「もっと遠くへ/ レミオロメン」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
「もっと遠くへ / レミオロメン」の楽曲データ
もっと遠くへ
レミオロメン
2008/07/30 ¥255
アーティスト | レミオロメン |
---|---|
リリース | 2008/7/30 |
タイアップ | 北京オリンピック中継テーマソング |
総合難易度 | ★★★★☆ |
音程難易度 | ★★☆☆☆ |
地声最低音 | mid1A#(A#2)※Aメロで登場 |
地声最高音 | hiA#(A#4)※サビで登場 |
裏声最高音 | なし |
スピード | BPM88(やや遅い) |
ラップ | なし |
2008年7月30日にリリースされたシングル曲です。
前作「Wonderful & Beautiful」から7か月ぶりのリリースになります。
同年に開催された北京オリンピックの中継テーマソングとして使用されました。
テレビで流れたことが多かったので、知名度は高めになっています。
YouTubeにてOfficialチャンネルがMusic Videoを投稿しています。
再生回数は36万回を越えています。
レミオロメンの曲の中では3番目に高い再生回数となっています。
MusicVideoでは大自然の中で演奏するレミオロメンのメンバーや、冒険する藤巻さんの様子が撮影されています。
「もっと遠くへ」は壮大な印象の強い曲となっています。
イントロではピアノとギターの音が切なく響き、そこにドラムの音が合流して一気に盛り上がりを見せます。
AメロBメロは静かながらも力強い歌声が響き渡ります。
サビではかなり盛り上がり、大音量で伴奏とボーカルの声が響き渡ります。
オリンピックのテーマソングらしく、勇気をくれるような歌詞になっています。
歌っていて楽しいナンバーですね。
「もっと遠くへ / レミオロメン」の構成と歌い方について
- 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:Cメロ→ラストサビ→アウトロ
キーは低めに設定されています。
1番には地声最低音は登場しません。2番で登場します。
地声最低音は一瞬で、他のキーはそこまで低くはありません。
なので低音が苦手な人でも歌いやすいパートです。
歌詞はやや敷き詰めている部分があります。
とはいえ全体的に音程の変化は少なく、歌いやすい配置です。
息継ぎの余裕もあり、音程は合わせやすいですね。
やや力を入れた発声を意識しましょう。
その状態で口ずさむように歌唱して行くのがおススメです。
切れ目やロングトーンが多いので、そこでリズムを取ります。
ロングトーンのキーは低いので、発声をしつつ、次のフレーズに備えるのがおススメです。
Aメロから大きくキーが上がります。
低くなる部分もありますが、低くなる部分がAメロの最高音程度です。
サビへ向けて一気にキーを上げてくる場所ですね。
歌詞はAメロよりも敷き詰めるようになります。
しかし音程の変化はほとんどなく、覚えてしまえば歌いやすいです。
Aメロよりも音程は簡単だと言えます。
力をAメロよりも入れます。
高音部分に関しては、後述するサビと同じくらい力を入れるとらしさがでます。
低音部分は流れるように軽く歌唱し、高音部分は母音を強調してサビへと繋げていきます。
全体的にキーが高めです。
mid2F(F4)やmid2G(G4)といったキーを中心に構成されています。
地声最高音のhiA#(A#4)はここで登場します。
とはいえ登場は一瞬なので、よく出現するmid2G(G4)くらいまでの音が安定して出せるかが問われています。
音程変化はやや複雑なものの、歌いやすい位置に配置されています。
息継ぎをする暇が多く、ロングトーンも多めで音程を合わせる余裕はあります。
張り上げて歌う音程が多めなので、声が裏返らないように注意すれば音程はそこまで問題ではありません。
力強い歌声を意識しますが、苦しそうなニュアンスは出しません。
強い発声ながらも、余裕を持った発声を行います。
そのためには高音に対する強い実力が必要です。
余力を持った状態で歌唱していきます。
張り上げる部分もありますが、軽く発声をするだけで合わせていきます。
力を抜きつつも安定した高音が問われる、難しいパートです。
切れ目でしっかりと息継ぎを行い、軽く高音を出せるようにしましょう。
全体的にキーが高めです。
キーの高さはサビとほとんど同じで、mid2F(F4)やmid2G(G4)のキーが連発します。
音程変化はほとんどなく、歌いやすい位置に配置されています。
Cメロからかなり強い発声へと移っていきます。
ラストサビに向けて、最大の力を出し始めるパートです。
歌詞を敷き詰めている部分は子音を発声して流れるように歌唱していきます。
ラストサビに繋がる部分では母音の主張を控えめにしつつも、強い発声を意識しましょう。
繰り返しも転調もしませんが、最後にアウトロが用意されています。
アウトロはラストサビとは歌詞が違うものの、メロディや音程は同じです。
これまでのサビよりも力を入れて歌唱します。
特にアウトロの部分では、全てを出し切って歌唱するようなイメージで構いません。
力の入れ具合で言うとサビを70、ラストサビを100といった形です。
力強く、とても安定した発声を意識して歌唱して行くとらしさがでます。
カラオケで歌う場合の「もっと遠くへ / レミオロメン」の総評
曲中での音域はmid1A#(A#2)~hiA#(A#4)と広めです。
地声の最高音がhiA#(A#4)で裏声は使われていません。
レミオロメンの曲の中でも音域が広い曲です。
しかし、地声最低音のmid1A#は一瞬しか登場しません。
Aメロが一番低いパートですが、キーはそこまで高くはありません。
メインで使用している部分で考えるとmid1E(E3)~hiA#(A#4)くらいです。
聴いているとかなり苦しそうな印象を受けます。
しかし中心に構成されているのはmid2F(F4)やmid2G(G4)です。
レミオロメンの曲で見てみると、この曲よりも中心に構成されている音が高い曲は多いです。
とはいえ中心となっている音がほぼほぼ男性の平均音域の限界なので、ほとんどの男性からすると高い印象を受けるはずです。
AメロBメロサビといったパートの中では音域はそこまで頻繁に変化しません。
音程も緩やかに移動して行くので、高低差が激しいパートはありません。
音域的な意味では歌いやすい曲です。
難しいのは、同じメロディ、音程をしているにもかかわらずサビとラストサビで歌い方が異なるところです。
サビの部分でも説明しましたが、サビは力を入れすぎず、流れるように歌います。
一方でラストサビは全力で歌唱しているようなとても力強い発声を行います。
このため、サビで余裕をもって歌えるだけの高音の実力と、高音の中でも力の使い方を操れるだけの表現力が必要になります。
高音の実力が足りないとどちらのサビでも発声に夢中になってしまいます。
表現をしている場合ではなくなり、曲を通して「苦しそう」と周りに思わせてしまいます。
原曲キーで歌唱するには相当な高音の実力がないと厳しいでしょう。
多少高音に自信がある、程度だと痛い目を見ることになります。
ほとんどの人はキーを下げたほうが歌いやすくなるでしょう。
このくらい下げると中心となる音が下がり、苦しさがなくなります。
高音の負担がなくなることで、音程も合わせやすくなり、表現もしやすくなります。
音程難易度はやや易となっています。
一部音程変化が複雑な部分もありますが、全体的に歌いやすいです。
合わせやすいと感じる部分が多いですね。
以上を考慮して、
キーを下げることで難易度が一気に下がる曲です。
というよりも、高音を出しながら力の入れ方を調節するのがとても難しいですね。
そのため原曲キーで歌唱する場合の難易度はかなり高くなります。
どうしても原曲キーで歌唱したい場合は、レミオロメンの他の曲で練習をしてから歌唱するのがおススメですね。