Mrs.GREEN APPLE(ミセス・グリーン アップル)の大ヒットシングル「Soranji(ソランジ)」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
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「Soranji / Mrs.GREEN APPLE」の楽曲音域データ
アーティスト | Mrs.GREEN APPLE |
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リリース | 2022/11/9 |
タイアップ | 映画「ラーゲリより愛を込めて」主題歌 |
総合難易度 | ★★★★☆ |
音程難易度 | ★★★☆☆ |
地声最低音 | mid1C(C3) |
地声最高音 | hiB(B4) |
裏声最高音 | hiF#(F#5) |
スピード | BPM78(やや遅い) |
ラップ | なし |
2022年11月9日にリリースされたシングル曲です。Mrs.GREEN APPLEの10枚目のシングル曲で、映画「ラーゲリより愛を込めて」主題歌に起用されました。
壮大なメロディラインが発売開始から人気だった一曲です。
YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2023年1月現在、800万回を突破しています。花の満ちた教会で歌唱するMrs.GREEN APPLEのボーカルの大森さんの姿が印象的な作品となっています。
「Soranji」は落ち着いた印象で歌唱するものの、サビでは壮大なメロディを響かせるナンバーとなっています。
ちなみにこれで「ソランジ」と読み、日本語の「そらんじる」と映画からインスピレーションを得て作った造語となっています。
「Soranji / Mrs.GREEN APPLE」カラオケでの歌い方について
- 1番:イントロ→Aメロ(2回)→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ(繰り返しあり)
- ラスト:ラストサビ
- 高音:hiA(A4)、裏声hiD(D5)
- 低音:mid2C(C4)
- 音程:やや易
音域はかなり広く、低音~高音まで幅広いパートです。曲の最初なので喉がまだ暖まっていない可能性も考えると、かなり歌いにくいパートと言えます。カラオケでは事前に他の曲を歌うなどして喉の準備を進めておきましょう。
音程の変化は緩やかで、スピードもゆったりとしているために合わせやすくなっています。音程ではなく高音や低音のしっかりとした発声の方に意識を向けるのがおススメです。
イントロと言いますが、サビと同じ構成になっていて、高音もそれゆえに登場します。ただサビよりもやや力を抜いて、吐息多めの歌声を意識するのがおススメです。
この声をキープした状態で歌唱するのが逆に難しく、同時に地声、裏声ともにかなりの高音ですので、しっかりと準備をしてから歌い始めるようにしてください。
ちなみにですが、高音部分は地声の部分に関しても裏声で歌唱してもそこまで違和感はないと思われます。発声が厳しいと思った場合には、裏声で全て対応するのもアリです。
- 高音:mid2F(F4)
- 低音:地声最低音mid1C(C3)
- 音程:やや易
音域は狭くなり、最低音がこのパートで登場します。音域的には低音~中音になっていますが、男性からすると歌いやすいパートです。休憩のようなものと思いつつも、丁寧な歌唱を心がけていきましょう。
音程変化は緩やかで、合わせやすくなっています。やや細かい変化は見受けられますが、多少なら外しても問題はありません。むしろロングトーンが少し目立ちますので、そこを外さないように意識してみましょう。
イントロよりもさらに声量をおさえめにして歌唱します。吐息多めで、囁くような歌声を意識すると良いですね。
音程にそこまで意識を向ける必要がないので、目を瞑って発声の方に集中するのも対応策としてはおススメです。なるべく抑揚をなくしながら、同じようなBメロへと繋げていきましょう。
- 高音:mid2D#(D#4)
- 低音:地声最低音mid1C(C3)
- 音程:普通
音域はAメロと同じく低音~中音にまとまります。同じく歌いやすいパートで、休憩ができます。
ただし、音程に関してはやや複雑な配置が多くなり難易度は少しだけ上がります。とはいえ難しすぎるというほどではないので、歌詞とメロディを覚えればしっかりと対応できるはずです。
Aメロから継続した力加減で歌唱して問題はありません。メロディラインもAメロと似ていますので、繋がっているようなイメージで歌っていくのがおススメですね。
ただしやや早口になる部分が数か所ありますので、そこの歌い方だけは確認しておいても良いと思います。いずれにせよ大事なのは発声ですので、Aメロ同様に囁くような歌声を意識してみてください。
- 高音:hiA#(A#4)、裏声hiF(F5)
- 低音:mid1F(F3)
- 音程:普通
音域はかなり広く、高音域が頻出するようになります。イントロでも述べましたが、低音から高音まで範囲が広いだけでなく登場頻度も多めで、歌いにくさを感じるパートです。
上下に激しく動く音程が見受けられ、キーも高すぎるために出せなくて音程が合わないということになりがちです。全体的に合わせやすい配置にはなっているので、細かい部分を外してしまっても気にせずに歌唱を続けていきましょう。
AメロBメロから打って変わって力の入れた発声へとシフトします。ただしラストサビではさらに力を入れて歌唱するので、やや余力を残しておくと落差を演出できてベストです。
アクセントを自分の歌声で付けながらリズムに乗りつつ、口ずさむように歌唱していけると良いですね。裏声の発声の部分をやや強く発声することで、歌声に波をつけていきましょう。
- 転調:あり(地声最高音hiB(B4)、裏声最高音hiF#(F#5))
- 繰り返し:あり
転調および繰り返しがあります。これまでは裏声が目立つ歌唱でしたが、ラストサビではかなり力を入れて歌唱し、地声裏声ともにかなりの頻度での登場となります。
壮大なイメージを生んでいる部分でもあり、この曲の一番の盛り上がりどころでもあるために、安定した地声と裏声の発声をしつつ、叩きつけるような、訴えかけるような歌唱を意識してみてください。
繰り返しに関しては最後にフレーズが追加されています。ラストサビでの壮大なイメージとは打って変わって静かなイメージでの歌唱となります。やや声量をおさえて、最後のピアノでの締めに繋げていきましょう。
カラオケで歌う場合の「Soranji / Mrs.GREEN APPLE」の総評
曲中での音域はmid1C(C3)~hiF#(F#5)とかなり広いです。
地声最高音はhiB(B4)で、裏声最高音がhiF#(F#5)です。男性の平均的な音域から考えると、上に大きく広がっていると言えます。
曲を通しての音域は広く、とくにサビでの音域の広さが目立ちます。全体的に高音域も低音域も多めで、歌いにくさを感じる曲です。
地声最高音はhiB(B4)で、ラストサビで登場します。
転調前のサビではhiA#(A#4)で登場です。やや登場頻度が多く、それに準ずるキーも多く登場します。
「Soranji」は高音が厳しい曲ですが、hiB(B4)のキーがギリギリ出せるくらいだとやや苦しさを感じるかもしれません。hiC(C5)くらいまで出せると余裕をもって歌える印象です。
いずれにせよこのキーは男性の平均的な最高音を優に超えていますので、歌唱してみて苦しいと感じた場合はキーを下げた方が無難です。その際は
これで地声最高音がmid2G(G4)~mid2G#(G#4)になりますので、かなり楽になると思われます。
地声最低音はmid1C(C3)です。
AメロとBメロで登場し、男性の平均的な低音域を少しだけ下回っていますが、頻度はかなり少ないので無視しても問題はありません。
ただそれを無視してもmid1D(D3)くらいまでしか重要なキーは上がらないので、キー調整は難しいと言わざるを得ません。ですが「Soranji」は高音の方が重要度が高めですので、サビが歌えなくなるくらいならばAメロとBメロの低音部分は切り捨てて良いと思います。
逆に低音が得意な男性の方は遠慮なく下げた方が歌いやすくなるはずです。
裏声最高音はhiF#(F#5)となっています。
サビでの最高音はhiF(F5)で、この曲に関しては地声よりも裏声の方が重要度が高いと私は考えます。それゆえに上記のキー調整は地声を考慮したものですが、人によっては裏声を中心に考慮してキー調整をするのも全然アリだと思います。
曲中全体を通して吐息多めのやや特殊な発声をしているのに、裏声は芯のあるしっかりとしたやや強めの発声になっていて落差を演出する必要があります。さらにキーもかなり高めですので、歌い慣れている方でも声が裏返らないように苦労するでしょう。
もちろん原曲キーで歌唱できるのがベストですが、難しいと感じた場合は無理せずにキーを下げましょう。
音程難易度はやや易~普通となっています。
高音に関しては難易度が高いことを述べてきましたが、音程はやや易しめです。メロディラインも覚えやすいので、さっくりと記憶して、発声の維持に注力しましょう。
以上を考慮して、
「Soranji 」は難易度的には難寄りののやや難といったところでしょうか。音域がかなり広く、地声裏声の高音難易度が高めですね。カラオケで歌唱するときには発声に注力する必要があります。
その上で声の強弱を再現して楽曲の壮大さを表現しないといけないので忙しい曲とも言えます。自分に合うキーを見つけた上で、練習を重ねるのがよさそうです。
難易度は高めですが、壮大なイメージに高い知名度と、カラオケで周りの目を集める要因は多数持っています。
カラオケで歌い慣れていてやや自信のある人は、さらなるレベルアップを目指すためにもぜひともチャレンジしてみてください!