「愛にできることはまだあるかい / RADWIMPS」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
「愛にできることはまだあるかい / RADWIMPS」の楽曲データ
アーティスト | RADWIMPS |
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リリース | 2019/7/19 |
タイアップ | アニメ映画「天気の子」主題歌 |
総合難易度 | ★★☆☆☆ |
音程難易度 | ★★★☆☆ |
地声最低音 | mid1C#(C#3) ※サビで登場 |
地声最高音 | mid2F#(F#4) ※サビで登場 |
裏声最高音 | なし |
スピード | BPM71(標準的な速さ) |
ラップ | なし |
2019年7月19日にリリースされたアルバム「天気の子」に収録されている曲です。
このアルバムはアニメ映画「天気の子」のうち、RADWIMPSが手掛けた主題歌とBGMを収録したアルバムになります。
「天気の子」は新海誠さんの映画で、「君の名は」と同じ監督の映画ということで話題になりました。
ちなみに「君の名は」の主題歌もRADWIMPSさんが手掛けています。
これで新海誠さんの映画の主題歌はRADWIPMSというイメージが作られました。
YouTubeにてPVが公開されています。
鉄道の下から始まり、最終的にビルの屋上まで移動して演奏をするRADWIMPSのメンバーが印象的です。
最初は曇っていますが、最終的には晴れ渡るところが、「天気の子」を意識していると読み取れますね。
PVはDAMなどのカラオケ機種で歌唱するときもこのPVが流れます。
そのため、カラオケで歌うと周りの視線を集めやすい曲ですね。
曲調はしっとりとしたバラードソングです。
ピアノのみのメロディから始まり、その後ギターやドラムの音が、最終的にはバイオリンの音が合流します。
最初は静かな印象ですが、最終的には壮大なイメージに移動してゆく曲ですね。
「愛にできることはまだあるかい / RADWIMPS」の構成と歌い方について
- 1番:イントロ→Aメロ→サビ
- 2番:Aメロ→サビ
- ラスト:Cメロ→アウトロ
サビの1フレーズがイントロになっています。
音域や音程、歌い方はサビの欄にて紹介します。
全体的にキーは低めです。
一か所上がり切ってmid2C#(C#4)がありますが、それ以外は上がってもmid2A(A3)です。
さらに、地声最低音のmid1C#(C#3)もここで登場します。
最低音は一瞬で、すぐに上がってしまいます。
スピードはゆったりとしていて、歌詞を敷き詰めていません。
フレーズとフレーズの間に息継ぎができるほどの余裕があります。
とても歌いやすいですが、細かい変化が多いので音程は外しやすいです。
Aメロの部分がかなり長く、同じような音程配置を繰り返したのちに、サビへと移行します。
力を入れないリラックスした発声を意識します。
囁くような、口ずさむような歌い方をしましょう。
Aメロの後半からやや力を入れた発声へと移動して行きます。
フレーズ終わりの母音も少し叩きつけるように発声しています。
こういった細かい部分を再現できるとなお良いですね。
スピードがゆっくりで歌詞も敷き詰めていないので余裕があります。
母音を伸ばす部分が多いですが、あまり強調せずに消えていくように伸ばすとらしさが出ます。
フレーズの最初が地声最高音のmid2F#(F#4)で、そこから次第に下がってきます。
主に2種類の音程配置から成りますが、どちらも地声最高音からのスタートです。
途中mid1E(E3)まで落ちて、最終的にはmid2C#(C#4)のロングトーンで終わります。
高音はそこまで苦しくない印象ですね。
Aメロよりは歌詞を敷き詰めるようになるものの、余裕はあります。
切れ目は長く、息継ぎもできます。
しかし、音程変化は細かく、ここも音程をわずかに外しやすくなっています。
フレーズの最初に力を入れて発声し、その発声を少し緩めて残りを歌唱します。
この歌唱は全フレーズで共通です。
フレーズの最初により力を入れてリズムをつけます。
その後は母音伸ばす場所だけを考慮してアクセントをつけずに歌唱して行くと歌いやすいでしょう。
サビよりもやや音域が高くなります。
mid2E(E4)の音が多く登場するのが特徴的で、地声最高音も登場します。
一方で低音部分はほとんどありません。
音程変化はほとんど横一直線ですが、フレーズの最初が低音です。
そこから一気に高音域へと上げて歌唱するので、この部分が外しやすいですね。
とはいえ低音は一瞬なので外しても気にしないようにしましょう。
サビと同じく、力を入れた発声を意識します。
歌詞はやや敷き詰め気味ですが、フレーズとフレーズの間はしっかりと空いているのでリズムは取りやすいでしょう。
静かな調子でAメロとサビを短く歌いあげます。
Aメロ部分に地声最低音が、サビの部分に地声最高音が割り振られています。
音域の変化は各パート内で一番広いです。
音程については変わりません。
Aメロは優しく、そしてサビの部分は力をやや入れて歌唱をしていきましょう。
最初はリラックスをして、後半のサビの部分ではやや力を入れると良いですね。
あまり力を入れすぎたり、母音を強調しすぎないように注意しましょう。
カラオケで歌う場合の「愛にできることはまだあるかい / RADWIMPS」の総評
曲中での音域はmid1C#(C#3)~mid2F#(F#4)とやや狭めです。
地声最高音はmid2F#(F#4)で、裏声は使用されていません。
音域的には、男性の平均声域にほぼ収まっています。
曲中で使われている音域も狭く、そこまで頻繁に音域が変化しません。
Aメロは低く、サビやCメロは高いキーが多めですね。
ただしサビは高音というよりも、中音域が多めです。
地声最高音はmid2F#(F#4)で、サビとCメロ、およびアウトロで登場します。
登場回数は多めですが、フレーズの最初が最高音で、その後は次第に下がってきます。
そのため、最初に一瞬だけ出せればあとは低くなるので、出しやすい高音です。
キーもmid2F#(F#4)なので、そこまで高くはありません。
この音ならば、出せる人も多いのではないでしょうか。
しかしCメロはmid2E(E4)の音が連発します。この音は余裕で出せる必要がありますね。
以上を考慮して
地声最低音はmid1C#(C#3)です。
Aメロで多く登場しますが、一瞬しか登場せず、すぐに上がってしまいます。
そのため低音に関してはやや余裕があります。
とはいえ最高音が連発されるわけではないので、まずは原曲キーでチャレンジする、というのはありだと思います。
音程難易度は普通~やや難となっています。
とても単調に聴こえますが、実は細かい変化が多いです。
そのため、ほとんど合わせられるけど一部を外すことが多いと思います。
このわずかなミスを直していく必要がありますね。
とはいえキーは高くはないので練習はしやすいでしょう。
カラオケで歌う練習を積めば、歌いこなせるレベルです。
また表現に関しては曲中で微妙に力の入れ具合を変えています。
どこで力を入れてどこで力を抜いているのか、歌詞やメロディ、歌い方を覚えた後にこの力の入れ具合なども意識してみると一段階上の実力が手に入るでしょう。
以上を考慮して、
音程は外しやすいですが、歌いやすい曲です。
キーも高くなく、スピードも「前前前世」のように速くはありません。
練習をしやすいのも良い点ですね。
音程が簡単なだけでなく、ロングトーンも多い曲です。
曲中でのロングトーンが多く、安定した歌声の習得に役立ちます。
「天気の子」の影響で知名度はかなり高く、カラオケでは周りが知っている可能性が高いです。
練習をすれば歌いこなしやすく、それでいてカラオケでの披露もしやすい曲ですね。