「DAHLIA / X JAPAN」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
「DAHLIA / X JAPAN」の楽曲データ
DAHLIA
X JAPAN
1996/02/26 ¥204
アーテイスト | X JAPAN |
---|---|
リリース | 1996/2/26 |
タイアップ | なし |
総合難易度 | ★★★★☆ |
音程難易度 | ★★★☆☆ |
地声最低音 | mid2A#(A#2) ※サビで登場 |
地声最高音 | hiB(B4) ※サビで登場 |
裏声最高音 | なし |
スピード | BPM173(とても速い) |
ラップ | なし |
1996年2月26日にリリースされたシングル曲です。
前作「Longing〜切望の夜〜」から約3ヶ月振りのリリースとなります。
オリコンでは1位の好成績を記録しました。
YouTubeにて、公式チャンネルが音源の動画を公開しています。
PVではないので、画面は切り替わりません。
タイトルは「ダリア」と読みます。
この名前の少女が異国の地で経験する苦労や挫折をテーマにしています。
歌詞には日本語と英語がほぼ同程度、登場します。
イントロから走るドラムの音がアップテンポな印象を植え付けます。
AメロBメロでは疾走感がすさまじいですが、一方でサビでは伴奏の音が抑えられ、壮大なイメージへと切り替わります。
他の曲では味わえない、メロディが心を惹いてくれるナンバーです。
「DAHLIA / X JAPAN」の構成と歌い方について
- 1番:Aメロ→Bメロ→Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:ラストサビ
Aメロから音域は高めです。
mid2G#(G#4)やhiA#(A#4)といったキーが登場します。
英語部分があり、そこがかなり歌詞を敷き詰めています。
X JAPANの曲の中でも屈指の敷き詰め具合です。
音程変化は複雑で、しっかりと歌い方を覚えているかどうかが問われています。
かなり強い発声で、子音を強調して流れるように歌唱していきます。
フレーズの最中に短いですが切れ目があります。
しっかりといったん切って、リズムに乗って歌唱していきましょう。
英語部分の歌唱が特に難しいと思うので、しっかりと歌詞を覚えることを推奨します。
発言しない単語や部分はないので、歌詞を覚えれば歌いこなせるでしょう。
Aメロにおける高音が連発されます。
最高はmid2G#やhiA#ですが、登場頻度がAメロよりも多めです。
それゆえに、Aメロよりも高音が厳しくなっています。
英語部分はなくなりましたが、依然として細かい音程変化が継続します。
急激な変化はないので、歌いにくいというわけではありません。
ここもしっかりと歌詞と歌い方を覚えましょう。
Aメロでは全く母音を強調しませんが、Bメロでは母音を強調します。
とくにロングトーンの部分では力強い発声で歌声を響かせています。
切れ目の代わりにロングトーンが多くなります。
それゆえにリズムを取りやすくなるパートです。
地声最低音であるmid2A#(A#3)から入り、高音域へと上がっていくフレーズが連発します。
高音域はhiA#や地声最高音のhiB(B4)にまで到達します。
音域の変化が段階上になっていて、それゆえに音程を外しやすい部分です。
音程変化があるのは前半部分だけで、後半は音程がほとんど変化しません。
高音を連打し続ける形になります。
あまり強くはない、リラックスした発声で歌唱していきます。
高音に関しても軽い調子で出しています。
あまり力んで無理やり出さないように注意しましょう。
同じ音程配置が繰り返されるために、一つのフレーズの歌い方を覚えるのがおススメです。
しっかりと覚えて、歌いこなしていきましょう。
ありません。
繰り返しも転調もありません。
カラオケで歌う場合の「DAHLIA / X JAPAN」の総評
曲中での音域はmid2A#(A#3)~hiB(B4)とやや狭いです。
地声最高音がhiB(B4)で、裏声は使われていません。
高音が男性の平均的な音域を大きくオーバーしています。
サビにおいて、最低音から高音までの変化が一気に行われます。
そのためこの部分が少し歌いにくく、音程が合わせにくい部分です。
しかしそれ以外は総じて高音が続き、音域の変化はほとんどないと言えます。
地声最高音はhiB(B4)で、サビに登場します。
X JAPANから考えるとやや低めのキーです。
とはいえAメロBメロからそれに準ずるhiA#(A#4)のキーは登場します。
そのため、音域的には他のアーティストの同じ最高音とする曲よりも高く感じます。
高音が得意な人でもやや苦しさを感じる高さですね。
基本的にはキーを下げたほうが歌いやすく感じるでしょう。
これで地声最高音がmid2G#(G#4)付近になり、歌いやすくなると思います。
地声最低音はmid2A#(A#3)とかなり高めです。
仮に4つ下げたとしても、まだ低いと感じることはないでしょう。
キー調整はX JAPANの曲らしく、やりやすいですね。
音程難易度は普通になります。
歌いやすくはあるのですが、スピードが速く、細かい変化が多めです。
そのため歌っていると一部を外しやすくなっています。
疾走感があるために、音程を合わせている余裕はありません。
英語部分があったりと、最初は手に付けずらい印象を受けるかもしれません。
しかし、実際に覚えようとすると、思ったよりも難易度の高さは感じないはずです。
以上を考慮して、
X JAPANのどの曲にも共通しますが、キー調整をしないで歌唱するのは難易度が高いです。
高音部分がかなりきつく、高音が得意という人でも厳しさを感じるでしょう。
この「DHALIA」も最高音はhiBですが、苦しさは他のアーティストとは比べ物になりません。
とはいえ、X JAPANの曲の中では低い部類に入ります。
そのため高音に自信があり、「X JAPANを歌えるようになりたい!」
という人にはおススメできる一曲です。