「夏のせい / RADWIMPS」の歌い方【音域】

「夏のせい / RADWIMPS」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「夏のせい / RADWIMPS」の楽曲データ

夏のせい
RADWIMPS
2020/07/24 ¥255

アーティストRADWIMPS
リリース2020/7/24
タイアップ「Apple Music」CMソング
総合難易度★★★☆☆
音程難易度★★★☆☆
地声最低音mid1C#(C#3) ※Aメロで登場
地声最高音mid2F#(F#4) ※サビ、Cメロで登場
裏声最高音なし
スピードBPM81(標準的な速さ)
ラップなし
夏のせいについて

2020年7月24日に配信限定でリリースされたシングル曲です。
タイアップはCMですが、歌番組でも取り上げられていたために、そちらで知った人も多いと思います。

2020年9月2日には「夏のせい ep」という題名で、epがリリースされています。
epはシングルとアルバムの間という意味です。
「夏のせい ep」には全6曲が収録されています。

epには「夏のせい」を始めとして「新世界」や「猫じゃらし」など、今まで配信限定でリリースされたシングルが全て収録されています。

「夏のせい」はYouTubeにて公式チャンネルがMVを投稿しています。
再生回数はすでに200万回を越えていて、人気なのが伺えます。
MVでは学校のプールや、花火の映る夜の田んぼで演奏するRADWIMPSの様子が映し出されています。

タイトルからも分かるように、夏をイメージして作成されたナンバーです。
歌詞を見ると、夏と恋というテーマに関して歌った曲であることが分かります。

曲調としてはゆったりとしたバラードソングです。
曲全体を通して静かなイメージで、優しい伴奏が特徴的です。
イメージとしては「愛にできることはまだあるかい」に似ていますね。

「夏のせい / RADWIMPS」の構成と歌い方について

曲の構成
  • 1番:イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ
歌い方解説
イントロ

サビと同じです。
音域、音程、歌い方はサビの欄で説明します。

Aメロ

全体的にキーは低めですが、高くなる部分もあります。
Aメロの中での最高のキーはmid2E(E4)ですね。
また、2番のみですが地声最低音も登場します。

地声最低音は一か所のみで、すぐにキーが上がってしまいます。
一瞬しか登場しないので、仮に音程が合わなくても気にしなくてOKです。

スピードはゆったりとしていますが、やや歌詞を敷き詰めています。
音程変化も簡単というわけではありません。
しっかりと歌い方を覚えて、アクセントで音程を合わせていきたいパートです。

力を入れないリラックスした発声を意識します。
安定した発声ができるとなお良いですね。
口ずさむような軽い調子で歌唱していきましょう。

歌詞の切れ目は多めですが、切れ目が長いわけではありません
また切れ目の間隔が一定ではないので少し歌いにくさを感じるでしょう。
しっかりと原曲を聴きこんで歌い方を覚えておきましょう。

切れ目に関しては母音を伸ばさずに無理やり切るイメージでOKです。
母音を伸ばしてしまうとリズムが狂ってしまいので、しっかりと切るのがコツですね。

Bメロ

音域はAメロとほとんど変わりません。
mid2C#(C#4)やmid2E(E4)の音が登場します。

歌詞の敷き詰め具合はAメロと同じくらいです。
しかし歌詞の切れ目が多いので、Aメロよりも余裕を持てると思います。
音程変化もAメロほど複雑ではありません。

発声の強さはAメロと同じです。
ここでも口ずさむようにフレーズを歌いこなしていきたいですね。

Aメロと違い切れ目が一定で歌いやすいパートです。
各切れ目のたびに体制を持ち直すようにしましょう。
サビへとつながる部分では母音の伸ばしが顕著です。
綺麗に響かせて、サビへと繋げていきましょう。

サビ

地声最高音が登場しますが、サビ全体で見てみるとキーはAメロBメロと変わりません。
最高音は一瞬しか出てきませんし、それ以外ではmid2C#(C#4)やmid2D(D4)が多めです。

歌詞はやや敷き詰め気味です。
切れ目が微妙な位置にあり、少し歌いにくさを感じるかもしれません。
また急に上がって最高音を出す部分もあり、声が裏返りやすいのも特徴です。
音程の配置は緩やかに変化するので、基本的には合わせやすいですね。

リラックスした状態での歌唱を意識します。
高音部分は出すのみで、母音の強調などはしません。
安定はしていますが、力は入れすぎないようにしましょう。

切れ目が多めなので、意識して歌唱していきます。
この切れ目でリズムを取りつつ、余裕があれば息継ぎも行います。
切れ目が歌詞の切れ目と一致しているので、歌いやすいパートです。

Cメロ

全体的にキーは高めです。
サビよりも高いですね。
地声最高音を始めとして、mid2D(D4)やmid2C#(C#4)のロングトーンが多く登場します。

全体的に高音なので音程変化は複雑ではありません。
しかし後述する切れ目の問題で、少し歌いにくさを感じるでしょう。
音程を合わせること自体はそこまで難しくはありません。

これまでと違い、やや力を込めた強い発声で歌唱していきます。
キーの高さ的には余裕で出せる場合でも、力を込めたほうがらしさがでます。

曲中もっとも難しいパートで、切れ目が歌詞の切れ目に一致しません。
歌詞の中途半端な部分で切れることが多く、そのためカラオケで歌唱するときに歌いにくさを感じます。
少なくとも歌詞と歌い方の両方を覚えないとぎこちなくなってしまうので、重点的に練習したいパートです。

前半の切れ目の難しい部分を越えてしまえば、後半はそこまで難しくはありません。
母音を伸ばす場所が多いので、強調しながら、ラストサビへと向かっていきましょう。

ラストサビ

繰り返しはありますが、転調はありません。

カラオケで歌う場合の「夏のせい / RADWIMPS」の総評

曲中での音域はmid1C#(C#3)~mid2F#(F#4)とやや狭めです。
地声最高音はmid2F#(F#4)で、裏声は使用されていません。

音域的には、男性の平均声域にほぼ収まっています。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

曲中で使われている音域は広いですが、各パートで中心となる音は大きく変化しません。
一方で登場する高音はAメロからやや高めで、mid2E(E4)といった高音が登場します。
イントロにも地声最高音があるので、急に高音を出す必要があると言えます。

地声最高音はmid2F#(F#4)で、サビおよびCメロで登場します。
mid2F#(F#4)は平均的な男性から考えてもそこまで高いキーではありません。
しかし、中音域から一気にmid2F#(F#4)に移動する音程配置が多いので、声が裏返る可能性はあります

また発声は優しめなので、最高音がギリギリ出せるくらいだと難しさを感じるでしょう。
少なくとも、原曲を再現するにはmid2F#(F#4)がやや余裕をもって出せる必要があります。
とはいえ、mid2F#(F#4)ならば余裕をもって出せる人も多いですし、練習次第で出せるようにもなります。

以上を考慮して

キーは下げずに挑戦してみるのがおススメです。

地声最低音はmid1C#(C#3)です。
低いと感じるかもしれませんが、実際には2番のAメロでしか登場しません。
しかも登場は一瞬で、すぐにキーが上がってしまいます。

なので実際には低音はもう少し高いと考えてOKです。
低音が苦手でもそこまで苦しくは感じないでしょう。

音程難易度は普通~やや難となっています。
配置そのものは難しくはないのですが、歌いにくいパートが多いです。
とくにCメロは切れ目が歌詞の切れ目とは異なっているので、重点的に練習したいパートです。

切れ目は余裕をくれますが、何度も切れ目があったり、切れ目のタイミングがバラバラだったりすると逆にリズムを取りにくくなります。

この「夏のせい」は音程、音域ともに難しくはありませんが、このような微妙な切れ目が難易度を上げています。
リズムを取るためにまずは歌詞、そして歌い方を覚えるのが先決です。
また聴いて覚えた状態では満足に歌えないと思うので、必ず歌う練習を行うようにしてください。

以上を考慮して、

総合的な難易度では普通~やや難になると感じました。

音域は低く、歌いやすい曲です。
練習を行うのも容易でしょう。音程も難しくはありません。
一方でリズムを取りずらいので、そこは注意です。カラオケでの練習でどれだけ歌い慣れるかが問題です。

RADWIMPSはどの曲も音域は低めに設定されていて、歌いやすい曲が多いです。
「前前前世」は難しいですが、「愛にできることはまだあるかい」「猫じゃらし」なんかは取り組みやすいですね。

声域があまり高くない人に、レパートリーとしておススメできるアーティストです。

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