Mrs.GREEN APPLE(ミセス・グリーン アップル)の人気急上昇中の楽曲「ダンスホール」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
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「ダンスホール / Mrs.GREEN APPLE」の楽曲音域データ
アーティスト | Mrs.GREEN APPLE |
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リリース | 2022/7/8 |
タイアップ | フジテレビ「めざまし8」テーマ曲 |
総合難易度 | ★★★★☆ |
音程難易度 | ★★★☆☆ |
地声最低音 | mid2A(A3) |
地声最高音 | hiB(B4) |
裏声最高音 | hiF#(F#5) |
スピード | BPM110(標準的な速さ) |
ラップ | なし |
2022年7月8日にリリースされたアルバム「Unity」に収録されている楽曲です。フジテレビ「めざまし8」テーマ曲に起用されました。
アルバム曲ながらネット上で人気に火が付き、知名度をどんどん上げていった楽曲です。
YouTubeに公式チャンネルがMVを投稿しています。
再生数は2023年1月現在、3700万回を突破しています。投稿からまだ半年足らずでのこの再生回数なので、人気が爆発していることが伺えますね。
MVではMrs.GREEN APPLEのメンバーが楽しそうにダンスをする様子が映し出されています。このように歌っていて楽しい曲がカラオケなどで人気が出るのはDA PUMPの「U.S.A」やSEKAI NO OWARIの「Habit」などでも共通しています。
「ダンスホール」は思わず踊りたくなるようなアップテンポな調子が特徴的なナンバーです。
「ダンスホール / Mrs.GREEN APPLE」カラオケでの歌い方について
- 1番:イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:ラストサビ
- 高音:hiA、裏声hiE(E5)
- 低音:地声最低音mid2A(A3)
- 音程:やや難
音域は広く、低音域から高音域まで幅広く変化します。イントロそのものは短いために、音域の変化が急激で歌いにくいパートです。
スピードがやや速めで歌詞も敷き詰めていますし、音程変化も階段状に上がったり下がったりを超スピードで繰り返すのでやや難易度は高めです。
ですがそれ以上に、伴奏なしで急に始まるところがかなりいやらしく、思ったとおりに歌えなくなる可能性が高いです。頭の中で再現できるレベルではまだ足りず、しっかりと口ずさんで歌い方を完璧に再現できるようにしておきましょう。
イントロと言いますが、メロディラインや音程はサビと同じになっています。それゆえに力を入れた歌い方を意識するとともに、リズムにしっかりと乗ることが大切です。
歌詞の切れ目と歌唱の切れ目が一致してはいますが、かなり短く余裕はないです。ブレスをすると同時にリズムが狂わないようにその場で調整をしていきましょう。
またかなり難しいパートですが、フレーズの途中で伸ばしている部分があるのでそこを意識するとペースを取りやすくなります。ぜひとも試してみてください。
- 高音:mid2F#(F#4)
- 低音:地声最低音mid2A(A3)
- 音程:やや難
イントロから音域はやや狭くなりますが、このパートでも最低音が登場します。全体的に音域は中音域が多く、歌いやすい印象です。
ただ音程変化はなかなかに複雑で、細かく上下を繰り返す配置などが目立ちます。とくに最低音部分は発声後にすぐに上がってしまうために合わせるのは至難の業ですが、最低音の重要度はかなり低いので合わせられなくても気にしなくてOKです。
Aメロですが、やや声に力を入れて跳ねるような軽快なリズムで歌唱して行きます。楽しそうな雰囲気を演出できると良いですね。
キーもやや高めですし、歌い方については声の強弱を意識するのではなく、どこにアクセントを置いているのかを研究するのがおススメです。
- 高音:mid2G(G4)、裏声hiB(B4)
- 低音:mid2B(B3)
- 音程:やや難
音域は中音域に集中し、このパートでは裏声も登場します。音域的には歌いやすいですが、急に登場する裏声への対処の難易度が高めになっています。
音程も合わせにくい配置ですが、それ以上にやや歌いにくさを覚えるパートです。フレーズとフレーズの間は十分に空いていて息継ぎの余裕はあるのですが、フレーズそのものでは歌詞を敷き詰めていて、他の曲ではあまり見ないような音程変化を伴う歌唱になります。
それぞれのブレスの最中に気持ちを落ち着かせて、頭の中で原曲を再現しながら歌唱したいパートです。個人的には難易度が一番難しいと思いますので、集中して練習するのもアリだと思います。
フレーズの途中で急に登場する裏声が一番の注意点です。スピードが速いのですが、その中で裏声へと切り替えるので事前に登場ヶ所を確認しておくことをオススメします。
裏声そのものは芯のぼやけた優しい裏声になっていて、聴かせるというよりも少し歌声を変えて印象をつけつつ、流していくイメージになっています。
裏声の発声に集中することも大切ですが、慣れてきたら切り替えをスムーズにしつつ、リズムに乗って歌唱していくようにしましょう。
- 高音:hiA、裏声hiE(E5)
- 低音:地声最低音mid2A(A3)
- 音程:普通
音域はイントロと同じでかなり広くなっています。歌いにくいパートなのは言うまでもないでしょう。
ただしイントロと違い伴奏もはっきりと聞こえますし、歌い始めのタイミングも分かりやすいので音程はやや合わせやすくなっています。ただし1番2番のサビで一部歌い方が異なる部分がありますので、そこにだけは注意してください。
良く聴くメロディラインですので、再現しやすいように感じるかもしれませんが、実際に歌ってみると歌いにくさを感じるはずです。
とくに早口の部分は音程を外しやすいですが、意識して合わせるほどの余裕はなくなっています。裏声の切り替えタイミングなど難しい要素が多いですが、まず先に頭の中にある歌い方を自分の喉で再現できるレベルまで高める必要があります。
細かい部分は後に回すとして、まずは歌いこなせるようにするのが第一ですね。その後でアクセントなどを意識するのがおススメです。
- 転調:あり(地声最高音hiB(B4)、裏声最高音hiF#(F#5))
- 繰り返し:あり
転調および、繰り返しがあります。まず転調に関してですが、ラストサビの段階でキーが+1され、繰り返し部分となる追加フレーズ部分でさらに+1されます。
通常のサビから考えると最大でキーが+2される形です。地声裏声共に最高音が繰り返し部分で登場する形になります。
ラストサビ、繰り返し部分の追加フレーズ共にかなりキーが高めに設定されていて、ほぼ本気での歌唱になると思われます。
とくに裏声のキーはかなり高めに設定されていて、女性でも高さを感じるパートです。張り上げる形で出す形に変わるので、声が裏返らないように注意しましょう。
カラオケで歌う場合の「ダンスホール / Mrs.GREEN APPLE」の総評
曲中での音域はmid2A(A3)~hiF#(F#5)とやや広いです。
地声最高音はhiB(B4)で、裏声最高音がhiF#(F#5)です。男性の平均的な音域から考えると、上にシフトした形になります。
曲を通しての音域は広く、各パートでの音域も広めです。短いスパンで大きく上下する構成が目立ち、音域的には歌いにくさを感じるはずです。
地声最高音はhiB(B4)で、ラストサビで登場します。
これに準ずるキーに関しても登場頻度がやや多く、hiA#(A#4)くらいの地声は余裕をもって出せる必要があります。
このキーは男性の平均的な最高音を優に超えていますので、高音が得意な人以外はキーを下げた方が無難です。その際は
これで地声最高音がmid2G(G4)~mid2G#(G#4)になりますので、やや楽になると思われます。
地声最低音はmid2A(A3)です。
Aメロとサビで登場し、男性の平均的な低音域から考えると高めで、更に登場は一瞬のために重要度はかなり低めです。
この最低音を無視すると次ぐ低音はmid2B(B3)ですので、低音部分にはかなり余裕があります。上記で示したキー調整をしても余裕はまだあると思いますので、苦しい場合は遠慮せずにキーを弄ってOKです。
裏声最高音はhiF#(F#5)となっています。
ラストサビで登場しますが、イントロとBメロ、そしてサビでも登場するためにやや頻度が多めです。
Bメロの裏声は力を抜いて流すような軽い裏声ですが、サビでの裏声は芯がぼやけているもののややはっきりとした裏声になります。
一方でラストサビでの裏声は芯もしっかりとしてサビよりも声量の大きい裏声となっています。このように3段階で次第に強くしていく裏声を再現するのがなかなかに難しいです。
さらにキーもhiF#(F#5)とかなり高めですので、地声高音が得意な方は地声高音ではなくこの裏声高音を目安にキーを調整するのもアリだと思われます。
音程難易度はやや難となっています。
歌詞を敷き詰めている部分が多く、音程変化が激しいために細かい部分を多く外し、正解率が上げづらいです。
ある程度リズムに乗って歌いつつも、それでいて音程を合わせられるほどの精密な再現が必要となる曲ですね。難易度は高いと言わざるを得ません。
以上を考慮して、
「ダンスホール 」はキーが高く、更には音程も複雑な難曲です。Mrs.GREEN APPLEの曲は難しい曲が多いですが、これもその例に漏れません。
なによりも気になったのは、自分が覚えたメロディの再現のズレです。頭の中で原曲をどれだけ良い感じに再現しても、実際に歌ってみると思ったとおりに歌えない曲だと感じました。
練習する際ですが、以下のような流れがおススメです。
- 原曲をしっかりと覚える。頭の中で再現できるくらい
- 自室で口ずさむなどして、自分の口と喉で再現できるようにする
- カラオケで披露してみる
他の曲と比較して②の重要度がかなり高めで、これを疎かにするとうまい具合に歌いこなせない曲です。
ただ難易度こそ高いものの、それはあくまでも練習し始めのハードルが高いだけで、1つ1つをしっかりと行っていけばある程度までは歌いこなせる曲です。
とくにカラオケが趣味の方などは、ぜひともチャレンジしてみてください。歌っていてとても楽しいですし、カラオケでも盛り上げられる一曲ですよ。