「月光花 / Janne Da Arc」の歌い方【音域】

「月光花 / Janne Da Arc」について歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「月光花 / Janne Da Arc」の楽曲データ

月光花
Janne Da Arc
2005/06/15 ¥255

アーティストJanne Da Arc
リリース2005/1/15
タイアップアニメ「ブラックジャック」OPテーマ
総合難易度★★★☆☆
音程難易度★★☆☆☆
地声最低音mid1F#(F#3) ※Aメロ、Bメロで登場
地声最高音hiA(A4) ※サビで登場
裏声最高音なし
スピードBPM102(標準的な速さ)
ラップなし
月光花について

2005年1月15日にリリースされたシングル曲です。前作「Love is Here」から約2か月ぶりのリリースになります。アニメ「ブラックジャック」のOPテーマにも起用されました。

オリコンで週間2位の好成績を記録しています。Janne Da Arcの知名度を一気に上げた曲ですね。売上枚数も全シングル中1位となっています。

YouTubeにて公式チャンネル(avex)がPVを投稿しています。
2019年1月に投稿されましたが、すでに再生回数は10万回に迫る勢いです。落ち葉の散らばる森の中で演奏するJanne Da Arcのメンバーが特徴的です。

こういったPVではボーカルは立って演奏するのが主ですが、このPVではボーカルのyasuさんは座って歌唱しています。こちらも珍しいと言えるでしょう。

Janne Da Arcの曲としてはバイオリンを前面に押し出した伴奏が珍しいナンバーです。PVを見ると分かりますが、イントロからバイオリンの音が響きます。

曲調としてはバラードですが、サビは大きく盛り上がり、壮大なイメージを作り上げます。Janne Da Arcの曲として考えると珍しいジャンルの曲です。ですが完成度は高く、メロディとyasuさんの歌声がよく耳に残ります。

「月光花 / Janne Da Arc」の構成と歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ

Aメロにもかかわらず、mid2D(D4)やmid2C#(C#4)の音が登場します。一方で地声最低音も登場するので、音域はやや広めです。地声最低音はmid1F#(F#3)なので、約1オクターブ変化することになります。

スピードはゆったりとしていて、歌詞も敷き詰めていません。音程変化もそこまで複雑ではないので、合わせる余裕は十分にあります。

力を入れないリラックスした発声を意識します。安定した発声ができるとなお良いですね。高音部分がそこまで登場するわけではありません。軽く口ずさむような感じで歌唱して行くのがおススメです。

歌詞の切れ目は多く、休憩する時間も十分にあります。しっかりと息継ぎを行い、次のフレーズの準備をするようにしましょう。

Bメロ

音域はAメロとほとんど変わりません。mid2D(D3)やmid2C#(C#4)の音が登場します。Aメロと同じく、地声最低音も登場します。サビ前にキーが上がる部分があり、ここで一瞬のみmid2F#(F#4)が登場です。

Aメロよりは歌詞を敷き詰めるようになります。とはいえ歌詞の切れ目は長く取られていますし、歌唱の余裕は十分にあります。音程変化もAメロと同じく複雑ではありません。歌いやすいパートですね。

発声の強さはAメロと同じくらいです。ここでも口ずさむようにフレーズを歌いこなしていきたいですね。高音部分がサビに移行する前にありますが、ここでも力を入れずに発声しています。

Aメロよりも歌詞を敷き詰めてはいるものの、しっかりと切れ目があります。切れ目の時間は短いですが、息継ぎを行い、リズムを取っていきましょう。

サビ

全体的にキーが高くなります。mid2G(G4)や地声最高音が登場します。一部低音部分もありますが、ほとんど高音と考えて問題ありません。

低音部分へは緩やかに入っていきます。しかし事前に高音を出しているので、そこからの低音は少し歌いにくさを感じるかもしれません。

歌詞の敷き詰め具合はAメロBメロとあまり変わりません。1音1音の発声は長く、音程を合わせる余裕は十分です。音程変化も複雑ではありません。高音の維持の方に力を入れていきたいですね。

全体的に強い発声へとシフトします。低音、中音、高音全てにおいて力強く、安定した発声を心がけましょう。ただし高音部分は無理やり出すのではなく、余裕がありつつ、安定した発声だとらしさが出ます。

サビの高音になっても力の入れ具合を調整します。ただ出せばよいというわけではないので、難しさを感じるでしょう。なので高音に関してはかなりの実力を持っている必要がありますね。

息継ぎをする部分と、息継ぎを行わない切れ目の部分があります。息継ぎを行わない切れ目はフレーズの途中にあるので、見失いやすい部分です。しかし、ここでリズムを取りつつ、気持ちをリセットして行けると良いです。意識してみましょう。

Cメロ

最後のみ高音で、それ以外は低音が続きます。地声最低音を始めとして、mid2A(A3)のロングトーンが登場します。曲中唯一の低音域帯と言えるでしょう。

ただし最後はラストサビへと向かうのでキーが一気に高くなります。出てくるキーもmid2F#(F#4)まで上がります。

これまでと同じく、歌詞を敷き詰めていません。音程変化も激しくなく、歌いやすいパートです。ただしCメロ全てを通してキーが低いので、低音が苦手だと歌いにくさを感じるかもしれません。

低音ながらも安定した発声を意識して歌唱していきます。かなり芯のある低音を出していて、低音が苦手だと苦しさを感じるかもしれません。重く響くような低音、というのが正しい表現かもしれませんね。そのため声量はおさえずに歌唱していきましょう。

歌詞の切れ目、および母音伸ばし共に多いパートです。リズムは取りやすく、歌いやすいパートだと感じるでしょう。低音が苦手な場合は、低音の維持に力を注いでみてください。

ラストサビ

繰り返しはありますが、転調はありません。

カラオケで歌う場合の「月光花 / Janne Da Arc」の総評

曲中での音域はmid1F#(F#3)~hiA(A4)とやや広めです。
地声最高音はhiA(A4)で、裏声は使用されていません。

音域的には、男性の平均声域から考えるとやや上に突き抜けています。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

中心となる音が曲全体を通して高めです。Aメロからmid2D(D4)の音が登場しますし、Bメロではmid2F#(F#4)も登場します。AメロBメロサビが高く、Cメロが低い形になります。パート内部で急激に音域が変わることはありません。

地声最高音はhiA(A4)で、サビで毎回登場します。
hiA(A4)はやや高音ながらも、出せる人も多いキーです。ですが問題は、このキーをギリギリ出せるくらいだと表現が厳しい、ということです。

というのも、聴けばわかるのですが、地声最高音含めてそこまで強い発声をしていません。自然に高音を出しているように聴こえます。

Janne Da Arcのボーカルのyasuさんはさらに高音も出せるので、hiA(A4)は彼にとってやや余裕のあるキーです。そのため、「月光花」を歌いこなすには地声最高音をやや余裕をもって出せる程度の実力が必要になります。

流石にhiA(A4)を余裕をもって出せる人は少ないと思います。なのでよほど高音に自信がなければ、キーを調節したほうが無難だと言えますね。

キーを下げる場合、1つ~2つ下げてみましょう。

これで最高音がmid2G(G4)くらいまで下がるので歌いやすくなります。同時にmid2F#(F#4)のロングトーンもmid2E(E4)くらいまで下がりますね。一気に歌いやすくなると思います。

地声最低音はmid1F#(F#3)です。
2つ下げてもmid1E(E3)です。かなり低音が不得意だと苦しさを感じるかもしれません。しかし、低音域の余裕はあるので、一度下げて様子を見てみるのが良いでしょう。

音程難易度はやや易となっています。
とても簡単とは言いませんが、かなり音程を合わせる余裕はあります。変化もそこまで激しくないので、しっかりと練習すれば歌いこなせるでしょう。

スピードも速くはないので、歌い慣れていない人でも歌いやすさを感じるはずです。キー調節をしてしまえば、練習もしやすいでしょう。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや易~普通になると感じました。

Janne Da Arcの曲は難易度が高い曲が多いのですが、「月光花」は難易度は高くはありません。もちろんキー調整をすることが前提です。しない場合は難易度が上がります。

曲全体を通して歌いやすく、音程も合わせやすい曲です。余裕も十分にありますし、歌い慣れていない人でも練習次第でマスター可能と言えるでしょう。

知名度もかなり高く、カラオケではPVも流れます。周りはほとんどの人が知っていると思ってOKです。中盤から終盤にかけて選ぶと、周りをしんみりした気持ちにさせることができるでしょう。

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