どうもこんにちは神田です。以前、男性の方向けに裏声の練習に適した曲を紹介しました。今回は女性アーティストの曲のみで裏声練習用の曲一覧を作成しました。
男性であるあなたは女性アーティストは無縁と思われるかもしれませんが、オクターブ下を使用すれば女性曲も歌う事は可能です。
むしろキーが低くなるので喉へのダメージが少なくなります。何度も練習するので練習曲にはぴったりです。
ぜひとも参考にしてみてください!
裏声練習に最適な女性曲、34選!
カブトムシ/aiko
aikoの曲ではかなり有名な曲ですね。サビの最後の方に裏声が2か所あります。
地声の最高音もhiCが最高音なので、オクターブ下を使用すればmid2Cと福山雅治と同じくらいの高さになります。
曲調がゆったりとしているので歌いやすいですね。裏声の種類はロングトーンの裏声です。
サビの最後での裏声なので、特に地声に切り替えることもありません。裏声の練習の入門に向いていると言えるでしょう。
I believe/絢香
サビに多くの裏声が使われている曲です。前述のカブトムシよりは回数が多いので、カブトムシで慣れてきたら挑戦するのが良いでしょう。
裏声の種類はロングトーンで用いる裏声です。ゆったりとした曲調なので、地声から裏声の切り替えの練習に向いています。
地声の最高音もhiCなので一般的です。オクターブ下を使用すればmid2Cなのでこれも歌いやすい曲だと言えるでしょう。
絢香の曲では「三日月」も裏声を使用する曲です。こちらもゆったりとした曲調の曲なので、練習に使えますね。
・三日月
風が吹いている/いきものがたり
非常に珍しい、キーの低い裏声を使う曲です。基本的に裏声は地声よりも高いキーに用いますが、この曲はアクセントを加えるために入れている印象です。
裏声の部分はサビに一部あるのみです。頻度はそこまで多いとは言えないでしょう。ですが、低めの裏声というのは非常に珍しいです。
この機会に、練習してぜひとも習得しましょう。また、いきものがたりは裏声を使う曲が多いアーティストです。
曲によってはオクターブ下だとキーが低すぎると感じることがあるので、そういった曲ではキーを下げて歌うようにしてみてください!
・帰りたくなったよ
・気まぐれロマンティック
・sakura
・HANABI
・花は桜 君は美し
さくらんぼ/大塚愛
地声と裏声でキーがhiCのまま変わらない曲です。地声と裏声のキーが変わらない場合、キーが高くなる場合に比べて出しやすいです。
そのため、裏声の練習の入門に向いています。オクターブ下を使用すればmid2Cのキーなので喉にも優しいですね。
裏声の回数は多くはないですが、hiC(オクターブ下の場合はmid2C)が地声の最高音なので、何度も歌えます。
大塚愛の曲は、地声と裏声のキーが変わらない曲がいくつかあります。練習する際には以下の曲も候補に入れてみてください。
・大好きだよ。
・恋愛写真
Butterfly/木村カエラ
地声と裏声の差がある曲を探している場合におすすめです。地声の最高音がhiBで低めです。にもかかわらず裏声はhiEなので、差はかなり広いですね。
オクターブ下を使用すると地声最高音がmid2B、裏声がmid2Eです。非常に低く、このキーならば我々男性でも十分歌いやすいでしょう。
裏声の練習をするときに、何回歌えるかは重要です。裏声を出せば出すほど、とうぜん上手くなっていきますよね?
そのためには、地声のキーが高すぎるのは問題なんです。できるなら低い方がいい。それを叶えてくれるのがこの曲です。
hiB(オクターブ下でmid2B)の高さならば、何回歌っても特に苦にはならないでしょう。高めの裏声を練習する入門に、ぜひとも使ってみてください。
TAO/Do as infinity
低いキーで裏声の練習ができる曲です。地声の最高音がhiB(オクターブ下ではmid2B)、裏声もhiC#(オクターブ下ではmid2C#)なので、無理なく練習ができます。
裏声を使用する箇所はサビのみです。ですが複数回の裏声を使用するので、十分な練習ができるでしょう。
Do As Infinityも地声のキーが低く、歌いやすいアーティストです。他にも裏声を使う曲があるので、練習してみてください。
・Yesterday & Today
・Desire
・遠くまで
Love, Day After Tomorrow/倉木麻衣
倉木麻衣も裏声が上手なアーティストです。彼女の場合は高い裏声よりも、地声とあまり変わらないキーの裏声が得意な印象ですね。
Love, Day After Tomorrowは有名な曲です。そして、裏声の練習に使えます。サビだけでなくAメロやBメロにも裏声が登場します。
それでいて地声との切り替えが多いので、自然な裏声の練習になります。もう一度曲を聴いてみてください。地声との違いが分かりずらいほど、自然で綺麗な裏声ではありませんか?
この自然な裏声が、地声と同じくらいのキーでの裏声の良いところです。ぜひとも練習して、マスターしちゃいましょう!
雪の華/中島美嘉
中島美嘉は裏声を使う曲が比較的多めなアーティストです。裏声のキーもさまざまで、hiDのものからhiGのものまで幅広いです。
そのため男性だとオクターブ下を使用していても若干高い印象があります。
地声が高いアーティストなのですが、紹介した雪の華はまだ比較的キーが低く、おすすめです。地声のキーはhiC#、裏声はhiE#です。
hiC#は一般的な女性の地声最高音より少し上ですね。ゆったりとしたペースなので、少し苦しい場合はキーを下げるのも良いでしょう。
裏声はサビの一部で使用されます。聴いてみると分りますが、澄んだ綺麗な高音ですね。綺麗な裏声の練習に向いた曲です。
・ORION
・GLAMOROUS SKY
Everything/MISIA
こちらもとても有名な曲ですね。サビに裏声が使われています。長めの裏声と、一瞬の裏声ですね。
一瞬の裏声は、すぐに地声に切り替わってしまうので分かりずらいです。
2種類の裏声が練習できるので、お得な曲と言えます。オクターブ下を使用することは前提ですが、曲のスピードがゆっくり目なので落ち着いて練習ができるのは良いですね。
DEPARTURES/globe
とても高いキーで有名なglobeですが、DEPARTURESは実はそこまでキーが高くありません。地声の最高音はhiC♯(オクターブ下ではmid2C#)、裏声でもhiD#(オクターブ下ではmid2D#)ですが。
裏声の登場回数は多めです。AメロでもBメロでもサビでも出てきます。一瞬というわけではありませんが、短めの裏声が特徴です。
もちろんオクターブ下を使用しますが、曲のスピードがちょっとだけ速いのが難点ですね。素早く裏声に切り替える技術を練習したいときに向いています。
・Can’t Stop Fallin’ in Love
光/宇多田ヒカル
宇多田ヒカルは非常に裏声のレベルが高いアーティストです。綺麗な裏声であることはもちろん、裏声と地声の切り替えが上手です。
この「光」という曲も、サビに長めの裏声がありますが、最後は急に地声を使用します。その切り替えがとても自然で、宇多田ヒカルの技量を感じさせます。
ただ、この曲だけではないのですが、全体的に地声の最高音がhiD#~hiEと高めです。オクターブ下でもmid2D#~mid2Eなのでこれまで紹介した曲よりは高めですね。
ですが、宇多田ヒカルの曲はどれも歌唱力アップにつながる練習になるものばかりです。彼女の曲を一通り覚えて歌うだけでも、それなりの歌唱力は身に着けられるでしょう。
綺麗な歌声と、圧倒的なテクニックでカラオケで注目の的になれるかもしれません。
・Prisoner Of Love
・Wait & See ~リスク~
・SAKURAドロップス
・First Love
・Flavor Of Life
・誰かの願いが叶うころ
・Be My Last
・Passion
・Beautiful World
366日/HY
続いて紹介するのはHYさんの有名曲「366日」です。
この曲も裏声を多用する曲ですが、ややキーが高めになっています。裏声最高音がhiG#ですので慣れていないと苦しさを感じるかもしれません。
しかしこの曲はかなり壮大なイメージを持つ曲で、歌いこなすことができれば周りの視線を集めることもできるでしょう。
難易度は高いですが、練習する価値は十分にあります。ロングトーン形式の裏声が多いのも良いですね。
高く、綺麗な裏声を響かせて気持ちよく歌うと共に、周りの視線も集めていきましょう。
「366日」は以下で専用の解説記事を用意しています。こちらも参考にしてください。
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裏声の練習に使える女性曲 ~おわりに~
以上、裏声練習に使える女性曲34選でした。女性アーティストの場合、キーがあまり変わらない裏声を使用する曲が多い特徴があります。
男性アーティストの場合はキーの上がる裏声を使用する曲が圧倒的に多いので、そこは大きな違いですね。
キーが上がる裏声と、キーが変わらない裏声、両方を習得する場合は、まずはキーが変わらない裏声から練習しましょう。
感覚が掴みやすいというのもありますが、そういった曲は地声の最高音が低めの傾向にあります。そのため、何度も練習ができるからです。
そうやって練習を積み重ねていって、最終的には宇多田ヒカルや中島美嘉の曲までレベルアップしていくのを目標にすると良いでしょう。
男性アーティスト、女性アーティストその両方を練習して素晴らしい裏声を手に入れましょう!
この記事は女性アーティストのみで作成しましたが、以下の記事では男性アーティストのみで裏声の練習曲をまとめています。参考にしてください。
どうも神田です。歌が上手いと言われるには、さまざまなテクニックを習得する必要があります。ファルセットといわれる裏声の技術や音を震わせるビブラートの技術、声に音色をつける抑揚の技術などです。今回はそのうちの一つ、ファルセット(裏声)の技術[…]