「太陽の下 / レミオロメン」の歌い方【音域】

「太陽の下/ レミオロメン」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「太陽の下 / レミオロメン」の楽曲データ

太陽の下
レミオロメン
2006/03/01 ¥255

アーティストレミオロメン
リリース2006/3/1
タイアップ映画「子ぎつねヘレン」主題歌
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★★☆☆
地声最低音mid1A#(A#2)※Aメロ、Bメロで登場
地声最高音hiA#(A#4)※サビで登場
裏声最高音なし
スピードBPM108(標準的な速さ)
ラップなし
太陽の下について

2006年3月1日にリリースされたシングル曲です。
前作「粉雪」から4か月ぶりのリリースになります。

映画「子ぎつねヘレン」の主題歌に起用されました。
当時は前作の「粉雪」がロングヒットを記録していました。
そのためこの「太陽の下」と「粉雪」がオリコンTOP10に入るという快挙も成し遂げています。

オリコンの成績は2位と「粉雪」と同等の成績を残しています。
大ヒット曲のすぐ後の作品ということもあり、知名度は高めですね。

YouTubeにてOfficialチャンネルがMusic Videoを投稿しています。
明るく日の射した部屋で作曲作業をする藤巻さんと、強い光の射しこむ暗いスタジオでレミオロメンのメンバーが演奏する様子の対比が特徴的なMVとなっています。

「太陽の下」はゆったりとしたバラードソングです。
イントロではピアノの音がはっきりと強調されていて、そこに藤巻さんの優しい歌声が合流します。

AメロBメロはとても静かな雰囲気で、口ずさむような歌声に聴こえます。
サビからは一気に盛り上がり、力強い歌声が響き渡ります。
バイオリンやドラムの音も響き渡る、壮大なナンバーですね。

「太陽の下 / レミオロメン」の構成と歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ

キーは低めに設定されています。
登場するロングトーンの音域はmid1F(F3)で、そこまで高くはありません。
地声最低音も登場します。音域的には問題ないでしょう。

スピードはやや速いものの、歌詞は敷き詰めていません。
音程変化も単調で、歌いやすい位置に配置されています。
しかし息継ぎをする暇は短めです。ブレスには注意しましょう。

力を抜いた発声を意識して行きましょう。
口ずさむように、流れるように歌唱して行くのがおススメです。

息継ぎをする暇が少なめなので、そこでしっかりと息継ぎをします。
同時に遅れたり、速く歌ったりしないようにここでリズムを取りましょう。

Bメロ

最後の1フレーズ以外は音域はAメロと変わりません。
地声最低音も登場します。
しかし最後の1フレーズのみ段々とキーが上がっていき、最終的にmid2F(F4)の音が登場します。

歌詞はやや敷き詰め気味で、音程の変化も複雑です。
しかし歌いやすい位置には配置されていて、Aメロよりも息継ぎの余裕があります。

歌い方はAメロと変わりません。
歌詞を敷き詰めている部分は子音を発声して流れるように歌唱しましょう。
敷き詰めていない部分は母音の発声を意識してリズムを取ってみてください。

後半になるにつれてだんだんと声を力強くしていきます。
最後のサビに繋がるロングトーンをサビと同じと考えて歌唱すると上手く行きやすいです。

サビ

全体的にキーが高めで、地声最高音も登場します。
中心に構成されているのはmid2F#(F#4)、mid2G(G4)、mid2G#(G#4)などです。
かなりキーが高く、高音がどれだけ維持できるかが問題です。

音程変化は複雑で、細かい音程の変化が多めです。
歌詞もやや敷き詰め気味で、流れるように歌唱して行く必要があります。
キーが低ければ問題はありませんが、ここまで高いと合わせるのも大変です。

かなり高音が多めです。高音の発声に夢中になりすぎないようにしましょう。
歌うときには流れるように歌唱して行くのがおススメです。

余裕があれば張り上げる部分でリズムを合わせていきます。
伴奏に耳を傾けて、歌唱していきましょう。

Cメロ

全体的にキーが高めです。
ほとんどの音程が高音で、mid2F(F4)のキーが頻発します。

音程は簡単で、高音の発声ができれば合わせられます。

かなり強い発声が最初から最後まで続きます。
母音の強調を一瞬だけする音が多めです。
歌い方をしっかりと覚えておきたいパートです。

ラストサビ

繰り返しがありますが、転調はしません。
繰り返しは多く、静かなサビ→サビ→サビ繰り返しと3回繰り返します。
最後ですが、苦しくなりやすい部分です。

カラオケで歌う場合の「太陽の下 / レミオロメン」の総評

曲中での音域はmid1A#(A#2)~hiA#(A#4)と広めです。
地声の最高音がhiA#(A#4)で裏声は使われていません。

レミオロメンの曲の中でも音域が広い曲です。
とくに低音、高音の集中が酷いことになっています。

AメロBメロは低いキーが連続します。
Cメロ、サビでは高いキーが連発です。
男性の平均的な音域であるmid2G#(G#4)付近が頻出です。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

AメロBメロサビといったパートの中では音域はそこまで頻繁に変化しません。
Bメロは1オクターブ変化しますが、緩やかに上がっていく形となっています。
歌いやすいですね。

高音がかなり問題で、サビやCメロではmid2F#(F#4)やmid2G(G4)の音が連発します。
しかもロングトーンの形での連発なので、高音の発声が安定している必要があります。

欲を言えばhiA(A4)の音が安定して出せるくらいの実力が欲しいくらいですね。
そのためほとんどの男性にとっては高すぎる曲となるでしょう。

なのでキーを下げたいところですが、地声最低音がmid1A#(A#2)とかなり低めになっています。
このキーは少し2つ下げるだけでlowG#(G#2)に突入します。
見覚えがないと思いますが、要は低すぎるキーです。

高音を考慮するならば

キーを2つ~3つ下げることで歌いやすくなります。

ですが下げるとAメロBメロが逆に歌いにくくなります。
かなりキー調整がしにくい曲ですね。
音域的な難易度はかなり高いと言えます。

音程難易度は普通となっています。
AメロBメロはそこまで難しくありません。
一方でサビは変化が複雑です。キー調整をして下げても一部を外しやすいです。

キーを下げられないのが一番の問題で、高音の発声に夢中になると音程を合わせている場合ではありません。
キー調整がしにくいのが音程にも悪影響を与えています。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや難になると感じました。

調整がしにくいのが一番の問題です。
AメロBメロのみ原曲キーで歌唱して、サビのみオクターブ下で歌唱するのもアリですが、それはそれで難しいと思います。

レミオロメンにはさまざまな曲がありますが、キー調整がしにくい曲は少ないです。
有名どころだと「もっと遠くへ」「蒼の世界」くらいでしょうか。

そのためレミオロメンの入門には向いていない曲です。
聴いていると簡単に思えますが、歌ってみて初めて難しさが分かる曲ですね。

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