「サバイバル / GLAY」の歌い方【音域】

「サバイバル / GLAY」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「サバイバル / GLAY」の楽曲データ

サバイバル
GLAY
2000/11/29 ¥255

アーティストGLAY
リリース1999/5/19
タイアップアニメ「KAIKANフレーズ」OPテーマ
総合難易度★★★★
音程難易度★★★★☆
地声最低音mid1G(G3)※Aメロで登場
地声最高音hiB(B4)※サビ、ラストサビで登場
裏声最高音なし
スピードBPM158(速い)
ラップなし
サバイバルについて

1999年5月19日にリリースされたビデオシングルです。
ビデオシングルとありますが、要はシングル曲とあまり変わらない認識でOKです。
20年以上前にリリースされたシングルで、さまざまなアルバムに収録されています。

全部で4つのアルバムにも収録されていて、根強い人気が伺えます。
タイアップはありますが、このアニメを知っている人の方が少ないでしょう。
カラオケで誰かが歌っていたり、歌番組で知った人が多いはずです。

YouTubeにてOfficialチャンネルが動画を投稿しています。
ビデオシングルなので、ビデオ付きで歌を聴くことができます。
投稿は10年前で、300万回以上再生されている人気曲です。

ドラムやベースの音が響き渡るロックなナンバーとなっています。
スピードが速く、疾走するように歌唱して行くのが特徴的です。

かなり歌詞を敷き詰めている曲で、GLAYの中でも難易度が高い曲として有名です。
この曲をライブで歌いこなせるTERUさんの歌唱力の高さがよく分かります。

「サバイバル / GLAY」の構成と歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:ラストサビ→アウトロ
歌い方解説
Aメロ

一部がキーが高く、mid2E(E4)を中心とする音程が多めです。
それ以外の部分はキーが低く、地声最低音もこのパートで登場します。
いきなり高音の発声が求められるので苦しくなりやすいですね。

歌詞はやや敷き詰め気味ですが、息継ぎの暇は十分にあります。
余裕を持ちやすいです。さらに音程もそこまで複雑ではありません。
歌いやすい位置に配置されていますね。

フレーズの切れ目の母音の強調具合が特徴的です。
よく原曲を聴いて、どのように力を入れているのかを覚えて真似していきましょう。

母音を伸ばす(強調する)部分以外は子音を強調する発声でOKです。
あまり力を入れずに、歌唱して行くのがポイントですね。

Bメロ

Aメロよりもキーが一段階上がります。
中心に構成されているのはmid2E(E4)とmid2G(G4)の音ですね。
高音が得意な人でも苦しくなりやすいパートです。

歌詞は敷き詰めがちです。
音程変化はそこまで複雑ではありません。
ですが歌い方と歌詞はしっかりと覚えておきましょう。

Aメロ時よりも力を入れて歌唱していきます。
歌唱の切れ目が分かりやすいので、そこでリズムを取るようにしましょう。
流れるように歌唱するのがポイントです。

サビ

かなりキーが高めに設定されています。
中心に構成されているのはmid2E(E4)やmid2G#(G#4)などですね。
地声最高音も登場し、Bメロよりも一段階キーが上がるイメージです。

歌詞の敷き詰め具合はかなり激しく、早口で歌わなければならない部分もあります。
音程変化はほとんどありませんが、舌が回るかが問題ですね。
ここまでキーが高いと、音程が簡単でも苦しくて少しは外してしまうでしょう。

高音ながらも余裕のある発声が求められています。
張り上げる部分が多いので、そこは叩きつけるような感覚で声を出していくのがおススメです。

早口の部分の歌唱が難しいので、子音を意識して歌唱します。
またアクセントをつける部分があるので、そこでリズムを取るようにしましょう。
アクセントをつけることで、らしさも出てきます。

Cメロ

ありません

ラストサビ

転調も繰り返しもありません。
しかし、最後にはアウトロが用意されています。
アウトロは4フレーズから構成され、ラストサビをロングトーン多めにした形になっています。
高音でのロングトーンが多く、一気に喉にダメージを与えてきます。

高音が続きますが、苦しい印象を周りに持たせてはいけません。
軽い調子で歌唱をしていく必要があります。
1番2番のサビが歌えているのなら問題はありません。
リズムに乗って歌いきってしまいましょう。

カラオケで歌う場合の「サバイバル / GLAY」の総評

曲中での音域はmid1G(G3)~hiB(B4)とやや狭めです。
地声の最高音がhiB(B4)で裏声は使われていません。

男性の平均的な音域から考えると大きく上にずれています。
中心に使われている音が高く、ほとんどの男性は高い印象を持つでしょう。

AメロBメロでさえ、頻出するのがmid2E(E4)の音なのも厳しいところです。
一瞬なら余裕でも、連発されると高音が得意でも厳しさを感じるでしょう。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

AメロBメロサビといったパートの中では音域はそこまで頻繁に変化しません。
音程も緩やかに移動するので、高低差が激しいパートはありません。
音域的な意味では歌いやすい曲です。

各パートで、次第に平均音域が上がっていきます。
AメロよりもBメロの方が高く、Bメロよりもサビの方が高いです。

ほとんどの人はさらにキーを下げたほうが歌いやすくなるでしょう。

キー調整は、「♭2」くらいがおススメです。カラオケではこれで元の曲のキーから4つ下げたことになります。

これで中心となる音がmid2C(C3)になります。
さらに地声最高音のhiB(B4)付近にある音もmid2F#(F#4)まで下がるので余裕が生まれます。
ちなみに最高音もmid2G(G4)まで下がります。

地声最低音はもともとmid1G(G3)と高めです。
そのため、カラオケでキーを「♭2」に設定しても低音部分に余裕があります。
mid1D#(D#3)くらいの音であれば、最低音としている曲は他にも多いです。

音程難易度はやや難となっています。
全体的にスピードが速く、早口で歌う部分もあります。
舌が回るかどうかが問題で、歌えないと音程を合わせられません。

しかし、音程変化そのものはそこまで激しくはありません。
しっかりと歌い方と歌詞を覚えて、キー調整をすれば合わせることはできます。
カラオケで練習した成果がそのまま反映される曲ですね。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや難~難になると感じました。

キーを下げても音程は難易度が高めです。
少なくともカラオケで練習をしないと太刀打ちできない難しさです。

キーも全体的に高く、もしもキー調整をしないなら難易度は上がります。
原曲と同じキーで歌おうと思う場合は難易度は最高クラスになるかと思われます。

とても難しい曲ですが、周りもそれを分かってくれます。
歌えば周りから「よくこれ歌えるね!?すごい!」という言葉も引き出せるでしょう。

なのでカラオケで注目されたい人向けの曲でもあります。
歌っていて楽しいという点もあるので、練習する価値は高いと言えるでしょう。

もしも気に入った場合はぜひともチャレンジしてみてください。

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