「Rusty Nail / X JAPAN」について歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
「Rusty Nail / X JAPAN」の楽曲データ
Rusty Nail
X JAPAN
1994/07/10 ¥204
アーテイスト | X JAPAN |
---|---|
リリース | 1994/7/10 |
タイアップ | ドラマ「君が見えない」主題歌 |
総合難易度 | ★★★☆☆ |
音程難易度 | ★★☆☆☆ |
地声最低音 | mid2A(A3) ※Aメロ、Bメロで登場 |
地声最高音 | hiC(C5) ※サビで多く登場 |
裏声最高音 | なし |
スピード | BPM175(とても速い) |
ラップ | なし |
1994年7月10日にリリースされたシングル曲です。前作「Tears」から約8か月振りのリリースとなります。
前作の「Tears」に次ぐ売上枚数を記録しています。オリコンでは週間1位を見事に記録しました。
YouTubeにはOfficial Audioが投稿されています。
PVではなく、音源のみとなっています。
余談ですが、YOSHIKIさんの公式チャンネルにおいて、RustyNailのアニメ動画が投稿されています。
RustyNailが流れながら、X JAPANのメンバーが活躍するアニメとなっていて、少しクスッとしてしまうような内容です。
イントロでのギターメロディが特徴的なナンバーです。サビは大きく盛り上がり、頭に残るメロディを奏でてくれます。
「Rusty Nail / X JAPAN」の構成と歌い方について
- 1番:Aメロ→サビ
- 2番:Aメロ→サビ
- ラスト:Cメロ→Aメロ→ラストサビ→アウトロ
Aメロながらも音域が高めです。地声最低音のmid2A(A4)が登場しますが、一方でmid2Eやmid2Gといったキーが多く登場します。
歌詞はやや敷き詰めていますが、音程変化は単調です。それゆえに、しっかりと歌詞や歌い方を覚えれば合わせやすく感じるでしょう。
全体的にやや力を入れて、流れるように歌唱していきます。高音が多いので、この段階でしっかりと声を響かせて歌唱していきましょう。
歌詞の切れ目と歌唱の切れ目が一致しています。音程も簡単のため、歌いやすいパートです。母音を伸ばす位置だけを覚えておくと良いでしょう。
とくに難しい部分はないので、さっくりと歌いあげてサビへと向かっていきましょう。
ありません。
前半が高く、後半が低いフレーズが連発します。特に前半は地声最高音のhiC(C5)が連発されます。また後半部分は低いとはいえmid2E(E4)やhiA(A4)のロングトーンが登場します。
高音が集中しているので、音程変化は複雑ではありません。高音の維持に力を入れていきたいですね。
フレーズの先頭の高音はやや力を抜いて出します。ヘッドボイスと言われる歌唱技術ですが、できない人が多いと思います。なのでまずは感覚として、ひっかける感じで出すとらしさが出ます。
この部分に関しては多少無理をして出してもOKです。ただしキーは高いので、無理をせずにキーを調節したほうが無難とも言えます。
歌詞と歌唱の切れ目が一致しているので歌いやすいパートです。英語部分がありますが、この部分はすべての単語をはっきりと歌唱しています。省略や、歌わない部分はありません。
ここも流れるように歌唱して行けるとらしさが出ますね。
Cメロ自体が長く、次第にキーが上がっていく形になります。最初は地声最低音のロングトーンも登場します。しかし、後半はキーが上がり、地声最高音も登場します。
音程の変化はほとんどなく、横一直線の音程がほとんどです。主に後半が高音なので、しっかりとした発声を意識して行きましょう。
最初の3フレーズのみ、前半を強調して、最後のロングトーンで力を抜きます。消え入るような発声ですね。その後のフレーズは全体を通して強い発声へと切り替わります。全体的にキーが高めなので、安定した発声で歌いあげていきましょう。
サビと全く同じで、転調はしません。アウトロがありますが、これに関してもサビと同じ音程となっています。
カラオケで歌う場合の「Rusty Nail / X JAPAN」の総評
曲中での音域はmid2A(A3)~hiC(C5)と標準的です。
地声最高音がhiC(C5)で、裏声は使われていません。高音は男性の平均的な声域を大きくオーバーしています。
パート内部で、音域は激しく変化しません。Aメロは低めで、サビは高めとなっています。サビで音域の変化はやや激しいですが、高い部分と低い部分に綺麗に分かれています。
地声最高音はhiC(C5)ですが、サビで登場します。
かなり登場頻度が多く、サビの3割程度を占めます。それゆえに、このキーを安定して出せるかどうかが問題になります。
もちろん、hiC(C5)のキーを余裕をもって出せる人などほとんどいないはずです。なので、基本的にはキーを下げて歌唱するのが一般的になります。かなり高音に自信がある人でも、キーを下げたほうが歌いやすいでしょう。
キーを下げる場合には最高音が頻出なので、このキーを考慮して下げると良いです。
地声最低音はmid2A(A3)なのでかなり余裕があります。
仮にキーを6つ下げても、mid1D#(D#3)です。やや低いと感じるかもしれませんが、高音がきついのでそれでも下げること推奨です。
音程難易度はやや易になります。
音程配置は簡単で、複雑な変化はほとんどありません。スピードはやや速いものの、しっかりと覚えれば歌いこなせるでしょう。
やはり一番の問題は高音だと思います。
以上を考慮して、
キーを下げることで一気に難易度を下げられる曲です。逆に言えば、原曲キーで歌唱するのはかなり難易度が高いです。
一応歌いやすい音域で5つ~6つ下げることを提案しましたが、こういった曲に関しては気持ちよく歌いたいという人も多いはずです。そういった人は自分の限界の声域で気持ちよく歌うために、もう少し下げるキーを緩めてもいいかもしれません。
例えばですが、キーを3つ下げると最高音がhiA(A4)になります。このキーを出して気持ちよく歌うことも可能です。mid2Gだと人によってはやや余裕があり、楽しめない可能性もありますからね。
高音に自信があり、周りを魅了したい場合は原曲キーで歌唱するのもアリだと思います。とはいえ高音が得意な人からしてもかなり厳しく、苦しくなりやすい曲です。まずはカラオケで実際に歌ってみて、どのくらい苦しいかを知るのが良いと思います。