「南風 / レミオロメン」の歌い方【音域】

「南風 / レミオロメン」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「南風 / レミオロメン」の楽曲データ

南風
レミオロメン
2005/02/09 ¥255

アーテイストレミオロメン
リリース2005/2/9
タイアップ映画「亀は意外と速く泳ぐ」主題歌
総合難易度★★☆☆☆
音程難易度★★☆☆☆
地声最低音mid1C#(C#3)※Aメロで登場
地声最高音mid2G#(G#4)※Cメロ、サビで登場
裏声最高音なし
スピードBPM128(やや速い)
ラップなし
南風について

2005年2月9日にリリースされたシングル曲です。
前作「モラトリアム」から1ヶ月と待たずのリリースです。
前作からオリコン10位以内にランクインし続けています。

映画「亀は意外と速く泳ぐ」の主題歌に起用されました。
映画とタイアップするのは本作が初になります。

「南風」はアップテンポな曲調の曲です。
速いビートを刻むドラムのシンバルや、リズムを取るドラムの太鼓の音が響きます。
ベースとギターの音の盛り上がりも良く、ノリノリで歌える楽曲ですね。

歌詞は恋人に対する愛を語ったものになっています。
明るい調子で愛を歌った歌になっていて、まさにメロディとぴったりな歌詞ですね。

「南風 / レミオロメン」の構成と歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ

スピードが速く、歌詞を敷き詰め気味です。
息継ぎをするまでが長く、余裕がなくなりやすい部分です。

音程変化は複雑ですが、歌いやすい位置に配置されています。
キーも低いので、歌詞を覚えてしまえば流れに任せて歌っていけます。

リズムに乗りつつ、軽い調子で歌唱していきましょう。
呟くような歌唱がベストです。母音を伸ばす部分があるのでリズムはそこで取っていくのがおススメです。

Bメロ

歌詞の敷き詰めはAメロよりはなくなり、余裕が出てくる場所です。
キーは高くなりますが、まだまだ余裕はあるでしょう。

音程は簡単ですが、一部一気に下がり、また一気に上がる音程があります。
下がる場所、上がる場所で音程を外しやすいので、この部分の歌唱にだけ注意しましょう。

Aメロに比べて、かなり強い発声が特徴的です。
力を入れて歌唱していきましょう。

Bメロはそこまで長くないので、しっかりとした発声を意識しつつ、サビへと繋げていきましょう。

サビ

全体的にキーが高めです。
地声最高音のmid2G#(G#4)の音も連発します。
さらに最後にはmid2E(E3)のロングトーンも待っています。

音程はかなり単調で、最高音に向けて上がる場所以外は一直線と言ってもいいくらいです。
かなり歌いやすく、高音に自信がある人からすれば簡単に思えるでしょう。

全体的にキーが高音です。しっかりとした発声を意識している暇は残念ながらありません。
子音の発声を意識しつつ、リズムに乗って流れるように歌唱していきましょう。

フレーズの最後には必ずロングトーンがあるので、子音で歌唱しつつ、最後のロングトーンで母音の発声を意識します。こうすることで、一気にらしさが出ます。

Cメロ

かなり歌詞を敷き詰め気味です。
ほぼBメロと同じような印象を受けます。

最後にはキーが上がり、mid2E(E4)のロングトーンでラストサビへと移行します。

発声に関してもBメロと同じ調子で歌唱すると良いです。
ただしBメロよりも歌詞の敷き詰めが激しいので、敷き詰め部分は流れるように歌唱していきましょう。

ラストサビ

転調することも繰り返しもはありません。

しかし、前半部分はこれまでのサビよりも力を抜いて発声します。
メロディも控えめなので、そのメロディがかろうじて聞き取れるくらいには音量をセーブするようにしましょう。

カラオケで歌う場合の「南風 / レミオロメン」の総評

曲中での音域はmid1C#(C#3)~mid2G#(G#4)とやや狭めです。
地声の最高音がmid2G#(G#4)で裏声は使用されていません。

レミオロメンの曲は多くが男性の平均的な声域に収まっています。
この曲も例に漏れません。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

音域に余裕があるだけでなく、パート内部での音域の変化も激しくありません。
Aメロがキーが低く、Bメロが中間の音域、そしてサビが高めのキーとなっています。
パート内部でのキーの高低差が激しくないので、歌いやすい曲です。

キーに関しては曲中でサビ、およびCメロが高めです。
特にmid2G#(G#4)の音を連発するので、高音が苦手だと苦しさを感じるでしょう。
男性の限界音域ですが、このキーが苦しい方も多いですね。

とくにサビに関しては急に張り上げてmid2G#(G#4)を出す箇所が多いです。
声が裏返りやすい場所でもあるので、高音に関してはやや実力がある必要があります。

もしも苦しさを感じる場合は、

キーを1つ下げることをオススメします。

キー調節をしないことが理想ですが、低音域がmid1C#(C#1)で少し低めです。
キーを下げると高音は余裕が出ますが、低音域が下がってそちらが苦しくなるかもしれません。

音程難易度はやや易となっています。
変化は単調ですが、歌詞が敷き詰めがちでスピードが速めです。
高音が苦手だと余裕もなくなりやすいですね。

初見では難しいと感じるかもしれません。
ですが、練習をするとほとんどの音程を合わせることができるようになります。
採点でも音程正確率90%を狙えるくらいです。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや易になると感じました。

キー調整をしなければ少しだけ難易度が上がります。
高音域の発声に夢中になると息継ぎの余裕のなさも相まって苦しくなりやすいからです。

「南風」はレミオロメンの曲の中でも、スピードが速い曲です。
ですが慣れてくるとリズムに合わせて歌うだけで音程を合わせられるようになります。

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