精密採点DX、あるいはDX-Gで90点はなかなか出ませんよね?1回出ても次はダメだったりすることもありませんか?それはあなたが下手だからではなく、採点について知らないことがあるからです。
歌い方ではなく、知識の問題なのです。採点の仕組みを知っているだけであなたは最低でも10曲は90点を越えることができます。
この記事ではあなたがカラオケで90点を越えて、周りからの注目を得るための4つのコツを掲載しています。
90点のコツは音程、表現力、リズム、1秒以上のビブラート
出展:DAM★とも 採点結果詳細(https://www.clubdam.com/app/damtomo/top/Index.do)
精密採点の採点画面には右上にレーダーチャートがあります。音程、安定性、表現力、リズム、ビブラート&ロングトーン(以後、VLと記載)の5つです。これらの点数により、カラオケの総合得点は導き出されます。
90点を取る際に必要な項目は上のうち「音程」「表現力」「リズム」です。これに加えて減点を避けるために「ビブラートを1秒以上入れる」ことが必須です。
タイトルで述べている4つのコツというのは
- 音程バーの上の方を意識する(音程が上がる)
- マイクの位置を操作する(表現力が上がる)
- 音程バーの黄色い縦棒を意識する(リズムが上がる)
- 1秒以上ビブラートをする(減点を避ける)
です。どうしてこの4つが大事なのかを採点の仕組みから説明します。
高得点を狙うなら音程は低くならないように注意!
カラオケで90点と聞くと音程で90%を取らないといけないと思われるかもしれませんが、その必要はありません。以下のデータは90点を取ったときのデータです。
なんと音程75%でも90点が取れています。とはいえこれは他の要素がかなり強い場合のケースです。
現実的には80%台の音程は必要でしょう。90%を狙う必要はありませんが、80%台の音程正確率は出せるようになっておきましょう!
音程を合わせるおススメのコツは以下の通りです。
人間の声は音程が下がりやすく、精密採点の音程バーはそれこそ精密に音程を測定しているので、ズレには敏感です。音程バーを意識しないで普通に歌っていると、音が下がってしまったときに音程が外れていると判断されてしまいます。
しかし、音程バーの上側を意識していれば、少し音程が下がってしまってもまだバーからギリギリ外れたことにはなりません。歌う時には音程バーの上側を意識しましょう。
音程正確率で高い値を取るためのコツについては以下の記事でさらに詳細に説明しています。こちらも参考にしてください。
カラオケの精密採点DX(DX-G)で音程が90%を越えるためのコツ、および練習法についてまとめました。DAMシリーズの精…
音程は採点の基本です。90点を狙うために、まずは80%台の音程正確率を目指しましょう!
90点を取るためには表現力とリズムを極めるべし!
音程以外の項目で表現力とリズムをチョイスしたのには理由があります。残りの項目の中で比較的点数が取りやすいのがこの2つだからです。
VLについては項目名にあるようにビブラートが採点対象になります。このビブラートの習得が難しいのは言うまでもありません。もしあなたがビブラートを習得しているのなら90点を越えることは容易のはずです。
むしろ95を目指すこともできるでしょう。他の3項目と比較して高評価をもらうことが難しいので、この項目は90点を狙う場合は練習すべきではありません。
続いて安定性ですが、実はこの項目はビブラートと密接な関係があります。結論から述べると綺麗なビブラートをかけることで安定性は高評価がもらえます。
なのでVLの項目で高評価を取れば自然と安定性も高評価を得られる、ということです。ビブラートが難しいので、それと連動する安定性も上げるのが難しい、ということですね。
表現力は抑揚を重視!
表現力は「抑揚」「しゃくり」「こぶし」「フォール」の4つからなります。ですが、90点を取るために意識すべきは「抑揚」のみで大丈夫です。
上の例ではしゃくり、こぶしは10回以下、さらにフォールは0回です。ですが表現力は94点とほぼ満点を叩き出しています。
表現力は抑揚の配点がかなり高めなので、この項目を攻略するだけでOKです。
そして抑揚はマイクの位置をコントロールをすれば高得点が出ます。採点時は音程バーが画面に表示されますよね?
それを半分に分けて前半をマイクを近づけ、後半をマイクを遠ざけることで高得点が期待できます。
たったこれだけのコツで90点への可能性がぐっと高まります。私が「カラオケで90点を越えるなんて簡単だよ」というのは、攻略しやすい表現力があるからなんです。
ちなみに、そこまで大げさにマイクと口の距離を変えなくても表現力は上がります。ちょっとした距離の違いで問題ありません。
表現力については以下のページで詳しく説明しているので参考にしてください。
カラオケの精密採点には表現力という項目があります。この表現力はどのような仕組みで、どうすれば高得点が取れるのか?今回はそ…
表現力はもっとも上げやすく、そしてカラオケの採点で90点へと結びつきやすい項目です。にもかかわらず、ほとんどの人がおろそかにしているので、点数が上がらないのです。
次にカラオケに行ったときにマイクと口の距離を変えるコツをやってみてください。びっくりするほど簡単に高得点が取れるでしょう。
リズムは真ん中で歌う!
リズムのポイントは真ん中です。どういうことかというと、以下の結果を見てください。
リズムの項目で、光が「走り」の方に伸びているのが分かるでしょうか?このようにタメか走りの方に光が伸びてしまうとリズムは減点されてしまいます。
また減点は「走り」の方に光が伸びてしまった方が大きいです。上の2枚の採点結果と比べてみると、リズムの点数は20点も違いますね。
光は真ん中にあって、タメにも走りにも伸びないのが良いのですが、そのためのコツは歌唱時の黄色い縦線を見ることです。
この縦線が今歌うべき場所を表しています。縦線は左から右に流れていくので、遅れないように、そして追い抜かないよに歌唱していきましょう。
リズムのコツは以下の記事でさらに詳細に解説しています。こちらも参考にしてください!
カラオケの精密採点(DX、DX-G、Ai)でのリズムについてまとめました。リズムとはどのような仕組みなのか?「走り」「タ…
ビブラートを1秒以上入れないと評価が0になる
精密採点の仕組みとしてビブラートを1秒以上入れないと評価が0になるというものがあります。
しかも1秒以上のビブラートは評価が2以上であることが多いです。ビブラートはVLの評価に影響する項目です。ビブラートの評価が2以上か、それとも0かによる違いは大きいです。
この1秒はどのビブラートでも合計1秒を越えれば評価されます。ビブラートには多くの型がありますが、どれだけ異なるビブラートが混ざっていても結果として合計1秒を越えれば評価されます。
意識して出すビブラートと自然に出てしまうビブラートの2種類がありますが、どちらでも構いません。勝手に1秒以上入る曲ならば問題はありませんが、1秒入るかどうか微妙な曲の場合は長いバーの最後などで意識的にビブラートを仕込む必要があります。
ビブラートについても下のページでまとめていますので、もし意識的に出したい方は参考にしてください。もちろん、1秒程度なら勝手に入る曲があるので無理に練習しない、というのが一番の90点への近道ではあります。
カラオケの精密採点DX(DX-G)にて高得点が取れる腹式ビブラートのコツについて紹介しています。腹式ビブラートはB-3や…
余談ですが、90点を狙うのならばビブラートは不要ですが、95点を狙う場合は必要となってきます。将来的に95点を狙っている場合もこの記事を参考にしてみてください。
おまけ:90点が出やすい曲を歌うのもアリ
カラオケで歌って点数が出やすい曲と点数が出にくい曲があります。音程が複雑で、キーがとても高く、スピードが速い曲と、音程が単調でキーがちょうど良く、スピードがゆっくりな曲ではどちらが点数が取りやすいかは言うまでもありません。
これはコツではありませんが、90点が出やすい曲を歌うというのも方法の1つです。むしろ90点が出やすい曲で練習をした方が、90点を越えるための実力を身に着けるための時間は短くなります。
「そんな便利な曲知らないよ!」という方は以下の記事をぜひとも参考にしてください。
「カラオケで90点を取りたい!」こう思うことはありませんか?もしも友達と、あるいは会社の同僚や上司とカラオケに行ったときに採点で90点が取れれば驚かれることは間違いなしです。ひょっとしたら「歌が上手い!」という評価を周りからもらえる[…]
こちらの記事では曲のキーが低い順に90点が取りやすい曲を紹介しています。取りやすい曲を練習することで、90点までの道のりをショートカットすることができます。
カラオケで90点を越える4つのコツ ~おわりに~
以上の点をまとめると、カラオケの採点で90点を越えるためのコツは次通りです。
② マイクの位置を細かく変える(表現力を上げるため)
③音程バーの黄色い縦棒を意識する(リズムが上がる)
④ 1秒以上ビブラートを入れる(VLで減点されないため)
他のサイトではビブラートが大事というようなテクニックを駆使した方法が紹介されることが多いです。ですが、精密採点で90点を越えるのならばビブラートのような小手先のテクニックは必要ありません。
それらが必要なのは95点を目指す場合です。上の4つのコツは90点はもちろん、95点を目指すときも効果的なコツとなります。
4つのコツをマスターして、「すごい!」「上手い!」といった言葉を周りから引き出せるようになりましょう!