Mrs.GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)の大ヒットシングル「青と夏(あおとなつ)」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
「青と夏 / Mrs.GREEN APPLE」の楽曲音域データ
アーティスト | Mrs.GREEN APPLE |
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リリース | 2018/8/1 |
タイアップ | 映画「青夏 きみに恋した30日」主題歌 |
総合難易度 | ★★★★☆ |
音程難易度 | ★★★☆☆ |
地声最低音 | mid1D#(D#3) |
地声最高音 | hiC#(C#5) |
裏声最高音 | hiE(E5) |
スピード | BPM185(速い) |
ラップ | なし |
2018年8月1日にリリースされたシングル曲です。Mrs.GREEN APPLEの7枚目のシングル曲で、映画「青夏 きみに恋した30日」主題歌に起用されました。
「インフェルノ」「点描の唄 (feat. 井上苑子)」と同じく大ヒットしている1曲で、Mrs.GREEN APPLEの代表曲ともいえる1曲です。
YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2023年6月現在、1億2000万回を突破しています。公式チャンネルの中では大ヒットした「インフェルノ」に次ぐ第2位の再生回数を誇っています。
ストーリー性のあるPVとなっていて、さまざまな人の背景をうかがい知れながら楽しめる作品となっていますね。
「青と夏」は非常にアップテンポな調子で進んでいく、ノリノリで歌えるナンバーです。
「青と夏 / Mrs.GREEN APPLE」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:Cメロ→ラストサビ
- 高音:mid2F#(F#4)
- 低音:地声最低音mid1D#(D#3)
- 音程:やや易
音域はやや狭く、地声最低音がこのパートで登場します。最低音の登場頻度は少ないですが、それに準ずるキーが多めとなっています。とはいえキーそのものは高めですので問題はないでしょう。
音程の変化はあまり激しくなく、歌いやすくなっています。ただしスピードが速めですので、リズムに乗って音程を合わせていきましょう。
Aメロですが、やや声に力を入れて跳ねるような軽快なリズムで歌唱して行きます。前半でしっかりとした歌声を意識して、後半の低音地帯ではやや声を抑えつつ、穏やかにフェードアウトすることを意識しましょう。
また一番のではAメロ後半のキーが上がりますが、二番では低音のままBメロへと移行します。注意してください。
- 高音:地声最高音hiC#(C#5)、裏声最高音hiE(E5)
- 低音:mid2B(B3)
- 音程:普通
音域は相変わらず狭めですが、高音域が頻出するようになります。このパートで地声最高音と裏声最高音が登場です。地声に関しては、準ずるキーも多いので、このキーが安定して出せることが求められています。
裏声に関しては低めの地声から一気にシフトして出す形になっていて、こちらも地声同様にそれなりに高いレベルが求められていると言えます。
音程は階段状の配置が多くなり、合わせやすい印象です。ただ高音が連発するので、維持しつつ合わせる分難易度はAメロよりは上がります。
全体的にキーが高めで、かなりカラオケで歌い慣れている人でも厳しさを感じるパートです。スピードは速すぎはしないのですが、高音を維持してリズムに乗るのが難しいですね。
体全体でリズムを取りながら歌唱すると良いでしょう。また短くはありますが地声、裏声どちらの高音の前にもブレスをする場所があります。ここで息を吸いつつ、高音への心の準備をするのがおススメです。
なお2番のサビに関しては1フレーズだけ追加されているので、戸惑わないように要注意です。
- 高音:hiB(B4)、裏声hiC#(C#5)
- 低音:mid2B(B3)
- 音程:普通
音域はサビと同じような高音域に固まっています。全体的にキーが高く、裏声も登場する難所の一つですね。
裏声はサビのモノとは違い、長めの発声となっています。しっかりとした裏声となっているのが特徴で、加えてその状態から地声へシフトするタイミングが難しくなっています。音域的には難易度は高めと言えますね。
張り上げて歌う箇所が多い関係上、音程に関しては上下に動くものが多くなっています。とはいえ意地悪な配置というわけではなく、しっかりと覚えて歌唱すればある程度は合わせられる難易度です。
Bメロとありますが、サビと思ってもらって問題ありません。事実音域も高音の頻出振りも似通っています。基本的には力を入れて歌唱し、地声、裏声高音部分では高らかに歌い上げることを意識しましょう。
ブレスのタイミングがなかなかにシビアですので、息継ぎの管理はサビ以上にしっかりと行う必要がある、というのも覚えておくと良いですね。
- 高音:地声最高音hiC#(C#5)、裏声hiA(A4)
- 低音:地声最低音mid1D#(D#3)
- 音程:普通
音域はやや広くなり、前半には低音域が、後半には高音域が集中しています。音域の難易度としては難しめです。
音程の変化は緩やかですが、スピードが速いことと歌詞を敷き詰めていることが相まって難易度はやや高めといったところ。
歌い方に関しては、前半後半で大きく分かれます。前半は低音部分が多く、なるべく声量を落として歌唱していきましょう。後半部分との差を演出すると考えて箇所するとらしさがでます。
また裏声は前半部分に使われています。この裏声に関してもこれまでのような力強いものではなく、芯ははっきりとしているものの力を抜いた綺麗な裏声となっています。
一方で後半は全てが地声から成り、前半とは違って力強い歌声が響き渡ります。地声最高音も登場しますので、力の限りに歌い上げてラストのサビへと繋いでいきましょう。
- 転調:なし
- 繰り返し:あり
転調はしませんが、繰り返しはあります。これまでの歌唱で喉に相当なダメージが溜まっていると思いますが、頑張って歌いきりたいところです。
さらに繰り返し部分ではわずかに転調し高音が多くなるだけでなく、最後にフレーズも追加されています。高音の維持に全力を使いながら歌っていくことが大事なのは言うまでもありません。
カラオケで歌う場合の「青と夏 / Mrs.GREEN APPLE」の総評
曲中での音域はmid1D#(D#3)~hiE(E5)とかなり広いです。
地声最高音はhiC#(C#5)で、裏声最高音がhiE(E5)です。男性の平均的な音域から考えると、上に大きく広がっていると言えます。
曲を通しての音域は広いですが、各パートでの音域はまちまちです。ただ全体的に音域は集中している印象で、急激なシフトなどは見受けられません。どちらかといえば歌いやすい部類には入ります。
とはいえ高音の難易度はかなり高く、地声最高音はhiC#(C#5)で、サビとCメロで登場します。
張り上げて出す形が多いのですが、これに準ずるキーも多く登場します。全体的な高音の頻度を考えると、このキーをやや余裕をもって出せるくらいの高音のレベルは求められていると言えるでしょう。
当然ですが、このキーは男性の平均的な最高音を優に超えていますので、高音が得意な人以外はキーを下げた方が無難です。その際は
これで地声最高音がmid2G(G4)~mid2G#(G#4)になりますので、かなり楽になると思われます。とはいえ下げすぎていることは否めませんので、音程の難易度が逆に上がる可能性もあります。
地声最低音はmid1D#(D#3)です。
男性の平均的な低音域ギリギリで、登場頻度もやや多いです。このキーを-6するとmid1Aまで下がってしまい、男性であっても低いなと思える程度まで落ちてしまいます。
「青と夏」は音域がかなり広めに設定されていて、かつ低音部分にそこまで余裕がありません。ですが高音の方が難易度が高めですので、多少低音を無視してでもキーを調節することを推奨します。
裏声最高音はhiE(E5)となっています。
サビで登場し、こちらも男性の平均的な裏声の高さを優に超えています。
また裏声はBメロやCメロでも登場し、各パートでも述べましたが出し方がそれぞれ異なっています。使い分けが難しいのはもちろん、そもそも多種多様な裏声を出せる必要があるので、こちらも高いレベルを求められていると言えますね。
音程難易度はやや易~普通となっています。
音程変化は絶えずありますが、急激な変化が少なく、リズムに合わせて歌うと音程が合いやすいです。メロディーも覚えやすいですね。
疾走感のあるナンバーによくありがちな、音程バーを注視しなくても合わせやすい楽曲となっています。歌唱の際には音程よりも高音やブレスに意識を向けると良いでしょう。
以上を考慮して、
「青と夏 」は難易度的には難寄りのやや難といったところでしょうか。広い音域に連発される高音、そして多種多様な裏声の攻略がポイントと言えます。
音程やリズムなどは取りやすい部類に入るのですが、如何せん音域が問題ですね。かなり高音に自信のある歌い慣れた方でないと原曲キーでの歌唱は難しいでしょう。
加えて様々なテクニックを使いこなす必要があることを考えると、カラオケで相当な数歌い込んでいる必要もあると言えます。
難易度こそ高いですが、曲自体はリズムに乗って歌いやすい、ノリノリな曲となっています。カラオケで歌いこなせれば盛り上がること待ちがなしですので、自信がある方はチャレンジしてみてください!