「Black Cherry / Acid Black Cherry」の歌い方【音域】

「Black Cherry / Acid Black Cherry」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「Black Cherry / Acid Black Cherry」の楽曲データ

Black Cherry
Acid Black Cherry
2008/02/20 ¥255

アーティストAcid Black Cherry
リリース2007/9/26
タイアップなし
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★★☆☆
地声最低音mid1F(F3) ※サビで登場
地声最高音hiA(A4) ※サビで登場
裏声最高音なし
スピードBPM114(標準的な速さ)
ラップなし
Black Cherryについて

2007年9月26日にリリースされたシングル曲です。
前作「SPELL MAGIC」から約2か月ぶりのリリースになります。
Acid Black Cherryのシングル2作目ですね。

タイアップはないものの、歌番組などで知名度は高くなってました。
週間ではオリコン2位を記録しています。

YouTubeにて公式チャンネル(avex)がPVを投稿しています。
再生回数は1400万回を越えていて、人気っぷりが伺えますね。
夜のパーティ会場で演奏するメンバー達が印象的なPVとなっています。

歌詞を見ると分かりますが、少しセクシーな歌詞となっています。
Acid Black Cherryはボーカルのyasuさんが以前Janne Da Arcのボーカルを務めていました。
Janne Da Arcの曲にもセクシーなものが多いので、その系統です。

曲調はアップテンポで、スピードの速い疾走系となっています。
早口で歌う部分も多く、難易度も高いナンバーです。
間奏でのギターのソロパートも良い味を出しています。

「Black Cherry / Acid Black Cherry」の構成と歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Bメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ

Aメロにもかかわらず、mid2E(E4)やmid2G#(G#4)の音が登場します。
全体的にキーは高めです。

歌詞は敷き詰めてはいないものの、スピードは速いです。
音程変化は緩やかで、急激に変化する部分は少ないです。
歌いやすく、音程は合わせやすいですね。

1番と2番で発声方法が大きく変わります。
1番は力を抜きつつ、吐息を混ぜたような声で歌唱していきます。
少しセクシーな声を意識するとらしさが出るでしょう。

2番は力を入れた発声へと切り替わります。
フレーズの途中で叩きつけるように強調をする音が多く、そこでリズムを取ります。

1番はスピードがゆっくりですが、2番はかなり速く感じるはずです。
そのため1番では母音を伸ばしつつ強調しますが、2番はほとんど子音のみの発声になります。
しっかりと歌詞と歌い方を覚えておきたいパートですね。

Bメロ

Aメロよりも中心となるキーは高くなります。
最高音に関してはAメロとほぼ同じですね。
Aメロの低音部分がなくなった形です。

歌詞はかなり敷き詰めていて、スピードも速く、早口で歌唱します。
一方で音程変化はほとんどなく、横一直線です。
少しは外してしまうかもしれませんが、ほとんど合わせることができるでしょう。

2番とラストサビ前で発声の強さは変わりません。
どちらもやや力のこもった声で歌唱しています。

Aメロ以上に歌詞を敷き詰めているために、ほぼ早口での歌唱です。
歌詞の切れ目と歌唱の切れ目が一致していて、間隔が短いために息継ぎの余裕はあります。
音程も難しくはないので、歌詞と歌い方を覚えると意外にも簡単に思えるでしょう。
切れ目をしっかりと意識してリズムに乗っていきましょう。

サビ

サビがやや長く、高音が連発する部分と、低音が集中する部分に分かれます。
高音部分は張り上げて最高音を出すところと、最高音を連発する部分があります。
地声最高音はhiA(A4)なので、この音を連発するのはやや厳しいかもしれません。

一方で後半の低音連発部分は地声最低音のmid1F(F3)を含めて、それに準ずる多くの低音が登場します。
音域の差はかなり広いと言えますね。

相変わらずスピードは速く、急激に上下する音程がいくつか登場します。
細かい変化も多く、早口での歌唱になるので一部の音程を外しやすいですね。

1番のサビとそれ以外で発声が変わります。
1番ではとてもリラックスした発声で母音を伸ばして強調しつつ雰囲気を出します。
高音部分でもそこまで力は入れていませんね。
甘い声での歌唱というのがぴったりです。

2番以降はかなり強い発声へと切り替わります。
とくに高音部分はシャウトの発声となっています。
母音を伸ばさないので、そこだけは注意点ですね。

また後半部分の低音は逆に力を抜いて発声します。
この部分では特に強調することはなく、自然体のまま終わらせるようにしましょう。

かなりスピードが速く、歌詞を敷き詰めています。
一方で切れ目が多く、フレーズの途中で容赦なく切ってきます。
切れ目登場のタイミングはほぼ一定なので歌いやすくはありますが、そのためには練習をして慣れる必要がありますね。

Cメロ

ありません。

ラストサビ

繰り返しも転調もありません。

カラオケで歌う場合の「Black Cherry / Acid Black Cherry」の総評

曲中での音域はmid1F(F3)~hiA(A4)とやや広めです。
地声最高音はhiA(A4)で、裏声は使用されていません。
音域的には、男性の平均声域から考えるとやや上に移動した形になります。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

中心となる音が曲全体を通して高めです。
低音のみのパートがなく、どこでもmid2G#(G#4)以上のキーが登場します。
音域的には高音の連発はもちろん、サビで低音も連発されます。
音域の変化が広く、歌いにくさを感じるかもしれません。

地声最高音はhiA(A4)で、サビで毎回登場します。
問題は一瞬の登場ではなく、連発するところです。
さらにその周りにはそれに準ずるmid2G#(G#4)の音も多く登場します。

スピードが速く、余裕がないにもかかわらず高音を連発する必要があります。
そのためにはhiA(A4)をギリギリ出せるレベルでは歯が立たないでしょう。
余裕を持ってhiA(A4)が出せる必要がありますね。

ほとんどの人はhiA(A4)を余裕を持って出すことはできないと思います。
そのため、高音に自信がなければキーを下げたほうが無難です。

キーを下げる場合、1つ~2つ下げてみましょう。

最高音は1つ下げるとmid2G#(G#4)ですが、それでも連発されると厳しいかもしれません。
もしも1つ下げても厳しい場合は2つ下げてみてください。

地声最低音はmid1F(F3)です。
2つ下げてもmid1D#(D#3)です。やや余裕があるくらい高いです。
サビで低音部分が集中しますが、それでも余裕をもって出せるでしょう。

音程難易度は普通~やや難となっています。
音程配置そのものは複雑ではないのですが、スピードが速いので早口の歌唱になります。
事前に練習をしたり、歌い慣れている人でないと舌が回らないでしょう。

初めて歌うときは難しく感じるかもしれませんが、何度も練習したり、カラオケで歌ったりしていると、流れに乗って歌唱するだけで音程が合うようになります。

ちなみにですが、表現に関する難易度はかなり高めとなっています。
1番2番で明確に力の入れ具合が異なっていて、雰囲気を作る必要があります。
その割にはキーは高音でスピードも速いです。

個人的には歌詞と歌い方を覚える→歌い慣れるために練習→表現の練習をするといったステップで練習を行う必要がありますね。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや難になると感じました。

「難」寄りの「やや難」ですね。
Acid Black Cherryの曲の中でも難易度はかなり高い部類に入ります。
キーの高さやスピード、表現の難しさなど、考慮するものが多いですね。

そのためまずは歌詞と歌い方を覚えることが先決です。
カラオケで歌いながら覚えるでもOKです。
とにかく歌い慣れることが大切ですね。
そうしないとそもそも舌が回らなくて満足に歌えないでしょう。

きちんと歌い込めば流れに任せて歌いこなせるようになるので、ぜひともチャレンジしてみてください!

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