どうも神田です!
裏声を使用することが高得点につながるかは気になるところですよね。
先日はこんなツイートをしました。
「裏声を使うとカラオケの採点で高得点取れますか?」
という質問を頂きました。
残念ながらDAMの精密採点、JOYSOUNDの分析採点マスター共に裏声を使用したことによる加点はありません。
裏声を使用したから直接高得点に結びつくことはないと思ってください。ただし、「間接的に」はあります🧐
— 神田@カラオケステップアップ講座 (@sora_roots) August 29, 2020
という質問を頂きました。
残念ながらDAMの精密採点、JOYSOUNDの分析採点マスター共に裏声を使用したことによる加点はありません。
裏声を使用したから直接高得点に結びつくことはないと思ってください。ただし、「間接的に」はあります
裏声を使用するとカラオケで高得点が取れる?
ツイートの方でも答えは言いましたが、裏声を使用した=高得点ではありません。
この2つについて、順に見ていきましょう。
カラオケの採点には裏声に関する項目がない
直接影響しないのは理由がありまして、DAMの精密採点もJOYSOUNDの分析採点マスターも裏声を評価する項目がないからです。
例えば私たちが他人の裏声を聴くときには
- 裏声が綺麗に出せているな
- 地声から裏声の切り替えがスムーズだな
- 地声と裏声で声の違いがあまりないな
- 長い間綺麗に裏声を出せているな
といったさまざまな視点から裏声の上手さを評価します。
しかし、採点機にはそれがありません。
DAMの精密採点は以下の5項目で点数を出します。
- 音程
- 安定性
- 表現力
- リズム
- ビブラート&ロングトーン
同様にJOYSOUNDの分析採点マスターも以下の5つです。
- 音程
- 安定感
- 表現力
- ロングトーン
- テクニック
どちらの採点でも、5つすべての項目の仕組みを確認しても裏声の上手さを評価する項目はありません。
まあ、曲の中には裏声を使用しない曲もありますので、
このように採点するのも無理のないことだと思います。
なので、裏声を使うことが必ずしも高得点につながるというわけではありません。
裏声が間接的にカラオケの高得点につながることはある
ここまでの説明を読むと
「でも、裏声で歌った方が点数が高いぞ!」
という意見もあると思いますので、ここからは裏声がカラオケの高得点に間接的につながるお話をしていきます。
カラオケの採点は直接裏声を採点してはくれません。
ですが裏声が他の項目に影響を与える場合があります。
この項目は声の震えを検知して、加点や減点を行う項目になります。
例えば高音を出すときに、声が裏返ってしまったり、掠れてしまうと大きな減点となります。
高音を出す場合に、裏声ではなく地声で歌唱すると、自分では出せていると思っても声が震えていることがあります。
この声の震えは自分では分かりませんが、機械は判定してしまいます。
苦しい高音を出している場合は減点されていると思って良いでしょう。
なので高音が苦手な場合は、裏声を使用したほうが声が安定しやすく、「安定性(感)」の項目が高くなりやすいです。
高音のある曲を歌う場合には、裏声が高得点に貢献してくれる場合があります。
という言葉も出てきそうなので、こちらで回答しておきます。
実際に試したことはありませんが、採点上の仕組みから考えると、逆に点数が下がると思います。あるいは上がったとしても、それ以上の点数には行けなくなるでしょう。
まず音程に関してですが、こちらは裏声の際に使用する喉の筋肉が「輪状甲状筋」と言います。
この筋肉は音程を合わせる役割も担っていますので、裏声で歌唱したほうが音程は多少ですが合いやすくなります。
ただし低音域の歌唱の場合はそもそも裏声で歌いにくいので、音程が合わないと思います。
同様の理由で、低音域に対する「安定性(感)」の評価も下がるでしょう。
さらにすべての部分を裏声で歌唱すると声の強弱をつけるのが難しく、
「表現力」の評価が下がると思われます。
さらに裏声状態ではビブラートをするのが難しいと思いますので
「ビブラート&ロングトーン」も下がるかと思われます。
採点を知り尽くしている身からしますと、全てを裏声で歌唱するのはおススメできない方法です。
高得点を取るのであれば、オススメは「基本は地声を使用して、高い部分は裏声を使う」です。
キーが比較的低めなAメロBメロは地声を使用して歌唱します。
キーが高いサビの部分は裏声で歌唱して「安定性(感)」の減点を避けていきましょう。
カラオケで高得点を取る場合の参考にしてください♪
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