スピッツの大人気楽曲「ロビンソン」について、カラオケでの歌い方や音域を解説しました。地声最高音や裏声最高音、各パート毎の音程の難しさなども解説していますので、ぜひ参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
「ロビンソン / スピッツ」の楽曲音域データ
アーティスト | スピッツ |
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リリース | 1995/4/5 |
タイアップ | バラエティ番組「今田耕司のシブヤ系うらりんご」EDテーマ |
総合難易度 | ★★★☆☆ |
音程難易度 | ★★☆☆☆ |
地声最低音 | mid1F#(F#3) |
地声最高音 | hiB(B4) |
裏声最高音 | hiC#(C#5) |
スピード | BPM111(やや速い) |
ラップ | なし |
1995年4月5日にリリースされたシングル曲です。タイアップはありますが、そちらでの知名度は低めとなっています。
音楽番組で耳にした人が多いのではないでしょうか。スピッツ最大のヒット曲にして、売上枚数は160万枚を突破しています。
カラオケでも「チェリー」と並んでよく歌われている一曲です。知名度はかなり高いですね。
YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年10月現在、1億4000万回を突破しています。驚異的な再生回数で、公式チャンネルの中でも1位の再生回数となっています。PVはカラオケでも流れることがあるので、見たことがある人も多いのではないでしょうか。
「ロビンソン」は思わずリズムを取ってしまいそうになる印象的なイントロから始まるナンバーです。落ち着いた調子で口ずさんで歌えるような曲調が良いですね。
「ロビンソン / スピッツ」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:なし
- 高音:mid2F#(F#4)
- 低音:地声最低音mid1F#(F#3)
- 音程:やや易
音域はやや狭く、1オクターブに収まっています。最低音はこのパートで登場しますが、全体的に中音域が多めで音域的には歌いやすくなっています。
曲のスピードはやや速めで歌詞を敷き詰めていますが、合わせやすい配置です。ロングトーンも多めなので音程難易度は易しめになっていますね。
跳ねるような軽快な歌声で歌唱します。体を揺らしながら口ずさんで歌うようなイメージですね。発声も大切ですが、それ以上にリズムを崩さないようにノリノリで歌唱しましょう。ロングトーンが多めですので、母音をしっかり発声することを忘れずに。
- 高音:hiA(A4)
- 低音:mid1G#(G#3)
- 音程:やや易
音域は広めですが、パート内部では緩やかに変化するために、音域的には歌いやすくなっています。ただhiA(A4)のキーも見受けられるので、ここら辺から高音の発声にも注力しましょう。
音程変化はAメロよりも緩やかで、合わせやすいです。ただブレスのタイミングは少しシビアになっていますので、息を吸うことは心がけるようにしましょう。息切れで声が出なくて音程がそもそも合わないという事態を避けるようにしてください。
高音域から中音域、そしてまた高音域に戻ってくる特徴的な音程を繰り返します。坂を転がり落ちてそのまま勢いで登っていくボールをイメージしながら、歌声に波をつけて歌唱していくとらしさが出るのでおすすめです。
- 高音:地声最高音hiB(B4)、裏声最高音hiC#(C#5)
- 低音:mid2A(A3)
- 音程:普通
音域はほぼ1オクターブですが、高音域に集中しています。地声最高音、および裏声最高音が登場するのみならず、中心となる音がmid2G(G4)なので高音が苦手だと苦しくなるパートです。
AメロBメロに比べてやや音程の変化が激しくなっています。歌いやすくはあるのですが、細かい部分を外しやすいですね。ただメロディそのものは覚えやすいので、合わせやすさは感じるはずです。
サビ導入部分のハイトーンのロングトーンをしっかりと決めます。そのあとは流れるように歌唱してスピードの緩急をつけるといいでしょう。
裏声部分はこの曲でも一番の見せ場です。裏声→地声→裏声と変化するのですが、慣れていなければ全て裏声でも問題はありません。
また「ロビンソン」にはラストサビという概念がなく、2番のサビで曲が終了します。
カラオケで歌う場合の「ロビンソン / スピッツ」の総評
曲中での音域はmid1F#(F#3)~hiC#(C#5)とかなり広いです。
地声最高音はhiB(B4)で、裏声最高音がhiC#(C#5)です。男性の平均的な音域から考えると、上に大きく広がっていると言えます。
曲の音域は広いのですが、パートごとの音域は狭めになっています。音域的には歌いやすいですが、全体的にキーは高めです。
地声最高音はhiB(B4)でサビで登場します。
男性の平均的な音域から見てみるとかなり高く、それに準ずるキーも多く登場します。
このキーをギリギリ出せるくらいだと苦しさを感じるかなくらいの登場頻度でして、高音が苦手な方はキーを調整した方が無難です。その際には
地声最低音はmid1F#(F#3)で、Aメロで登場します。
登場頻度は一箇所で、実際の低音はmid1G#(G#3)のキーの方が重要です。どちらにせよ男性の平均的な低音から考えても高いので、そこまで苦も無く発声できると思います。
上記ではキーを調整する幅を紹介しましたが、低音には余裕があるために、苦しい場合はさらに下げても問題はないでしょう。スピッツの曲らしく、キー調整はとてもしやすいといえます。
裏声最高音はhiC#(C#5)となっています。
サビで登場しますが、この裏声が一番の見せ場です。芯のしっかりとした裏声を響かせて、周りの目を集めてしまいましょう。
キーはやや高いものの、極端に高いというわけではありません。高音裏声の練習にも向いていますね。
音程難易度はやや易〜普通となっています。
曲のスピードが速く、歌詞をやや敷き詰めていますが、全体的に合わせやすい位置に配置されています。
メロディラインも覚えやすいですし、高めの音程正解率は狙えるでしょう。カラオケで歌唱するときには音程よりも高音の方に重きを置いていきたいですね。
以上を考慮して、
「ロビンソン 」は有名な曲なので上手く披露できれば周りの視線を独り占めできます。キーの調整もしやすく、音程も難しくないのでマスターしやすいのも良い点です。
曲の性質上、カラオケでは中盤から終盤にかけて入れるのが良いでしょう。歌詞とメロディをしっかりと覚えたり、ある程度歌い込んだ人はさらなるレベルアップを考えて表現も意識してみても良いですね。
また採点ゲームでも高得点を取りやすい曲です。高い音程正解率に、AメロBメロとサビとの落差で表現力も高い値が狙えます。
どちらにせよまずは自分に合ったキーを見つけることが第一だと思いますので、気に入った場合にはキー調整をして、その後に練習を重ねてみてください。