「イエス / Acid Black Cherry」の歌い方【音域】

「イエス / Acid Black Cherry」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「イエス / Acid Black Cherry」の楽曲データ

イエス
Acid Black Cherry
2012/01/18 ¥255

アーティストAcid Black Cherry
リリース2012/1/18
タイアップドラマ「オレ一応モデルなんですけど」EDテーマ
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★☆☆☆
地声最低音mid1D#(D#3) ※Aメロで登場
地声最高音hiA#(A#4) ※ラストサビで登場
裏声最高音なし
スピードBPM107(標準的な速さ)
ラップなし
イエスについて

2012年1月18日にリリースされたシングル曲です。
前作「CRISIS」から約1か月ぶりのリリースになります。
5か月連続リリースの最終弾です。

タイアップはありますが、歌番組での知名度が高い一曲です。
Acid Black Cherryの曲の中ではTOPクラスの人気を誇ります。
カラオケのランキングでも上位に入る曲です。

YouTubeにて公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生回数は2000万回を越えていて、公式チャンネルで最大の再生回数を誇っています。
礼拝堂の中で演奏するAcid Black Cherryのメンバーと、登場する一人の少女が印象的なPVとなっています。

このPVはカラオケでも流れます。
なので、見たことがある人も居るのではないでしょうか。

歌詞は、別れかけている、あるいは分かれた恋人に対して、プロポーズをするように読み取れます。
今まで好きと言えなかったけれど、ラストサビでは想いを伝えています。

タイトルの「イエス」は英語で「はい」を意味しているような気がします。
歌詞の最後の部分を見れば、なんとなくわかるのではないでしょうか。
キリスト教の「イエス」な気もしなくもないですが、個人的には前者だと思います。

曲調はバラードですが、サビは大きく盛り上がり、壮大なイメージを作り上げます。
Acid Black Cherryは壮大な曲を多く作りましたが、その代表的な作品ですね。
イメージとしては「冬の幻」や「眠り姫」に似ています。

「イエス / Acid Black Cherry」の構成と歌い方について

曲の構成
  • 1番:イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ
歌い方解説
イントロ

イントロですが、音程、音域、歌い方はサビと同じです。
サビの欄で詳しく説明します。

Aメロ

Acid Black Cherryの曲にしては珍しく、Aメロの音域はやや低めです。
上がり切ってもmid2C(C4)で、地声最低音のmid1D#(D#3)もここで登場します。

歌詞はやや敷き詰め気味ですが、スピードが遅いので余裕があります。
音程変化は緩やかに変化しますが、細かい変化があります。
わずかに音程を外しやすいですね。とはいえ歌いやすいパートです。

やや力を入れた発声を意識します。
低音を響かせるように発声するとらしさが出ます。
曲調がしみじみとしているので、少し抑えめの声量で歌唱していきましょう。

とてもゆったりとしたペースで歌いやすいパートです。
母音を伸ばすことが多く、この部分で弱い強調を入れることでらしさが出てくるのでおススメです。

Bメロ

Aメロと比較して一気に音域が上がります。
mid2G(G4)やmid2F#(F#4)の音も多く登場します。
一方でAメロと同じくらいの低音域もあるので、音域は広めですね。

やや歌詞は敷き詰めがちです。
しかし、音程変化は緩やかで歌いやすいですね。

発声の強さはAメロと同じくらいです。
高音に関してもあまり力を入れずに自然体のまま出すことを心がけましょう。

切れ目が分かりやすいパートです。
しっかりと切ってリズムを見失わないようにしましょう。

サビ

低音域はほとんどなく、高音が連発します。
最高音こそ登場しないものの、hiA(A4)やmid2G(G4)といったキーが連発です。
このサビは転調前なので、苦しいと感じる場合は歌いきるのはかなり厳しいでしょう。
もしも高音がきつい場合はキーを調整することを考えたいですね。

ほとんど高音ですが、中音域から高音域に一気に変化する部分があります。
この部分は音程を合わせにくいですが、サビ全体で見てもかなり回数は少ないです。
仮に外してしまっても気にせずに歌唱をしていきましょう。

サビなのでやや強い発声へと変わります。
とはいえ高音部分は余裕を持っての発声です。

流れるようにリズミカルに歌唱していきます。
AメロやBメロと違い、フレーズの途中に切れ目があるので意識すると歌いやすいです。
切れ目は短いので、息継ぎをする余裕はありません。

そのため息継ぎができる場所でしっかりと息継ぎをするようにしましょう。

Cメロ

AメロとBメロを合体させたような構成になっています。
Aメロの部分は全体的に低く、地声最低音も登場します。
一方でBメロ部分は高く、mid2G(G4)のロングトーンもあります。

音程に関してはAメロBメロと同じです。
これまでのパートを歌いこなせているなら、問題なく歌えるでしょう。

AメロBメロとメロディや音程は同じですが、それよりもやや力を入れています。
少し明るい雰囲気でラストサビへと繋げていきましょう。

ラストサビ

繰り返しかつ、転調があります。
2回繰り返し、初めから転調が入り、全てのキーが+1されます。
音域的には1つ上がるために、今までhiAだった部分が最高音のhiA#(A#4)になります。

地声最高音は頻出し、それ以外にもmid2G#(G#4)の音が多く登場します。
サビのキーが1つ上がるだけですが、苦しさは比較にならないほどです。
1番の見せ場でもあるので、ここで安定した高音を見せていきたいところですね。

全体的にキーが上がるので発声もかなり強いものへと変化します。
高音の出し方がややシャウトのような形になっていて、少し苦しさを感じさせる歌声です。
このラストサビについてはやや必死に出してもOKですね。

カラオケで歌う場合の「イエス / Acid Black Cherry」の総評

曲中での音域はmid1D#(D#3)~hiA#(A#4)とやや広めです。
地声最高音はhiA#(A#4)で、裏声は使用されていません。
音域的には、男性の平均声域から考えるとやや上に突き抜けています。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

パート内部での音域の変化はCメロのみ広く、他は狭いです。
Aメロは全体的に低く、Bメロとサビは高めです。
CメロはAメロとBメロが合体したメロディなので、前半が低く、後半が高くなっています。

地声最高音はhiA#(A#4)で、ラストサビで登場します。
しかしサビ、およびラストサビではmid2Gやmid2G#のキーが連発します。
そのため高音を常に出し続けている形になり、高音が得意な人でも苦しくなりやすいです。

余談ですが一瞬だけhiA#で他が低い曲と、この「イエス」のように高音が連発する曲では、後者の方が前者よりも何倍も苦しくなります。こういったところは最高音だけでは分からないところですね。

そのため、高音によほどの自信がない限りはキーを調節したほうが歌いやすくなります。

キーを下げる場合、2つ~3つ下げてみましょう。

これで最高音がmid2G(G4)くらいまで下がるので歌いやすくなります。
転調前のサビはむしろ余裕が持てるくらいだと思います。

地声最低音はmid1D#(D#3)です。
3つ下げるとmid1C(C3)です。この音は一瞬ではなく、それよりも少し高いだけのキーも登場するので低音に余裕はありません。
3つ以上下げると低音が厳しくなる可能性があります。
なんとか3つ下げることで歌いきれるようになりたいところです。

音程難易度は普通となっています。
難しくもなく、簡単でもない標準的なレベルの音程難易度です。
とはいえ歌いやすい位置に音程は配置してあるので、練習すればかなり音程を合わせられるでしょう。

以上を考慮して、

総合的な難易度では普通~やや難になると感じました。

原曲キーで歌唱すれば難易度は当然高いです。
しかしキー調整はしやすく、調整をすると転調後のラストサビのみが高音になるのでかなり余裕が出てきます。

こういったラストサビで転調する曲は、キー調整をすると転調前のサビの部分が楽に歌唱できるので、少し歌いやすくなります。

とても人気な曲で、カラオケではPVも流れるので周りの視線を集めることができます。
周りと一緒に盛り上がるというよりも、しみじみとしたメロディで周りを引き込む曲です。
カラオケでは中盤以降に入れていくと良いですね。

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