YOASOBI(ヨアソビ)の楽曲「アドベンチャー」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
「アドベンチャー / YOASOBI」の楽曲音域データ
アーティスト | YOASOBI |
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リリース | 2023/2/15 |
タイアップ | ユニバーサル・スタジオ・ジャパン「ユニ春」CMソング |
総合難易度 | ★★★★☆ |
音程難易度 | ★★★☆☆ |
地声最低音 | mid1G#(G#3) |
地声最高音 | hiF(F5) |
裏声最高音 | hiE(E5) |
スピード | BPM128(やや速い) |
ラップ | なし |
2023年2月15日にリリースされたシングル曲です。YOASOBIの17枚目のシングル曲で、CMソングのタイアップ曲となっています。
YOASOBIの新曲ということでリリース前から注目されていた楽曲となっていて、USJのテーマパークの楽しさを表現した楽曲となっています。CMでも流れていた曲なので、聴いたことがある方も多いのではないでしょうか。
YouTubeに公式チャンネルが音源を投稿しています。
投稿から2週間しか経過していませんが、再生数は113万回を突破しています。PVではないにもかかわらずこれだけの再生回数を誇っているのは、多くの人がYOASOBIの楽曲を好んでいるからに他ならないでしょう。
「アドベンチャー」は終始アップテンポな調子で進んでいく軽快なナンバーとなっています。USJをテーマにしているので、そういったテーマパークや旅行といった非日常に出かけるときに聴きたい一曲ですね。
曲名通り、まさに「冒険」したい気分にさせてくれる楽曲です。
「アドベンチャー / YOASOBI」カラオケでの歌い方について
- 1番:イントロ→Aメロ→Bメロ→Cメロ→サビ
- 2番:Bメロ→Cメロ→サビ
- ラスト:ラストサビ→アウトロ
- 高音:hiC#(C#5)(アウトロではhiD(D5))
- 低音:地声最低音mid1G#(G#3)
- 音程:やや易
音域はやや広く、最低音がこのパートで登場します。登場は一回のみで、すぐにキーがmid2B(B3)に上がってしまうので重要度はそこまで高くはありません。全体的に中音域が多いので歌いやすいですが、hiC#(C#5)の高音も登場するので注意が必要です。
音程の変化はかなり緩やかで、急激な変化はほとんどありません。YOASOBIの曲にしては珍しく曲のスピードもゆったりとしていますので、落ち着いて音程を合わせる余裕もあります。難易度は低めですね。
跳ねるような軽快なリズムで歌唱していきましょう。力の入れ具合はあまり考える必要はないです。もしもカラオケで歌う場合には体を揺らすなどしてリズムを取ると良いかもしれませんね。
なお、高音であるhiC#(C#5)ですが、芯のあるしっかりとした裏声ならば代用ができるかなと思われます。歌い始めの高音ですので、もしも厳しいなと思う場合には裏声に逃げるのもアリです。
歌詞と歌唱の切れ目も一致していますし、比較的歌いやすいパートです。ここで波に乗って、ここから先も丁寧に歌い上げていきたいですね。
またアウトロではラストサビの関係からキーが+1され、最高音がhiD(D5)になります。
- 高音:hiB(B4)
- 低音:地声最低音mid1G#(G#3)
- 音程:普通
音域はイントロよりは狭くなるもののそれでも広く、主に低音域~中音域が多めになっています。最低音が多く登場するだけでなく、それに準ずるキーも頻出するので低音が苦手だと苦しくなりやすいですね。
一方で高音の登場は後半のみですが、女性の音域として考えるとやや余裕がある高さになっています。
緩やかな音程配置ですが、同じような階段状の変化を繰り返す形になっていて、慣れていないと合わせにくいと思われます。低音域ということも相まってやや難易度は高めですね。
歌詞も敷き詰めがちになりますが、しっかりと練習をすればYOASOBIの歌い方を再現するだけである程度合わせられるでしょう。
フレーズの歌いだしの早口部分がポイントです。この部分をしっかりと練習して舌が回りつつ音程を合わせられるようにしておきたいですね。この部分を乗り越えれば長めの発声が多くなるので母音の発声に重点を置くのが良いでしょう。
低音から中音まで幅広く変化しますが、早口部分とそうでない部分が交互に来ます。歌詞の詰め合わせ具合が変わるので少し戸惑うと思いますが、原曲を聞いて慣れていきましょう。
「アドベンチャー」は特殊な構成をしていて、Aメロは一番にしか存在しません。二番の歌いだしで間違えてAメロから入ってしまわないように注意しましょう。
- 高音:hiB(B4)
- 低音:地声最低音mid1G#(G#3)
- 音程:やや難
音域はAメロと変わらずですが、どちらかというと中音域が多めとなっています。Aメロよりは音域的には歌いやすいと言えます。
ただし音程に関してはAメロよりも少しだけ難易度が上がり、短い発声をぶつ切りで行うフレーズとかなり早口のフレーズを交互に歌唱しなくてはならなくなります。
短い発声の部分は音程こそ合わせやすいですが、あまり他の曲では見ない歌唱法になるので戸惑うと思われます。Bメロそのものは前半と後半に分かれるのですが、最後のフレーズのみが異なっているのも難しいポイントです。
早口で歌唱する部分はAメロ以上に歌詞を敷き詰めています。音程こそ平坦なのですが、舌が回るかが問題ですね。
ちなみにBメロ構成は順に(前半)短い発声→早口→短い発声→(後半)短い発声→早口→控えめ、となっています。一番最後の違いに要注意です。
ほぼ中音域のために、力の入れ具合に関してはそこまで深くは考えなくてOKです。どちらかというとリズムに乗りつつ音程を合わせるのが大事ですね。
音程バーを見て合わせているような余裕はないので、原曲を再現しながら勢いに任せて歌いつつ音程を合わせていきたいところです。苦手な部分がある場合にはその部分を繰り返し聞き込むなどして精度を上げていきましょう。
- 高音:hiB(B4)、裏声最高音hiE(E5)
- 低音:mid2B(B3)
- 音程:やや易
音域はBメロからさらに狭くなり、低音域は消失します。ただ高音部分は裏声が登場するために、軽い気持ちで歌唱できるわけではありません。
ちなみにCメロでの裏声は裏声だと分かりやすいものとなっているので、イントロの高音とは違い、きちんと裏声で歌唱することをオススメします。
Bメロから打って変わって音程は楽になります。歌詞の敷き詰めもなくなりますし、急激な変化も少ないために合わせやすさを感じるでしょう。唯一裏声部分が外す可能性があるくらいですが、外しても少しだけだと思うので気にせずに歌唱を続けていきましょう。
小休止のようなパートで、Bメロで張り詰めた自分の体をほぐすのに使うのがおススメです。スピードもゆったりとしていて歌詞も敷き詰めていないので、安定した発声を意識しながらサビに向かいましょう。
一方で、途中で裏声が登場するのでそこだけは注意ですね。張り上げて芯のしっかりとした裏声を出すのを忘れないようにしましょう。
- 高音:hiE(E5)
- 低音:mid2C#(C#4)
- 音程:やや易
音域は狭くなるものの高音域が頻出するようになります。高音の頻度は少ないですが、発声はやや長めですので安定した高音が求められています。キーがなかなかに高いために、高音が辛いパートなのは言うまでもないでしょう。
ただCメロの高音とは違い、もしも辛い場合は裏声で代用するのもアリです。芯のしっかりとした、かつはっきりとした裏声ではないと代用できないので地声からの切り替えが辛いところですが、地声高音がきついなと思う場合には試してみてください。
音程に関してはCメロと同じく緩やかな変化が多く、合わせやすくなっています。覚えやすいメロディをしていますし、歌詞も敷き詰めていません。リズムに乗って歌いつつ、音程を合わせていきたいですね。
サビですので全力で歌唱したいところですが、ラストサビでキーが上がるために少し余力を残しておいてください。
リズムに乗って歌うのが重要なのは言うまでもないと思いますが、その中でも1音1音の発声ははっきりとしているので、まっすぐな歌唱を心がけましょう。
歌詞と歌唱の切れ目は一致しているので歌いやすいとは思いますが、息継ぎの余裕はあまりないのでブレスは積極的に行いたいですね。高音が連発することも相まって息切れを起こしやすいです。
- 転調:あり(地声最高音hiF(F5))
- 繰り返し:あり
転調および繰り返しがあります。繰り返し前はこれまでのサビと同じように歌唱して問題ありませんが、繰り返し後はキーが+1され、ここで最高音が登場します。
全体的にキーが上がるために、ラストサビの繰り返し後が全力で歌唱すべき場所となります。一番の見せ場でもあるので、高らかに歌い上げていきたいですね。
また、ラストサビ歌唱後は間髪を入れずにアウトロに移行します。カラオケではラストサビの繰り返し後最後のロングトーンを歌唱した後に、アウトロの「途中」から歌い始める形になりますので、歌いだしに要注意です。
カラオケで歌う場合の「アドベンチャー / YOASOBI」の総評
曲中での音域はmid1G#(G#3)~hiF(F5)とかなり広いです。
地声最高音はhiF(F5)で、裏声最高音がhiE(E5)です。女性の平均的な音域から考えると、やや上下に広がっています。
曲を通しての音域は広いですが、各パートでの音域は狭めです。Aメロが広く、その後どんどん狭くなっていきます。ただし、全体的に高音域は多めです。
地声最高音はhiF(F5)で、ラストサビで登場します。
ラストサビはキーが+1されるので、サビではhiE(E5)の高音が登場するといった形になります。YOASOBIの曲として考えると「いつもの」といった音域なのですが、当然女性の方でも高いと感じるキーです。
このキーは女性の平均的な最高音を優に超えていますので、基本的にはキーを下げる流れになると思われます。その際は
これで地声最高音がhiC#(C#5)~hiD(D5)になりますので、やや楽になると思われます。
ちなみにイントロ、アウトロ、サビの高音部分はかなり裏声に近い地声のように聴こえますので、裏声で代用するのもアリではあります。ただラストサビのキーはかなり高いので力強い裏声に慣れている必要があります。
裏声で代用するか、あるいはキーを下げて地声で対応するか、両方試してみて良い感じに聴こえる方を採用するのが良いかなと思います。
地声最低音はmid1G#(G#3)です。
イントロ、Aメロ、Bメロと幅広い範囲で登場し、女性の平均的な低音域から考えるとやや低いです。
このキーをさらに下げてしまうと、カラオケで歌い慣れている女性や低音が得意な方でないと苦しくなってしまうと思われます。
とはいえ曲全体でみると高音の方が比重は高めになっていますので、多少は切り捨ててでもキー調整をするのが良いでしょう。
キー調整はしづらく、音域が広い女性の方向けの曲となっていますね。(まぁ、YOASOBIの曲はほとんどがそうですが……)
裏声最高音はhiE(E5)となっています。
Cメロで登場し、張り上げる形で発声するので声が裏返らないように注意です。登場も一か所のみで、すぐに地声に戻ってきてしまうので長い発声ではありません。
芯のしっかりとした安定した裏声になっていますので、やや力を入れて出していきましょう。
音程難易度は普通となっています。
各パートで難易度が大きく変化し、Bメロのように難しいパートもあれば、サビのように易しめのパートもあります。
歌詞の敷き詰め具合もパート毎に変わってくるので、均すと「普通」くらいの難易度です。高音を考えると「やや難」に近いかもしれませんね。
ただ練習をする際にはBメロのような難しい部分を中心に行えばよいので、やりやすいと思います。難易度こそ高めではありますが、練習をすればある程度形には出来るくらいなので、歌いこなすのは早いでしょう。
ちなみにカラオケで歌唱するときは音程よりもリズムの方を意識したいです。気持ちが焦って原曲よりも速く歌ってしまう可能性があるので要注意です。
以上を考慮して、
「アドベンチャー 」は難易度的にはやや難寄りの普通といったところでしょうか。YOASOBIの曲の中では難易度はおさえめですが、高音域は相変わらずの難易度高めとなっていますし、キー調整もしにくくなっています。
一方で、リズムに乗ってノリノリで歌えるのが良く、合わせやすい音程配置をしているのが救いですね。
YOASOBIの他の曲を好んで歌っている人ならばマスターできるでしょうし、これからYOASOBIの曲を歌っていきたいと思っている人にも練習用にオススメです。
実際にカラオケで歌唱してみると思った以上に楽しんで歌える一曲です。USJに行きたくなってきますね(笑)
キーは高いのでカラオケの一番最初というわけにはいきませんが、もっと低いキーの曲で声出しを行った後に、3番目や4番目に入れて周りを盛り上げるのも良いと思いました。
自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
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