「祝福 / YOASOBI」のカラオケでの歌い方【音域】

「YOASOBI(よあそび)」の大人気楽曲「祝福(しゅくふく)」について、カラオケでの歌い方や音域を解説しました。地声最高音や裏声最高音、各パート毎の音程の難しさなども解説していますので、ぜひ参考にしてください。

曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「祝福 / YOASOBI」の楽曲音域データ

アーティストYOASOBI
リリース
2022/11/9
タイアップ
アニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」OP
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★★★☆
地声最低音mid1G(G3)
地声最高音hiD#(D#5)
裏声最高音hiF(F5)
スピードBPM170(速い)
ラップなし
祝福 について

2022年11月9日にリリースされたシングル曲です。YOASOBIの2枚目のシングル曲で、アニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のOPテーマに起用されました。

夜に駆ける」や「怪物」でヒットしたYOASBIの新曲として発売以前から注目度が高く、2022年10月1日にデジタル先行配信された時も一部話題になりました。

アニメの人気効果も相まって、カラオケでも人気の一曲となっています。

YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年12月現在、2000万回を突破しています。アニメ「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の映像が流れますので、アニメをチェックしている人はこちらのPVも是非ともチェックしてみてください。

「祝福」はこれまでのYOASBIの曲を彷彿とさせるようなアップテンポで盛り上がりのあるナンバーです。歌唱していて楽しい一曲ですね。

ちなみに読み方に関しては普通に「しゅくふく」と読みます。

「祝福 / YOASOBI」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Bメロ→Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Cメロ→Bメロ
  • ラスト:Dメロ→ラストサビ
歌い方解説
Bメロ
  • 高音:hiC(C5)(2番でhiD(D5))
  • 低音:地声最低音mid1G(G3)(イントロmid2A(A3))
  • 音程:やや難

音域はかなり広く、地声最低音がこのパートで登場します。登場は一瞬ですが、低音が集中している地帯があるために重要度は高めです。音域的には女性からすると歌いにくさを感じるでしょう。

音程の変化も激しめですが、合わせやすい位置には配置されています。ただYOASOBIの歌い方を真似することで合わせられることができるくらいの難易度ですので、練習なしで音程バーを光らせるのは難しいですね。

曲中で一番登場頻度が多いパートで、力の入れ具合は特に意識せずに歌唱して構いません。肝心の歌い方ですが、歌詞の途中で一時的に切っている部分があり、その部分で母音を伸ばさずにばっさりと切ることを意識してください。

切る寸前にキーの上がる部分があるので、やや声を張り上げつつ切れるとベストです。歌詞を見ながらどこで切るのかを事前に決めておくのがおススメです。

また低音地帯に関しては声量を可能な限り抑えて、上記の張り上げも行わずにメリハリをつけていきましょう。

Aメロ
  • 高音:hiB(B4)
  • 低音:mid2A(A3)
  • 音程:普通

音域は依然として広く、低音域から中音域まで幅広く登場します。音域的な難易度はBメロとさほど大差は無いように感じられました。

一方で音程に関しては長い発声が多くなるので、合わせやすくなります。歌詞を敷き詰めなくなるので、このパートでしっかりと音程正解率を合わせていきたいところです。

ポイントになるのは長めの発声で、母音の発声を意識してまっすぐな発声をしていきましょう。高音地帯がありますが、そこまで力を入れずに流れるようにBメロに移行できると良いですね。

キーはhiB(B4)と高いですが、高音に自信のある女性の方はやや声量をセーブしてみてください。

曲中で一回しか登場せず、二番はCメロになります。曲の構成が普通の曲とは違っているので、注意してください。

サビ
  • 高音:hiD(D5)、裏声hiE(E5)
  • 低音:mid2A(A3)
  • 音程:やや難

音域は的にはAメロ、Bメロと同じく広めに設定されていて、高音域から低音域まで隙がありません。歌いにくさは継続されている形ですね。このパートでは裏声も登場しますので、さらに忙しくなります。

裏声に関しては出現頻度が高く、地声から切り替える形で何度も登場します。サビの初めから登場しますので、事前に心の準備をしっかりとしておきましょう。

高音部分の音程は変化が緩やかで合わせやすいのですが、そこを終えた後の低音地帯は配置がかなり複雑で、なかなかに合わせるのが難しいです。低音であることも相まって声を出しにくくなる部分でもあるので、重点的に練習したい部分ですね。

サビに頻出する裏声ですが、高い地声高音からノータイムでシフトするために切り替えに慣れている必要があります。その後にすぐに地声に戻すような形になるので地声→裏声→地声と切り替えるのを事前に一人カラオケなどで練習できると良いと思われます。

一方でその高音地帯を終えた後の低音地帯もなかなかの曲者で、この部分は難易度が高いですがしっかりとした発声を意識することである程度音程を合わせつつ、らしさを出すことができます。

一か所だけ長めの発声部分がありますので、そこで母音を意識してアクセントを取ると良い感じに歌えるのでおススメです。

Cメロ
  • 高音:hiC(C5)
  • 低音:hiA(A4)
  • 音程:普通

音域は狭く、3音しか変化せず、主に高音域から成ります。音域的には歌いやすいパートではあります。

ただし、スピードが速めで歌詞も敷き詰めています。ほぼ早口言葉のようなパートなので事前に歌い方を覚えておかないと満足には歌えないでしょう。少しですが音程の変化があるのが嫌らしいですね。

歌い方がサビとは少し異なっていまして、キーが高いので力を入れるのは共通していますが、あまりアクセントを入れず、抑揚を表現せずに歌唱します。その中でも音程の変化で少しのアクセントで感情を表現するので難易度はやや高めです。YOASOBIの歌い方を再現することを念頭においてチャレンジしてみてください。

Dメロ
  • 高音:hiD(D5)、裏声hiE(E5)
  • 低音:mid2D(D4)
  • 音程:普通

音域は狭く、主に中音域~高音域からなります。ただ歌いやすいかと言われるとそうでもなく、前半と後半の落差が大きいパートです。

前半部分は音程変化が緩やかでAメロを彷彿とさせます。しかし後半は音程変化が複雑になり、階段的に上がっていく音程でラストサビへの盛り上がりを感じさせます。音程の難易度は後半が高めですね。

前半部分は母音を意識してAメロと同じような歌い方を意識するとらしさが出ます。一転して後半では母音の意識はフレーズの最後に少し向けるだけにして流れるように歌唱していくのがおススメです。

もし余裕があれば後半は入りは声量をややセーブして、そして終わりに向かうにつれて声量を増していくとラストサビへの盛り上がりが演出できます。短いのでやや難しいですが。

ラストサビ
  • 転調:あり(地声最高音hiD#(D#5)、裏声最高音hiF(F5))
  • 繰り返し:あり

キーが+1されます。サビでの地声裏声が全てキーが上がるために、ここでそれぞれの最高音が登場します。一番の見せ場ではあるのですが、これまでの歌唱で体力が残っているかどうかが問題です。

ただYOASOBIとして考えると曲中のキーが極端に高いというわけでもないので、この曲を好んで歌っている女性の方ならば乗り切れると思います。

繰り返しというよりも最後の方にフレーズが追加されている形になります。追加されている量は多いですが、スピードや音程配置はAメロに近い形なのでゆったりと歌える繰り返しです。

この部分まで歌いきれてしまえばもう歌いきったも同然ですので、母音を意識しながら歌唱していきましょう。

カラオケで歌う場合の「祝福 / YOASOBI」の総評

曲中での音域はmid1G(G3)~hiF(F5)とかなり広いです。
地声最高音はhiD#(D#5)で、裏声最高音がhiF(F5)です。女性の平均的な音域から考えると、上下に広がっている形になります。

参考:女性の平均声域

女性の平均的な声域

曲を通しての音域は広く、各パートでの音域も広めです。全体的に高音域は多めですが、いつものYOASOBIの音域とも言えます。

地声最高音はhiD#(D#5)で、ラストサビで登場します。
転調前の段階でもhiD(D5)のキーが登場しますので、地声に関してはいつも通り高い実力が求められています。曲のスピードが速く流れるように歌唱するために、高音の発声時間はやや短いのが救いです。

ただ、このキーは女性の平均的な最高音を超えていますので、高音が得意な女性の方以外はキーを下げた方が無難です。その際は

キーを2~3下げると良いでしょう。

ただ、もし可能ならば原曲キーで歌唱したほうが良いのは言うまでもありません。

と言いますのも、地声最低音はmid1G(G3)と低いからです。
Bメロで登場しますが、それ以外にも曲中でmid2A(A3)のキーが多く登場します。しかもこれらは低音地帯で登場するので重要度が高く、無視が出来ません。

このキーは女性の平均的な低音域ギリギリで、このキーを下げると低音域が苦しくなってしまうと思います。低音が得意な方なら問題はないと思いますが、もしも高音の方が得意という場合は前述の通りキーは下げない方が良いでしょう。

裏声最高音はhiF(F5)となっています。
ラストサビで登場し、それまでサビでhiE(E5)だった部分が転調します。正直hiE(E5)の段階でやや高いのですが、ラストサビはさらに高いですね。

ただYOASOBIからするといつもの高さといった感じで、どちらかというと裏声の高さよりも、出し方の方が問題になってきます。地声→裏声→地声を一瞬で切り替えるので他の曲で慣れていないと厳しいかもしれません。

音程難易度は普通~やや難となっています。
スピードが速めですが、流れるように歌唱することである程度の音程は合わせることは可能です。とはいえその中にあっても低音部分は合わせにくいと言わざるを得ません。

少なくとも練習なしで満足に歌いきれるレベルではないので、自室で口ずさんだり、一人カラオケで歌ってみるなどして歌い方をマスターすることをオススメします。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや難になると感じました。

「祝福 」はYOASOBIの多くの曲のように音域が広く、キー調整がしにくい一曲です。数多くの曲を歌ってきた経験値が物を言う曲とも言えます。

ただYOASOBIの他の曲と比較して考えると、音程の難易度はさておき、歌いやすいナンバーではあります。勢いに任せて歌唱することで多少ゴリ押せるところも感じました。

他のYOASOBIの曲を好んで歌唱しているなら、ぜひこの曲も!と言えるくらいにはオススメの一曲ですね。

歌っていて楽しいですし、アニメを見ていれば内容にある程度共感できる部分もあると思います。上記を見て練習を重ねて、カラオケで披露してみてください。

自分のキーを知っているとよりカラオケが楽しくなります

自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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