カラオケでは裏声と地声どっちで歌うべき?【結論:原曲に合わせよう】

どうも神田です!

カラオケでは地声と裏声を駆使して
楽しく歌唱しています。

さて、以前こんなツイートをしました。

カラオケの基本は再現です。
歌っているアーティストの再現をすることが前提です。

・地声を使っている場所は地声で歌うべき
・裏声を使っている部分は裏声を使うべきです。

カラオケでは地声と裏声どちらで歌うべきですか?
という質問をたまにもらいますが、アーティストに合わせましょう。

今回はこの件についてより詳しく見ていきましょう。

カラオケでは裏声と地声どっちで歌うべき?

元々の質問は以下です。

カラオケでは地声と裏声どっちで歌うべきですか?

回答はツイートでも行いましたが、
基本はアーティストに合わせるべきです。

  • アーティストが地声を使っているなら地声
  • アーティストが裏声を使っているなら裏声

です。アーティストに合わせる形になります。

ほぼすべての曲が地声の方が使う時間は長いです。
なので地声を多く使うべきではあります。

裏声を使用している曲:
ほとんどを地声で歌唱し、一部のみ裏声を使用する

裏声を使用していない曲:
地声のみを使用する

裏声のみを使用する曲は極端に少ないので、考えなくて大丈夫です。
一概に地声、裏声のうち、こっちだ!とは決められません。
ですが、地声、裏声を使ってしまうケースもあるでしょう。

  1. 裏声を使用する場所で地声を使用する
  2. 地声を使用する場所で裏声を使用する

それぞれのパターンについても見ていきましょう。

①裏声を使用する場所で地声を使用する場合

厳しいことを言いますが、理想は「裏声を使用する場所では裏声を使用する」です。
カラオケの基本は再現ですので、これが理想です。

ただし裏声を使用する場所で地声を使用する人もいます。
原因としては次の2点があげられます。

  1. 地声の音域がかなり高く、余裕がある
  2. 裏声が得意でない

この2点を同時に満たす場合に裏声部分を地声で歌いがちです。
一般的な成人男性の地声最高音はmid2G#(G#4)ですが、
これを大きく超えて地声を出せる人もいます。

そのキーはhiC(C5)やhiD(D5)などで、ここまで高いと裏声の声域に入ります。
確かにこのキーを地声で出せることはすごいことです。
ですがアーティストは裏声で出しているので、地声で出していると無理やり出しているような、そんな印象を受けます。

こういった人は地声の経験値はかなり高いのですが、裏声が苦手な傾向にあります。
地声でカバーできてしまうので、わざわざ裏声を使用する必要がないからですね。

練習して、裏声で歌えるようになろう

この場合の解決方法は簡単で、裏声の実力をつけることです。
裏声の練習をすることで、しっかりとした裏声の実力を手に入れていきましょう。

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「裏声の習得は大変そうだなぁ……」
と思われるかもしれません。

ですが地声が高い人は裏声も綺麗になる傾向が強いです。
さらに高音に対する恐怖が少ないので裏声の習得も早くなりやすい傾向があります。

それだけでなく、ミックスボイスの習得も視野に入ってきます。
ミックスボイスは地声と裏声の両方の実力が必要な発声法です。
地声の発声がしっかりしているとミックスボイスも習得しやすく、安定した歌声になりやすいです。

②地声を使用する場所で裏声を使用する場合

こちらも理想は「地声を使用する場所では地声を使用する」です。
しかし、こちらは理由が①とは異なります。

①では地声に実力がありすぎたことが原因でしたが、
②は自信がないために裏声に逃げてしまいます。
つまり

地声で歌うには高すぎるから裏声を使用してしまう

ということです。
これの解決法に関しては

「どうせ、声域を上げて地声で出せるように練習しろ、とか言うんでしょ?」

と思われそうですが、それは違います。
もちろん地声を上げられるなら上げるべきですが、地声の声域には限界があります。

一般的な成人男性の地声最高音はmid2G#(G#4)と言われています。
一般的なのでここまで届かない人も多いです。
もっと言ってしまえば、mid2G#(G#4)以上のキーが出せる人は数が限られます。

しかしアーティストはプロです。
mid2G#(G#4)を越えてhiA(A5)やhiB(B5)を出せる人は多いです。

これは歌に関するあらゆる人のTOP層がアーティストだからです。
なので、残念ながら練習をすれば必ずhiA(A5)やhiB(B5)まで出せるとは限りません。

ある程度までは上げる。でもそれ以上はキー操作で対応

地声のキーを上げると確かに歌える曲は増えます。
最低でもmid2G(G4)くらいまでは出せるようになるのが理想です。

とはいえ、曲によってはキーを下げなければ歌うのが不可能な曲もあります。

最高音がhiAやhiCであったり、サビにmid2G#の音が連発されるような曲はかなり苦しいでしょう。
こういった曲では無理をせずに、キーを下げて地声を用いるのが一番です。
カラオケでは楽曲のキーを調整できます。

曲のキーを下げることで、地声の最高音がmid2Gまでしか出なくても歌えるようになります。
hiAやmid2G#を連発する曲はキーを2つ、最高音がhiBやhiCの曲はキーを3つから4つ下げてみてください。

それだけで、かなり歌いやすく感じるはずです。

地声か裏声どっちを使ってるってどう見抜く?

地声は地声で、裏声は裏声で歌うべきという話をしました。
しかし、そもそもどうやって見抜くの?という質問もあると思います。

地声と裏声は声帯の使い方が異なるので、見分けやすい……と言いたいところです。
ですが最近は地声と裏声は声質が変わらないのが理想とされています。
つまり地声と裏声で区別がつかない方が好ましいということです。

確かに最近のアーティストは見抜きにくくなっていますが、
聴いて地声か裏声かを見抜くことは可能です。

注目すべきは、高音での地声と違う部分があるか、というところです。
裏声は地声とはそもそも声帯の使い方が違います。

そのため裏声は高音の地声に比べて少し音が軽く、そして透き通って聴こえます。
言葉で表すのは難しいです。

しかし、自分が裏声を出せるようになるとこの違いが分かりやすくなります。

どうしてもわからないときは、他の人に頼るのもあり

裏声と地声の違いがどうしても分からない曲に出会ったときは、他の人の力を借りるのもアリです。
ネット上には曲の音域情報を載せているサイトが多いです。

裏声を使用しているかどうかが確認することで分かります。
キーも書かれているので、どこが裏声かも分かりやすいですね。

こういったサイトも利用して、裏声と地声の違いを見つけていきましょう。

レベルを上げて、カラオケを楽しもう!

裏声と地声、どちらを使用すべきかについて述べてきました。
答えはアーティストに合わせるべきですが、そのためにはアーティストに近いレベルまで、実力を伸ばす必要があります。

そのためには努力や練習が必要です。

しかし、その先に得られる歌唱力はとても大きく、周りに注目され、そして自分に自信が持てる歌声になります。

努力を繰り返して、理想の歌声を手に入れましょう。

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