Ado(アド)の大ヒットシングル「ギラギラ」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
「ギラギラ / Ado」の楽曲音域データ
アーティスト | Ado |
---|---|
リリース | 2021/2/14 |
タイアップ | なし |
総合難易度 | ★★★☆☆ |
音程難易度 | ★★★☆☆ |
地声最低音 | mid1F#(F#3) |
地声最高音 | hiD(D5) |
裏声最高音 | hiD#(D#5) |
スピード | BPM96(標準的な速さ) |
ラップ | なし |
2021年2月14日にリリースされたシングル曲です。Adoの3枚目の配信シングル曲で、タイアップはないものの、「うっせぇわ」などと共に知名度が高い一曲となっています。
2021年の第63回日本レコード大賞特別賞授与の際には「踊」「ギラギラ」「うっせぇわ」の3曲のスペシャルメドレーMVが制作されました。こちらのMVはYouTubeでも聴くことができます。
日本レコード大賞の影響でカラオケでも人気があり、2021年、2022年のカラオケ総合曲ランキングではTOP50にランクインしました。
YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年12月現在、1億3000万回を突破していて、「うっせぇわ」「踊」に次ぐ再生回数となっています。
「うっせぇわ」のPVと同じく漫画調の作品となってますが、イメージカラーに白がふんだんに使われていて、明るい印象を持つ作品となっています。
「ギラギラ / Ado」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ(2回)→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:Cメロ→ラストサビ
- 高音:hiA(A4)
- 低音:地声最低音mid1F#(F#3)
- 音程:やや易
音域はやや広く、地声最低音がこのパートで登場します。音域的には高音域から中音域となっていて、歌いやすいパートです。
音程の変化は緩やかで急激な変化は少なくなっています。スピードもゆったりしていますし、歌詞も敷き詰めていません。ただフレーズとフレーズの間で息継ぎをするにはタイミングがシビアなのでそこは注意をしましょう。難易度的にはやや低めです。
まず、伴奏がやや小さいので歌い始めのタイミングに注意してください。Aメロですが、やや声に力を入れてはっきりとした発声で歌唱します。丁寧に発声して1音1音をしっかりと合わせていくイメージですね。
また一番のみ Aメロが二回繰り返され、二番以降は繰り返しがありません。 Bメロに移るタイミングを間違えないようにしましょう。
- 高音:hiA(A4)、裏声hiB(B4)
- 低音:mid2A(A3)
- 音程:やや易
音域はほぼ1オクターブに収まります。全体的には中音域で構成されていて、Aメロよりも歌いやすさを感じるはずです。ただし一部裏声も登場しますので、地声からの切り替えで声が裏返らないように注意しましょう
音程に関してはやや上下の激しい変化が目立ちますが、依然として合わせやすい位置に配置されています。さらにフレーズの最後にロングトーンが多くなりますので、総合的な難易度はAメロとそこまで変わりません。
歌い方に関してはAメロと同じで構いません。フレーズ途中や最後にあるロングトーンでまっすぐな発声を心がけつつ、リズムを取っていくと良いでしょう。後半に向かうにつれてやや力を入れていくとサビへの盛り上がりとなって雰囲気を出すことができます。
- 高音:地声最高音hiD(D5)、裏声最高音hiD#(D#5)
- 低音:mid2C(C4)
- 音程:普通
音域はの広さはBメロとさほど変わりませんが、中音域から高音域で構成されるようになります。地声裏声共に最高音が登場するので、苦しくなりやすいパートですね。ただ高音域を連発するわけではないので、表記ほど苦しさは感じないでしょう。
音程の変化はやや複雑になり、細かい部分を外しやすくなります。またサビでの歌い方、およびメロディラインが少し頭に入りにくいのも難点です。もっとも良く聴くパートなのですが、難易度は少し高めです。
歌い方に関しては力の強弱を入れ替えながら歌唱していきます。やや弱めの発声から入り、中盤当たりから力を入れるイメージです。それを2回繰り返します。
サビ最後のタイトルコールの部分は発声が短いためにやや音程側わせにくいです。全部で3音ありますが、1音と3音のタイトル半分の部分は母音を意識的に切り、2音目のタイトルコール部分は母音をやや伸ばすのがおススメです。
なおサビ中盤に英語歌詞がありますが、最初の英単語と2番目以降の英単語が異なっているので注意してください。
- 高音:hiC(C5)
- 低音:mid2A#(A#3)
- 音程:普通
音域はサビと同じくらいの広さで、主に中音域からなります。サビほどではありませんが、高音域が頻出しますので苦しくなりがちです。
一部歌詞を敷き詰めている部分があり、そこの音程変化が複雑です。細かい部分を外しやすいですね。重点的に練習するのがおススメのパートです。
2番サビからほぼノータイムでCメロに移行するためにタイミングに要注意です。入りがかなり小さな声量なので、普段原曲を聴いているだけでは乗り遅れてしまうでしょう。
前半部分はロングトーン多めでやや余裕があるために安定した発声を心がけます。一方で後半の歌詞を敷き詰めている部分では音程から意識を歌い方の方に切り替え、Adoさんの歌い方を再現していくようにしましょう。
- 転調:なし
- 繰り返し:あり
転調はしませんが、繰り返しはあります。繰り返しというよりも、最後にフレーズがいくつか追加されている形になります。サビではタイトルコールのみで終わっていましたが、そこに追加されます。
今までにはない音程配置およびメロディラインですので、最後まで油断せずに歌唱していきましょう。
カラオケで歌う場合の「ギラギラ / Ado」の総評
曲中での音域はmid1F#(F#3)~hiD#(D#5)とやや広いです。
地声最高音はhiD(D5)で、裏声最高音がhiD#(D#5)です。女性の平均的な音域から考えると、上下に少し広がっています。
曲を通しての音域は広いですが、各パートでの音域は狭めです。全体的に歌いやすいパートが多いですね。ただしサビは高音域が目立ちます。
地声最高音はhiD(D5)で、サビで登場します。
登場頻度がやや多く、更にそれに準ずるキーも多く登場します。ただしサビにおいては高音域は一部に集中して出現するので、全体を通して高音域が連発されるわけではありません。
このhiD(D5)のキーがギリギリ出せるくらいでも、太刀打ちできる可能性はあります。ただしそれでも高音であることには変わりないために、キー調整を考えるのもアリです。その際は
これで地声最高音がhiB(B4)~hiC(C5)になりますので、女性の一般的な高音域に収まる形になります。
地声最低音はmid1F#(F#3)です。
Aメロで登場しますが、やや長めの発声になりますので重要度は高めです。一応このキーを無視するというのであれば最低音はmid2A(A3)くらいまで上がります。
女性からするとやや低めのキーで、カラオケでキー調整をするとAメロの歌唱がおぼつかなる可能性があります。歌い慣れていて広い音域をもっている場合は原曲キーで歌唱したほうが楽だと感じるでしょう。
裏声最高音はhiD#(D#5)となっています。
サビで登場し、登場頻度はかなり少なめです。高音の地声からシフトした後にまた地声に戻ってきます。裏声は高音地声でダメージを受けた喉の小休止になるのでありがたい配置なのですが、声が裏返ってしまわないようにだけ注意してください。自信がない方は目を瞑る、息をしっかりと吸うなどして対応して行きましょう。
またBメロにも同じような裏声が登場します。こちらは音がhiB(B4)とやや低めです。地声でもそこまで違和感なく聴こえますが、なるべく忘れずに裏声で対応するようにしましょう。
音程難易度はやや易~普通となっています。
音程変化は緩やかで、急激な変化が少なめです。Adoさんの曲にしては珍しくメロディーも覚えやすいですね。ただしCメロとラストサビの追加部分については見逃しやすい箇所ですので、しっかりと覚えておいてください。
合わせやすいとはいえ、いきなり本番で披露するような難易度ではないために、自室で口ずさむ、一人カラオケで歌うなどして体で歌い方を覚えさせておきましょう。
以上を考慮して、
「ギラギラ 」はAdoさんの他の楽曲「うっせぇわ」や「踊」と比べると難易度はかなり低めな印象を受けます。まあ、比較対象が難しすぎるというのもあるのですが…。
それゆえに、Adoさんの曲を歌いたいけど難しい!と感じている人におススメの一曲です。
ただ難易度が低いとはいえ広い音域と高音域は使われていますし、裏声も使用されています。決して聴いただけでは歌いこなせる難易度ではないので、そこは要注意です。
知名度も高いこの一曲、気に入った場合にはぜひとも練習してマスターしてみてください。
自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
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