「白い恋人達 / 桑田佳祐」についてカラオケでの歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
「白い恋人達 / 桑田佳祐」の楽曲音域データ
アーティスト | 桑田佳祐 |
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リリース | 2001/10/24 |
タイアップ | コカ・コーラ「No Reason」キャンペーンCMソング |
総合難易度 | ★★★☆☆ |
音程難易度 | ★★☆☆☆ |
地声最低音 | mid1D(D3) |
地声最高音 | mid2G(G4) |
裏声最高音 | hiB(B4) |
スピード | BPM74(やや遅い) |
ラップ | なし |
2001年10月24日にリリースされたシングル曲です。桑田佳祐さんの7枚目のシングル曲で、コカ・コーラ「No Reason」キャンペーンCMソングに起用されました。
2016年にはダウンロード配信が、2019年にはストリーミング配信がそれぞれなされています。
桑田佳祐さんはサザンオールスターズのボーカルを勤めていて、ソロ名義では「波乗りジョニー」とこの曲で累計売上枚数100万枚越えのミリオンヒットを達成しています。
冬の時期に人気の一曲で、当サイトでも冬のテーマソングとして取り上げています。
カラオケで使える「冬」のテーマソングを紹介します!異なるアーティストで18曲紹介し、それぞれに簡単な解説をつけています。同じアーティストで他にも冬をイメージする曲がある場合、そちらも紹介します。今回のキーワードは冬[…]
YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年12月現在、2600万回を突破しています。投稿は2年前ですので、根強い人気が伺える再生回数ですね。
PVは雪の中でピアノを演奏しながら歌う桑田佳祐さんの姿が特徴的で、歌詞だけでなくPVも冬をテーマにしていることがよく分かります。
「白い恋人達」は壮大なメロディを響かせる冬の代表曲です。
「白い恋人達 / 桑田佳祐」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ→Bメロ→Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:ラストサビ→アウトロ
- 高音:mid2C(C4)
- 低音:地声最低音mid1D(D3)
- 音程:やや易
音域はやや狭く、地声最低音がこのパートで登場します。キーはmid1D(D3)と高めではあるのですが、中音域から一気に下がり、そしてまた一気に上がるので少し合わせにくさを感じるかもしれません。
音域の狭さからも分かるように、音程の変化は最低音の変化を除いてあまり激しくなく、合わせやすい位置に配置されています。スピードも遅く、息継ぎ、およびバーを見て合わせる余裕も持てるでしょう。
声量をセーブして歌唱していきます。この曲はサビで一気に盛り上がる曲ですので、なるべく感情と抑揚をおさえて歌唱していくのがおススメです。ロングトーンが多めですので、力を抜きすぎて息切れしないようにだけ注意しましょう。
また、2番のAメロに関しては、1番のサビに引っ張られる形でやや力を入れて歌唱すると、曲全体でもメリハリがつくのでおススメです。
- 高音:mid2F#(F#4)、裏声mid2G(G4)
- 低音:mid1F#(F#3)
- 音程:やや易
音域はAメロよりは広くなるものの、ほぼ1オクターブに収まります。このパートで注目すべきは裏声が登場することですね。
裏声は一瞬の発声で、すぐに地声へと戻ってしまいます。張り上げて出す裏声となっているので、裏声に切り替えたらすぐに戻すのが良いですね。
Aメロよりは音程が難しくなりますが、依然として合わせやすい位置に配置されています。音程よりもここは裏声の発声に注意していきましょう。
やや力を入れて歌唱します。ただしこの後にサビが待っていますので、Aメロよりも力を入れつつ、サビよりは入れないぐらいの加減がベストです。地声と裏声部分で聴こえ方が同じくらいになるくらいの声量を意識してみてください。
ちなみにBメロに関しては2番になっても声量は調整せず、そのまま歌唱して問題ありません。
- 高音:地声最高音mid2G(G4)、裏声mid2G(G4)
- 低音:mid1G(G3)
- 音程:普通
音域は狭くなるものの高音域が頻出するようになります。
地声最高音が登場し、サビの最初から登場です。キーそのものは高くないのですが、そのキーを維持したまま次第にキーを下げていくような音程配置になっていて、安定した発声が求められています。
裏声も使用されていて、キーが低いのが特徴です。慣れていない場合、裏声でキーが低すぎると、逆に出しにくく感じますので注意が必要です。地声でも問題はないのですが、抜けていくような裏声であるために、力のある地声を入れるとイメージが損なわれる恐れがあることだけ注意です。
音程に関しては継続して合わせやすくはあるのですが、フレーズが長くなり、息継ぎまでの発声の時間が長くなることに注意です。しっかりと曲の切れ目で息を吸って、息切れを起こさないように注意しましょう。
長いフレーズを上手に歌うコツなのですが、一つの文として考えるのではなく、自分なりに切れ目を入れて歌唱していくとアクセントが際立ちやすいです。実際に切るのではなく、意識をするだけでも変わってきます。原曲を聴いて、サビの始まりをどのように切っているのかを把握してみると良いでしょう。
3文字か4文字で切っているのが分かれば、それを再現することを意識してみてください。
- 高音:地声最高音mid2G(G4)、裏声最高音hiB(B4)
- 低音:mid2C(C4)
- 音程:普通
ラストサビの後に追加されているパートです。他のどのパートとも似ていないのでアウトロとして表記します。
音域は狭いのですが、曲中での高音域がここに集中していて、地声最高音と裏声最高音が登場します。地声最高音に関しては、曲の最後のロングトーンがそれに該当していて、最後まで気が抜けなくなっています。
裏声最高音に関しては一瞬だけ登場し、すぐに地声に戻る形となっています。発声時間は短いですが、ここも一つの見せ場ですので、声が裏返ることなく完璧な裏声を出していきたいところです。
歌いやすい位置に音程は配置されていますが、階段状に下がる特徴的な配置をしているので少し歌いにくさを感じるかもしれません。とはいえ、外しやすいというわけではないので、歌い方を再現すればしっかりと合わせられるでしょう。
カラオケで歌う場合の「白い恋人達 / 桑田佳祐」の総評
曲中での音域はmid1D(D3)~hiB(B4)と標準的な広さです。
地声最高音はmid2G(G4)で、裏声最高音がhiB(B4)です。男性の平均的な音域から考えると、地声、裏声ともに平均的な音域となっています。
曲を通しての音域から分かるように、各パートでの音域も狭めです。多くの曲と比較しても、歌いやすい曲となっています。
地声最高音はmid2G(G4)で、サビとアウトロで登場します。
登場頻度がかなり多く、更にそれに準ずるキーも多く登場します。ただmid2G(G4)は男性からしてもやや余裕があるキーで、カラオケで歌い慣れている人ならば出せる人も多いはずです。
曲中に裏声を使用する機会が多いことも考慮すると、高音域に関してはそこまで苦を感じることもないのではないでしょうか。以上を考慮して
地声最低音はmid1D(D3)です。
Aメロで登場し、男性の平均的な低音域ギリギリですが、登場頻度は少なめです。一気に下がって上がる音程配置をしていますが、極端に合わせにくい配置ではないです。
キー調整をしない場合はもちろんのこと、多少した場合でも低すぎて苦しさを感じることはないと思われます。
裏声最高音はhiB(B4)となっています。
アウトロで登場し、一瞬しか登場しません。ちなみにhiB(B4)は男性の裏声の音域からするとやや余裕があるキーですので、他の曲で裏声を出し慣れている人からすれば特に問題はないと思われます。
今まで裏声が苦手だったという人には、練習用としてオススメもできますね。曲中には裏声が多く使われていて、そのほとんどがmid2G(G4)と低いキーなのも練習に向いている点です。
音程難易度はやや易~普通となっています。
音程変化は絶えずありますが、急激な変化が少なく、とても合わせやすい配置をしています。ペースもゆったりとしているので落ち着いて歌唱もできます。
ただサビの最初のフレーズに関しては長いために注意が必要です。事前にしっかりと息を吸って、息切れを起こさないように注意しましょう。
以上を考慮して、
「白い恋人達 」は音域が男性からすると丁度よく、それでいて難易度の高くない裏声も使われている良曲です。カラオケで練習を始めてしばらくして、レベルアップしたい!という人におススメの1曲ですね。
しみじみとした雰囲気からサビでの壮大な雰囲気を演出するのは表現力の練習にもなりやすく、カラオケで周りの目を集める実力づくりには持ってこいです。
気に入った場合にはぜひとも練習をしてみてください!