「ここにしか咲かない花 / コブクロ」について歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
「ここにしか咲かない花 / コブクロ」の楽曲データ
ここにしか咲かない花
コブクロ
2005/05/11 ¥255
アーテイスト | コブクロ |
---|---|
リリース | 2005/5/11 |
タイアップ | ドラマ「瑠璃の島」主題歌 |
総合難易度 | ★★★★☆ |
音程難易度 | ★★☆☆☆ |
地声最低音 | mid1C#(C#3) ※Aメロ、サビで登場 |
地声最高音 | hiA#(A#4) ※サビで登場 |
裏声最高音 | なし |
スピード | BPM78.5(標準的な速さ) |
ラップ | なし |
2005年5月11日にリリースされたシングル曲です。オリコンは週間2位の好成績を獲得していて、コブクロの知名度を上げた曲です。最終的には累計売上40万枚を突破しています。
YouTubeにて公式チャンネルが音源を公開しています。
音源のみですので、映像は変わりません。それでも、最後まで音楽を聴けるのは良い点です。
曲はドラマを意識したものになっていて、歌詞には沖縄の方言なども含まれています。当時のドラマを見ていた人には記憶に鮮明に残っている曲だと思います。
「ここにしか咲かない花 / コブクロ」の構成と歌い方について
- 1番:Aメロ(2回)→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:Cメロ→ラストサビ
- 高音:mid2F
- 低音:mid1D
- 音程:やや易(音程変化が単調で、歌いやすい)
力を抜いて、リラックスした歌声で歌唱していきます。囁くような優しい声での歌唱がおススメです。
スピードがゆっくりで歌詞と歌唱の切れ目も一致しています。余裕はかなりあるので、落ち着いて歌唱ができます。
- 高音:mid2F
- 低音:地声最低音mid1C#
- 音程:普通(Aメロと同じく歌いやすいが、急激に変化する部分あり)
発声に関してはAメロと同じです。ただしAメロと違って母音を伸ばす場所が多くなっています。母音を強調した歌い方をすることで、感情を込めた歌い方ができます。意識して行きたいところです。
BメロもAメロと同じくゆったりとして余裕があります。ていねいな歌い方を心がけて、サビへと向かっていきましょう。
- 高音:地声最高音hiA#
- 低音:mid1F#
- 音程:普通(変化はやや単調だが、歌詞を敷き詰めている部分あり)
導入はAメロBメロと同じく、優しい歌声で入っていきます。しかし中盤からは高音が続出し、この部分では力を入れたしっかりとした歌い方で歌唱していきます。その後終盤ではまた優しい歌声へと戻るので、表現が難しいパートです。
序盤は優しく、中盤は力強く、終盤はまた優しくという流れを覚えておきましょう。ペースはゆったりとしていますが、歌詞はやや敷き詰め気味です。また切れ目は多いのですが、高音が連続するので苦しさを感じるでしょう。
高音の維持や表現に夢中になっているとリズムを外しやすいです。しっかりとメロディや歌い方を覚えて、歌いこなしたいですね。
- 高音:mid2F
- 低音:mid1G#
- 音程:易(変化がほとんどなく、歌いやすい)
音程の変化がほとんどなく、同じようなフレーズを繰り返します。キーは低いので歌いやすいパートです。歌い方としては、Aメロよりも力を抜いて、囁くような歌い方がおススメです。
あまり力を入れすぎるとAメロとほぼ同じになってしまうので、曲中でもっとも繊細な歌い方をするように心がけましょう。
- 繰り返し:あり
- 転調:なし
転調はないものの、繰り返しがあります。サビにおける中盤、つまり高音部分が多めに繰り返されます。そのため歌い方もかなり力強いものになり、もっとも感情を込めるパートです。
強く、叩きつけるような歌い方をすることで、「ここにしか咲かない花」の歌唱を終えていくと、らしさが出てくるでしょう。
カラオケで歌う場合の「ここにしか咲かない花 / コブクロ」の総評
曲中での音域はmid1C#(C#3)~hiA#(A#4)とやや広いです。
地声最高音がhiA#(A#4)で裏声は使われていません。高音、低音ともに、男性の平均的な音域を少しオーバーしています。
パート内部で、音域は激しく変化しません。高いところは高い、低いところは低いと分かれています。
地声最高音はhiA#(A#4)で、サビで登場します。
曲中を通じて登場回数は3回と少なめです。しかしコブクロにしては高めのキーとなっていて、それ以外にもサビではmid2F#の音が連発します。
コブクロは地声最高音が低い曲が多く、このmid2F#のキーが最高音の曲も多いです。そのため、他の曲が歌えるからという理由でこの曲に手を出すと苦しむことになります。コブクロの曲の中でもキーは高いということを念頭に置く必要があります。
これで地声最高音がmid2G#(G#4)になり、サビで多く登場するmid2F#もmid2E(E4)になります。一気に楽になるのは間違いないです。
一方で、地声最低音はmid1C#(C#3)なので、低音の余裕はありません。
さらにそれよりも1つか2つだけ高いだけの低音も多く登場するので、無視することも難しいです。音域がかなり広いので、高音、低音共にそれなりの実力がないと歌いこなせないレベルになっています。
音程難易度はやや易になります。
歌詞を敷き詰めている部分もありますが、基本的には変化は緩やかで歌いやすいです。スピードがゆったりとしているので、ていねいな歌い方ができるのも良い点ですね。なので高音や低音に意識を割いても、音程を合わせることができます。
ただし原曲を再現するという観点では表現はやや難しいです。各パートでの力の強弱が難しく、さらにサビでは高音を出しながらも、ラストサビとの対比を際立たせる必要があります。mid2F#のキーを出しつつ、サビを80%、ラストサビを100%の力で歌唱するのは難しいと言わざるを得ません。
キー調整もしにくいので、完成度を上げようと思えば思うほど、難易度の高さを痛感する曲ですね。
以上を考慮して、
歌いやすくはあるのですが、かなり広い音域と、高音の方に余裕が必要です。歌ってみた感じですと、地声最高音がhiA#~hiBまで出せる人だと安定して歌いこなせるかなという印象です。やはりサビでの細かい表現をする歌い方が難易度を上げていますね。
聴いてみるとコブクロの曲の中でも簡単に聴こえます。しかし実際に歌ってみると難易度はかなり高めです。前述しましたが、「コブクロの他の曲が歌えるから、歌おう!」と思って歌唱すると火傷します。
歌詞や歌い方をマスターしていない状態で歌いこなせるような曲ではありません。まずは歌詞、メロディ、歌い方を覚えて、その上でカラオケでの練習をすることが大事です。その際は、上記で説明した力の強弱を意識してみてください。