「X / X JAPAN」の歌い方【音域】

「X / X JAPAN」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「X / X JAPAN」の楽曲データ

X
X
1989/04/21 ¥255

アーテイストX JAPAN
リリース1989/4/21
タイアップソニー「カセットテープX」CMソング
総合難易度★★★★★
音程難易度★★☆☆☆
地声最低音mid2C(C4) ※Aメロ、Bメロで登場
地声最高音hiE(E5) ※サビで多く登場
裏声最高音なし
スピードBPM177(とても速い)
ラップなし
Xについて

1989年4月21日にリリースされたアルバム「BLUE BLOOD」に収録されている楽曲です。
アルバム収録曲であり、シングルカットされていない曲です。
にもかかわらず、ライブでは頻繁に歌われる曲でもあります。

ライブの際にはファンが両手をXの形に交差してジャンプする「Xジャンプ」が恒例となっています。
ライブで数万人が一気にジャンプをすると、震度3クラスの地震が起きるために、自治体から禁止を要請されたという裏話もあります。

YouTubeにて、公式チャンネルが音源の動画を公開しています。
PVではないので、画面は切り替わりません。

非常に疾走感のあるナンバーです。
BPMも177とずば抜けて速く、この曲を知っていれば、カラオケで周りと一緒に盛り上がることもできます。

高音にかなり強い必要がありますが、歌っていて楽しい曲でもあります。

「X / X JAPAN」の構成と歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:サビ→Bメロ
  • ラスト:ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2G#
  • 低音:mid2C#
  • 音程:やや易(歌詞を敷き詰めているが、変化は緩やかで歌いやすい)

やや力を入れた発声で歌唱していきます。
はっきりと1音1音を発声するイメージですね。

歌詞の切れ目と歌唱の切れ目が一致していて、歌いやすいパートです。
音程も難しくないので、苦労する場所はないでしょう。
そのままBメロへと進んでいきましょう。

Bメロ
  • 高音:mid2F#
  • 低音:地声最低音mid2C
  • 音程:やや易(Aメロとほぼ同じ)

発声の強さはAメロと同じです。
ここでもはっきりとした発声を意識して行きましょう。

歌詞と歌唱の切れ目も一致しています。
フレーズもそこまで長くはなく、息切れを起こすことはありません。
ここも歌いやすいパートですね。

ちなみに1番のBメロにはシャウト部分がありますが、
この部分は歌詞には表示されないものの、採点ゲームでは音程バーが割り振られています。

サビ
  • 高音:hiD#
  • 低音:mid2F#
  • 音程:やや易(音程変化も単調で、歌詞も敷き詰めていない。余裕がある)

かなり強い発声で歌唱していきます。
盛り上がりを意識して歌唱すると良いでしょう。
高音部分はシャウトの発声をイメージするとらしさが出ます。

ここも歌詞と歌唱の切れ目が一致していて歌いやすいパートです。
音程もそこまで難しくはないので、高音の維持に注力しましょう。

Cメロ

ありません。

ラストサビ
  • 高音:地声最高音hiE
  • 低音:mid2G

転調し、キーが一つ上がります。
ここでも強い発声で、全てを出し切るように歌唱していきます。
かなり喉に負担がかかりますが、それでも楽しんで叫べるパートです。

キー調整をすれば負担を最小限にできますので、
その状態で楽しんで歌っていきましょう。

カラオケで歌う場合の「X / X JAPAN」の総評

曲中での音域はmid2C(C3)~hiE(E5)と標準的です。
地声最高音がhiE(E5)で裏声は使われていません。
高音が男性の平均的な音域を大きくオーバーしています。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

パート内部で、音域は激しく変化しません
Aメロ、Bメロは中音域がメインで、サビは高音がメインです。

地声最高音はhiE(E5)で、X JAPANの曲の中でも高い部類に入ります。
この最高音はラストサビの転調後に登場します。
転調前でも最高音はhiD#であり、しっかりと発声するために安定して出せる必要があります。

サビに関しては原曲キーで歌唱できる人はかなり少なくなるでしょう。
カラオケで歌唱するときは、キー調整をするのが無難です。

キーは、8つ~9つ下げるのがおススメです。

これで地声最高音がmid2G#(G#4)になります。
ちなみに、カラオケでは原曲キーが+3などに設定されています。
なので8つや9つ下げることが実現できます。
(-5や-6に設定する)

地声最低音はmid2C(C3)なので、かなりの余裕があります。
キーを9つ下げたとしても、mid1D#なので、苦しいとは感じないはずです。

とはいえ、この曲は気持ちよく歌いたい側面が大きいでしょう。
なので、自分の声域のギリギリになるように設定したほうが、楽しめたりします。

音程難易度はやや易になります。
歌詞はやや敷き詰めがちです。
とはいえ音程変化は単調で、かなり歌いやすい印象があります。

疾走系らしく、音程を合わせる余裕はありません。
しかし、歌い方や歌詞を覚えてしまえば、流れに任せて歌唱するだけで音程が合うようになります。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや易~難になると感じました。

キー調整がしやすいのが本当に救いで、自分の声に合わせればとても歌いやすい曲です。
一方で原曲キーで歌唱するのはとても難易度が高いです。
そもそも、カラオケでは満足に歌いきれる人がほとんどいないでしょう。

X JAPANの曲の中でも屈指の疾走系ナンバーです。
それゆえにカラオケでは盛り上がりやすいです。
とくに「Xジャンプ」をライブでする部分に関しては()書きで歌詞に表示されます。

なので曲を知らない人でもノリノリになりやすいです。
曲としてのキーは高いですが、歌いこなせるようになれば楽しめる曲です。

そのために、まずは自分の声に合うようにキーを調整しましょう。

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