「Teenager Forever / King Gnu」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
「Teenager Forever / King Gnu」の楽曲データ
Teenager Forever
King Gnu
2019/12/20 ¥255
アーテイスト | King Gnu |
---|---|
リリース | 2019/12/20 |
タイアップ | ソニー「イヤホン、ウォークマン」CMソング |
総合難易度 | ★★★★☆ |
音程難易度 | ★★★★☆ |
地声最低音 | mid1C#(C#3)※サビで登場 |
地声最高音 | hiA#(A#4)※曲中で多く登場 |
裏声最高音 | hiB(B4)※アウトロで登場 |
スピード | BPM115(標準的な速さ) |
ラップ | なし |
2019年12月20日に配信限定でリリースされました。
CMソングに起用されていたので、知名度は高めです。
後にアルバムにも収録されています。
YouTubeにはOfficial Music Videoが投稿されています。
King Gnuのメンバー全員に100万円づつ渡し、その使い道を撮影したものになっています。
MVとしてはかなり珍しい部類に入りますね。
タイトルは英語で「10代よ、永遠に」という意味です。
歌詞にも10代の少年少女に向けたメッセージが多く含まれています。
「白日」で知名度を一気に上げたKing Gnuですが、この曲はかなりアップテンポな曲です。
スピードが速く、流れるようにメロディが流れてきます。
そのため歌唱難易度もなかなかに高い作品です。
カラオケでは周りと一緒に盛り上がりやすい曲ですね。
周りに知っている人が居れば、一緒に歌うのも良いでしょう。
「Teenager Forever / King Gnu」の構成と歌い方について
- 1番:イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ
- ラスト:ラストサビ→アウトロ
音域、音程、歌い方はAメロと同じです。
Aメロの欄で詳細に説明します。
音域の変化が激しいです。
低音部分はmid1F(F3)、高音部分は地声最高音のhiA#(A#4)まで上がります。
急激な音域の変化が多く、低音高音どちらも高い実力が必要です。
スピードがやや速く、歌詞も敷き詰めがちです。
音程を合わせる余裕はなく、細かい部分を外しやすくなっています。
発声に関しては力を入れています。
低音も高音も力強く、安定した発声を意識しましょう。
スピードが速いですが、母音をわずかに伸ばしている部分があります。
1音1音の長さがバラバラなので、歌い方をしっかりと覚える必要があります。
歌い方に関しては一番難しいと言えます。
一気にキーが低くなります。
mid1F(F3)の低音から、上がってもmid2C(C4)くらいまでです。
低音が続くパートとなっています。
Aメロと同じくスピードが速く歌詞を敷き詰めています。
音程変化も細かく、一部を外しやすいですね。
歌詞の切れ目は多く、息継ぎを起こすようなことはありません。
流れるように歌唱することを求められています。
歌っている人が違うので当然ですが、力の入れ具合が異なります。
Bメロは低音が中心で、力を入れないリラックスした発声をしています。
母音を強調しない歌唱が特徴的です。
この部分に関しては子音を意識しながら歌唱していきましょう。
切れ目が多い場所です。
息継ぎをしていない切れ目もあるので、どこが切れ目なのかを見つけるのがおススメですね。
Aメロ同様に音域の変化が大きいです。
前半にmid2F(F4)の高音が来たかと思えば、急に地声最低音mid1C#(C#3)まで落ちたりします。
その後上がってmid2G(G4)まで到達したりと、低音高音の頻度が激しいですね。
AメロBメロと同じくほぼ早口で歌う必要があり、音程変化も細かい変化が多いです。
それゆえに外しやすい部分も多めとなっています。
全体的に見ると緩やかに変化していますが、本当に細かい部分で変化があるので音程難易度は高めですね。
かなり強めの発声を心がけましょう。
その中に安定感があるとなお良しです。
少し叩きつけるような感覚で声を出していくとらしさがでます。
最初の3音は力を入れて発声し、リズムを取ります。
その後は流れるように歌唱をしていきます。
流れるように歌う部分ではアクセントをあえて行わないようにしましょう。
ありません。
ラストサビ、アウトロで転調が発声し、どちらも半音上がります。
アウトロはAメロと同じ音程配置です。
どちらも音域の変化が激しく、地声最低音mid1C#(C#3)から地声最高音hiA#(A#4)まで広く変化します。
一瞬の低音や高音ではなく、頻発するのがいやらしいところです。
最終的には地声最高音のhiA#(A#4)のロングトーンも登場します。
またアウトロでは裏声の最高音であるhiB(B4)が一瞬ですが登場します。
ラストサビはサビと歌い方は変わりません。
しかしアウトロは歌い方が変わります。
Aメロは力を入れて歌唱していましたが、アウトロでは力を抜いて歌唱します。
そのため地声最高音も力を抜いたリラックスした発声になります。
無理やり出すような発声にならないように注意しましょう。
カラオケで歌う場合の「Teenager Forever / King Gnu」の総評
曲中での音域はmid1C#(C#3)~hiB(B4)とやや広めです。
地声最高音がhiA#(A#4)で、裏声最高音はhiB(B4)です。
低音、高音ともに男性の平均的な音域をオーバーしています。
パート内部で、音域が激しく変化します。
ほぼすべてのパートが低音と高音から構成されています。
そのため音域的には難易度が高い曲です。
地声最高音はhiA#(A#4)ですが、イントロ、Aメロ、ラストサビ、アウトロと頻出です。
かなり登場頻度が多く、イントロから登場するためにいきなりの高音となります。
少なくとも別の曲で何曲か歌唱して喉を温めてからこの曲を歌ったほうが良いでしょう。
裏声最高音はhiB(B4)で、こちらはアウトロにのみ登場です。
地声最高音と違い、一瞬しか登場しません。
裏声部分を考慮すると、歌いやすくするにはhiA#(A#4)の音をどうするかですね。
これで地声最高音がmid2G(G4)付近になり、歌いやすくなると思います。
ただし、地声最低音はmid1C#(C#3)なのであまり余裕はありません。
3つ下げるとmid1A(A2)なので苦しさを感じるかもしれません。
低音部分も多いので、低音が苦手だと逆に低すぎるかもしれません。
下げると低すぎますし、そのままだと高い、キー調整はややしにくいと言えるでしょう。
音域の広さが難易度を上げていますね。
音程難易度はやや難になります。
音程配置も難しく、スピードも速い、歌詞も敷き詰めていて難しい尽くしです。
少なくとも音程を合わせる余裕はありません。
ただ、歌いにくいというわけではありません。
ある程度歌詞と歌い方を覚えてしまえば、流れに任せて歌うだけでそれなりに音程は合わせられます。
家やカラオケでどれだけ歌う練習をしたかが問われますね。
少なくとも日ごろ聴いているくらいで歌いこなせるレベルではありません。
しっかりとした練習をしなければ、そもそも満足に歌うこともできないでしょう。
練習の量が結果に結びつく曲です。
以上を考慮して、
音域、音程、スピード、色々なものを考慮すると難易度はなかなかに高めです。
ある程度歌い慣れている人でも、やや苦戦する難易度です。
最低限でも歌詞と歌い方は覚えておく必要がありますね。
また音域が広いゆえにキー調整をしにくいのも問題です。
King Gnuの作品自体、キー調整がしにくい傾向が強いのですが……。
そのため練習をしにくくなっています。
カラオケで歌いこなしたいならば、以下の手順がやりやすいかなと思います。
- この曲の歌詞と歌い方を覚える
- 別の曲(スピードが速く、キーが低い曲が望ましい)の練習を行う
- この曲の自分に合ったキーを探す
- この曲の練習をする
曲自体の難易度は高いですが、このようにしっかりと手順を考えて練習すれば手が届くレベルです。
諦めずに、チャレンジをしてみてください。