DAMの精密採点で歌っていると、「ビブラートタイプ」が出てきます。「B-3」や「A-2」と書かれています。
これは何なのか?それを今回、解説していきます。
ビブラートタイプについて知ろう
ビブラートタイプは、DAMを制作した第一興商が定めたビブラートの種類です。DAMの公式サイトでは次のような説明がなされています。
精密採点にのみ存在する概念です。私たちが使用したビブラートの種類を15通りに分類して、教えてくれます。
それぞれのタイプについて、順にみていきましょう。
ボックス型のA、B、Cタイプは成功したビブラート
ビブラートタイプは大きくはボックス型と、非ボックス型に分かれます。ボックス型はさらにA~Cの3段階に分かれています。
先頭のアルファベットにより、波の速さが変わります。Aがもっとも速く、Cがもっとも遅いビブラートです。
アルファベットの後ろにハイフン付きで数字があります。こちらは波の深さを表しています。1が浅く、3が深くなります。
例えば「A-3」ビブラートは、「波が速く(A)、波が深い(3)」ビブラートです。
ボックスタイプのビブラートタイプは採点に影響を与えます。
- 悪い影響:〇-1ビブラート
- 良い影響:〇-3、〇-2ビブラート
良い影響、悪い影響について、見ていきましょう。
〇‐1ビブラートは評価が低くなりやすい……
このビブラートはA-1、B-1、C-1の3つが当てはまります。
精密採点でのビブラートの評価は、ビブラートの波が綺麗かどうかを見ています。
〇‐1型のビブラートは波が浅く、波の形を整えることが困難です。とくにA‐1型のビブラートは波が速く、浅いので綺麗な波を出すのが難しいです。
採点で高得点を狙うのであれば、使うべきではありません。
〇‐2、〇‐3ビブラートはおススメ!高評価が出やすい!
当てはまるのはA-2、A-3、B-2、B-3、C-2、C-3ビブラートです。全部で6種類あります。
いずれも採点では高評価をもらいやすいビブラートタイプです。もらいやすさは6つの中でも変わってきます。
〇‐2よりも、〇‐3のビブラートの方が高評価がもらいやすくなっています。
ですが、〇‐3のビブラートであればどの型でも高評価はもらえます。
A、B、Cで変わるのは波の速さです。速めの曲ではB-3、A-3ビブラートを、遅めの曲ではC‐3ビブラートを用いましょう。
ただし、C‐3ビブラートは波が遅いです。そのため曲調が速い傾向が強いJ-POPでは入れずらいこともあります。
このためカラオケではC-3よりも波が速いB-3ビブラートを使用するのがおススメです。歌いやすくなります。実際、私や私の知り合いはB‐3のビブラートで100点を取っています。
A,B,C以外は失敗したビブラート
D~Hの5つはボックス型ではないビブラートを指します。結論から述べると、これらは全て失敗したビブラートです。
ボックス型のビブラートを失敗したためにこれらのタイプになっています。
例えば
評価4.5のB-3ビブラートを失敗してH型に→評価は4.5
となります
つまりこれらのビブラートタイプはどのタイプのボックス型のビブラートを出そうとしたかで評価が変わります。〇‐2、〇‐3タイプのビブラートを出そうとしていれば、ビブラート評価に悪い影響は与えません。
N型はビブと名前はついていますが、全くビブラートをしないことを指します。曲中で合計1秒以上ビブラートを入れないと必ずN型になります。
例え評価10のB-3ビブラートをしても、1秒以下なら評価は0です。1秒以上のビブラートならば評価は10もらえますが、0.3秒だと0になってしまいます。
最悪の結果なので、なるべくビブラートは入れるようにしましょう。曲中で合計1秒以上ならば0ではない評価がもらえます。
ビブラートが苦手な方は、1秒を目標に頑張ってください。
ビブラートタイプの説明! ~おわりに~
以上が精密採点における全ビブラートタイプの紹介です。タイプそのものは15種類もあり、混乱しますね。
ですが採点上、高評価がもらえるのは6つのみです。高評価がもらいやすいという意味ではA-3、B-3、C-3の3つですね。
これらのビブラートを習得するなら、他のタイプを気にする必要はありません。
波の深いビブラートをまだ習得していない方は下の記事で出し方を紹介しています。こちらも参考にしてください。
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