現しやすいパートですね。

Bメロ

Aメロのシャウト部分よりはキーが下がります。
中心となるキーもmid2F(F4)やmid2F#(F#4)などですね。

高音から一気に低音に下がる部分がありますが、全体的に変化は少なめです。
歌詞の敷き詰めも少なく、Aメロよりも歌いやすさを感じるパートですね。

Bメロの中で低音部分から高音部分へと流れていきます。
しかし発声の強さは一貫していて、終始強めの発声です。
その発声を最後のシャウトで開放するようなイメージですね。

切れ目が多く、その部分でリズムを取っていきましょう。
切れ目の時間は長いので、次の音程を確認するなどして準備をするのがおススメです。

サビ

中心に構成されている音はmid2F#(F#4)です。
地声最高音は登場しますが、張り上げて出します。
そこから下がってくるので、高音の発声はそこまでキーが高いわけではありません。

スピードが速く、歌詞を敷き詰め気味です。
音程変化も単調ではないものの、歌いやすい位置には割り振られています。
どれだけ舌が回り、スムーズに歌えるかが重要になってきますね。

フレーズ最初の高音部分では叩きつけるような発声を行います。
一方でフレーズ終わりのシャウト部分では、消え入るような高音を出すことでらしさがでます。
全体的に高いキーながらも、力の強弱が分かれている部分です。

前半は母音をやや強調します。
後半は早口のパートも登場するので、その部分は子音を強調して歌唱しましょう。

Cメロ

メロディや音程はBメロとほぼ同じです。
ただし最後の部分のみ転調し、地声最高音が登場します。
一気に張り上げて最高音へと到達し、そのままラストサビへと流れていきますね。

発声に関してはBメロと変わりません。
ただし最後には最高音を連発する見せ場があります。
この部分はとても強い発声でシャウト部分にも力を入れましょう。

ラストサビ

転調はありませんが、繰り返しはあります。
サビの半分のみを繰り返す形になります。

メロディも音程も変化はしないので、サビと同様に歌いきっていきましょう。

カラオケで歌う場合の「MERMAID / GLAY」の総評

曲中での音域はmid1E(E3)~hiB(B4)とやや狭めです。
地声の最高音がhiB(B4)で裏声は使われていません。
GLAYの曲として考えると最高音は標準的で、連発する音もやや高めです。

mid2F(F4)やmid2F#(F#4)の音が良く出てきます。
GLAYとして考えると中心のキーは低めですが、世間一般では高めです。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

曲全体を通して、高いところは高い、低いところは低いイメージです。
急激に音程が上下するのはBメロに少しあるくらいです。
音域の上下を考えると歌いやすい部類に入ります。

地声最高音の音は毎回のサビとCメロで登場します。
張り上げて出すような最高音となっており、その後ろにはhiA(A4)のロングトーンが配置されていることもあります。
サビやCメロを安定して歌うためには、かなり高音の実力が高くないと厳しいでしょう。

ほとんどの人はキーを下げたほうが無難です。

キー調整は、3つ~4つ下げてみましょう。

一気に中心となるキーが下がります。
最高音もmid2G(G4)に突入し、歌いやすさを感じるでしょう。
高音にチャレンジしてみたい!という人は2つ下げてチャレンジするのもアリですね。

地声最低音はmid1E(E3)なので余裕はあります。
加えてこの最低音は一瞬しか登場しません。
よく出現する最低音はBメロのmid1F(F3)ですね。
低音部分にはかなり余裕があると言えるでしょう。

音程難易度は普通となっています。
全体的にスピードが速く、歌詞を敷き詰めています。
しかし音程は複雑ではなく、合わせやすいです。

早口になる部分もあるものの、しっかりと歌詞と歌い方を覚えれば歌いこなせるでしょう。

以上を考慮して、

総合的な難易度では普通~やや難になると感じました。

GLAYの曲はキー調整がしやすい曲が多めです。
原曲キーでは歌えなくても、調節をすれば何とか手が出せることも多いです。

しかし「MERMAID」はスピードが速く、歌詞をやや敷き詰めている曲です。
このように速いスピードの曲で音程を合わせるには、色々な曲で歌い慣れている必要があります。

余談ですが、単純に音程を合わせることと、曲中で音程を合わせることは難易度が違います。
ボイストレーニングは音程の改善を行います。
しかし、曲中に素早く音程を切り替えていくことはやらないのがほとんどです。

そのため、実際に曲が歌えるようになるには自分の練習量が物を言います。
カラオケでの練習を通じて、こうした曲が歌えるようになっていきましょう!

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