カラオケのロングトーンとは?【美しい声を響かせよう】

曲の中で、サビの最後に綺麗な声を響かせることがあります。
これを、ロングトーンといいます。

アーティストのとても長いロングトーンを聴いていると
「よく肺活量が持つなぁ……」なんて思うかもしれません。

ですがこのロングトーンは練習次第で誰にでも出せるものです。
あなたも練習をすれば、憧れのアーティストのようにロングトーンができます。

他のテクニックに比べればロングトーンの練習はとても簡単です。
ロングトーンをマスターして、綺麗な歌声をカラオケルームに響かせましょう!

カラオケのロングトーンとは?

デジタル大辞泉では、ロングトーンは次のように説明されています。

金管楽器や歌唱のトレーニング方法の一。一定の高さの音や声を、できるだけ長くのばして発すること。
出典:ロングトーンとは ‐ コトバンク

ポイントは「一定の高さ」のところです。
途中で音程が変わってしまったり、出なくなってしまうとロングトーンは失敗です。

ダメなロングトーン

綺麗に最後までしっかり声を伸ばしきらないと、ロングトーンにはなりません。
意図的に音程を変えるならともかく、変わってしまうのはNGです。
途切れてしまうのもNGですね。

これは歌唱のみならず、採点でも同じです。
歌唱中に音程が不安定だったり、苦しくて息を吸っている様子を聴いても綺麗なロングトーンとは思いませんよね。

採点も同じで、こうした不安定さや息を吸うことを感知して、低い評価を出すようになっています。

ロングトーンを習得しないのはもったいない

カラオケでのロングトーンとは何か?ということに関しては分かったかと思います。
ではなぜこのロングトーンを習得する必要があるのか?
その理由は「簡単で」「メリットが大きい」からです。

ロングトーンは、数多くある歌唱テクニックの中でも簡単なテクニックです。
正直、音程を合わせたり、裏声やしゃくりを出したり、ビブラートを行う方が難しいでしょう。

一方でロングトーンは練習すれば、すぐに習得できるテクニックです。
さらに、ロングトーンは曲中に必ずと言っていいほど出てきます。
それこそ、裏声やしゃくりよりも頻度は多いでしょう。
歌唱力という観点では綺麗な歌声をカラオケルームに響かせることができます。
採点という観点では、ロングトーンを習得することで、点数のアップが見込めます。
つまり、ロングトーンは歌唱力や採点に関してコストパフィーマンスが高いんですよね。
手っ取り早く今よりも上手くなりたい!という人におススメのテクニックです。

では、ロングトーンを綺麗に出すにはどんなコツがあるのでしょうか?

ロングトーンでは腹式呼吸が重要

ロングトーンは一定の音程を維持したまま声を出し続けるテクニックです。

声を出すときに、人間は体内にある空気を出しています。
空気を長時間出すことによりロングトーンをするのですが、このとき大事なのが腹式呼吸です。

腹式呼吸は空気を多く肺に貯めることができます。そしてその息を少しづつ出すことができます。
多くの息を肺に貯められて、その空気をコントロールして出すことができるのが腹式呼吸のメリットです。
この練習には家で行う練習と、カラオケで行う練習の2ステップが効果的です。

家でロングトーンの感覚に慣れよう!

まずは自宅にて腹式呼吸をした状態で息を吐く練習をしましょう。
この練習をすることにより、ロングトーンの時間を長く、安定したものにできます。

リラックスした姿勢を取ります。座っていても立っていても構いません。
以下の順で、息を出すトレーニングをしましょう。

  1. 空気を自然に吸います。
  2. 口で「ふ」の形を作り、見える位置に手のひらを持ってきます
  3. 手のひらに息を感じられるぎりぎりのところで吐き続けます
  4. 体内の空気がなくなるまで出し続けます

トレーニングの際には時間を測るのも良いですね。
スマートフォンでロングトーンの時間を測ってみましょう。
最初は長く続かないかもしれませんが、段々と時間が伸びていきます。

ノートなどに記録を取ったりすると成長が感じられてモチベーションにもつながります。

このトレーニングは毎日行うと効果的です。
最低でも30秒は息を出し続けられるようになったら、準備はOKです。
次のステップへと進んでいきましょう。

慣れてきたらカラオケでロングトーンの練習をしよう

息を吐く練習をした後は、カラオケでロングトーンの練習をしましょう。
本番はカラオケのマイクを通したロングトーンです。

カラオケでの練習は、本番前のリハーサルのようなものですね。
ロングトーンの練習をする場合、注意点は以下の2つです。

  1. 発声するのはどの母音でもOK。ただし、大きな声で練習しよう
  2. ロングトーンは、キーの低い曲で練習しよう

ロングトーンの練習をするときの母音は、どれでも構いません。
「あ」でも「う」でも「お」でも問題ありません。
あなたの一番やりやすい音でロングトーンを練習しましょう。

ただし、なるべく大きい声で練習するようにしてください。
なので、小さな声や口ずさむくらいの音量だと練習になりません。

キーの高いロングトーンに注意!

曲によってはサビの最後のロングトーンが高音の可能性があります。
高いキーでのロングトーンは、そもそも高音を維持することに必死になりがちです。
息が持ちにくく、また高音ゆえに喉がダメージを受けるのですぐに歌えなくなってしまいます。

カラオケでロングトーンの練習をする場合には、キーの高くない曲で練習をしましょう。
以下ではキーが低いロングトーンを使用している曲を紹介しています。
もしもキーの低い曲を知らない場合に、練習曲としてお使いください。

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