「チェリー / スピッツ」のカラオケでの歌い方【音域】

「チェリー / スピッツ」についてカラオケでの歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「チェリー / スピッツ」の楽曲音域データ

アーティストスピッツ
リリース1996/4/10
タイアップNTT東日本テレビCM
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★★☆☆
地声最低音mid1E(E3)
地声最高音hiA(A4)
裏声最高音hiC(C5)
スピードBPM97(標準的な速さ
ラップなし
チェリーについて

1996年4月10日にリリースされたシングル曲です。発売から20年以上経過した今も、根強い人気を誇ります。スピッツの曲の多くが愛されているというのもありますが、その中でも随一の人気を誇ります。

100万枚以上を売り上げたミリオンヒット曲であり、売上枚数はあの「ロビンソン」と並びます。さらにカラオケにおいては「ロビンソン」よりもこの「チェリー」の方が人気だったりします。

YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年9月現在、9500万回を突破しています。1億回も見えてきています。公式チャンネルの動画の中では「ロビンソン」に次いで2位の再生回数を誇っています。

「チェリー」は明るい曲調で進んでいく、ポップなメロディの一曲となっています。

「チェリー / スピッツ」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→Aメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2G(G4)
  • 低音:地声最低音mid1E(E3)
  • 音程:やや易(複雑な変化が少なく、合わせやすい)

音域はほぼ1オクターブに収まっています。地声最低音はこのパートで登場しますが、一瞬の登場ですぐにキーが上がります。そのためこの低音については外してしまっても気にしなくて大丈夫です。音域的には中央域の音が多く、歌いやすいパートと言えます。

音程は緩やかに変化します。急激な変化は本当に一部のみで、全体的に歌いやすい配置となっています。曲のスピードもゆったりとしていますし、歌詞の区切れもしっかりしていて息継ぎをする余裕もあります。意識して音程を合わせることもできるので、難易度としては低めです。

歌い方はAメロながらも力を入れたしっかりとした歌声で歌唱して行きます。Aメロにしてはキーは高めですので、事前にしっかりと準備をして選曲するようにしましょう。

Bメロ
  • 高音:mid2F(F4)
  • 低音:地声最低音mid1E(E3)
  • 音程:やや易(Aメロとほぼ同じ)

Bメロとありますが、メロディーラインや音程の配置などはAメロとほとんど変わりません。地声最低音が登場する場所についてもAメロと同じです。最高音のみAメロよりも低いのでやや歌いやすい印象を受けるかもしれません。

歌い方に関してもAメロと同じです。しっかりとした歌声で盛り上がりのあるサビへと繋げていきましょう。

サビ
  • 高音:地声最高音hiA(A4)
  • 低音:mid2C(C4)
  • 音程:やや易(緩やかな変化が多く、合わせやすい)

音域は1オクターブよりも広くなっています。地声最高音が登場しますが、それ以外にも高いキーが多く全体的に高音域からなっているパートです。

音程の変化はAメロBメロと同じく比較的緩やかです。合わせやすい配置をしていますが、一部細かい変化もありますので、そういったところは外してしまうかもしれません。しかし外したとしても一部だと思いますので、気にせずに歌唱を続けていきましょう。

ここでもAメロBメロと同じように力を入れて歌唱して行きます。あまり力を入れすぎずに苦しんでいる雰囲気を見せないことが大切です。跳ねるような軽快な歌声で歌唱していけると、よりらしさが出てくるでしょう。

Cメロ
  • 高音:裏声最高音hiC(C5)、地声mid2F(F4)
  • 低音:mid2A(A3)
  • 音程:やや易(緩やかな変化が多く、合わせやすい)

サビに引き続き音域は狭めになっています。裏声最高音はこのパートで登場しますが、ラストサビに繋がる最後の部分だけが裏声です。それ以外には地声の最高音はmid2F(F4)となっており、サビよりは余裕をもって歌えると言えるでしょう。

裏声は歌詞というよりもコーラスの部分であり、力を抜いて出しつつもフェードアウトをしない裏声のロングトーンとなっています。一番の見せ場ですので、ここをしっかりと決めていきたいところです。

ラストサビ
  • 転調:なし
  • 繰り返し:なし

転調も繰り返しもありません。ラストサビですが、余計な力などは入れずにこれまでのサビと同じように跳ねるような軽快な歌声で歌唱することを意識しましょう。

楽しそうに歌っているという雰囲気が出せると、よりGOODです。

カラオケで歌う場合の「チェリー / スピッツ」の総評

曲中での音域はmid1E(E3)hiA(A4)と標準的な広いです。
地声最高音はhiA(A4)で、裏声はhiC(C5)です。男性の平均的な音域から考えると、少しだけ上にシフトしています。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

各パートの音域はやや狭めになっています。全体的に高音が多く、低めのキーの登場頻度は少なめです。急激な音程の変化もなく、中音域の音が多めですので、歌いやすい印象を受けると思います。

地声最高音はhiA(A4)で、サビで登場します。
スピッツとして考えると少しだけ低いのですが、一般的に考えるとやや高い音域です。この音をやや余裕をもって出せる必要があります。それゆえに高音に関しては多少は慣れている必要がありますね。サビ以外のパートを見てみても全体的に高めですので、高音を維持する肺活量も必要です。

もしもサビを歌っていて苦しいなと感じる場合には、キーを下げることをお勧めします。

キー調整をする場合には、キーを1つ~2つ下げてみましょう。

これでhiA(A4)のキーがmid2G(G4)まで下がります。このキーは男性の平均的な高音域ですので、かなり楽になると思われます。同時にAメロやBメロも下がるので、全体的にかなり余裕が生まれてくるでしょう。

地声最低音はmid1E(E3)です。
男性の平均的な低音域から考えるとやや上の方に位置しています。さらに登場頻度も少なめです。そのため無視して下げて問題ありません。「チェリー」はどちらかというと高音域がきつい曲なので、苦しいと感じる場合には調整してしまいましょう。

裏声最高音はhiC(C5)です。
Cメロで登場し、ラストサビ前の繋ぎとして登場します。一回のみの登場ですが、一番の見せ場でもあります。裏声そのものは綺麗な裏声ですが、力を抜いて出します。歌詞ではなくコーラスのような裏声ですので、苦手な人は重点的に練習すると良いでしょう。

音程難易度はやや易となっています。
音程変化は絶えずありますが、急激な変化が少なく、リズムに合わせて歌うと音程が合います。歌詞は敷き詰めていますが、曲のスピードも遅いので音程をしっかりと合わせる余裕もあります。

以上を考慮して、

総合的な難易度では普通になると感じました。

「チェリー」はスピッツの他の曲から考えると、キーは低めとなっています。サビでの最高音がhiCが多いアーティストなので、そのキーが一回しか登場しないのがその証拠です。ただし全体的にキーは高めなので、なめてかかると痛い目を見ます。

歌っていて楽しい曲ですので、自分に合ったキーを見つけるとカラオケで盛り上がれるでしょう。知名度も高めで、カラオケではPVも流れます。楽しんで歌うためにも、練習してみてください。

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