「未来 / コブクロ」について歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
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「未来 / コブクロ」の楽曲データ
アーテイスト | コブクロ |
---|---|
リリース | 2015/12/16 |
タイアップ | 映画「orange」主題歌 |
総合難易度 | ★★★☆☆ |
音程難易度 | ★★★☆☆ |
地声最低音 | mid1A#(A#2) ※Aメロで登場 |
地声最高音 | mid2G#(G#4) ※アウトロで登場 |
裏声最高音 | mid2G(G4) ※サビで登場 |
スピード | BPM74(やや遅い) |
ラップ | なし |
2015年11月2日にリリースされたシングル曲です。発表当初はオリコン週間4位でしたが、タイアップをした映画の効果によりロングヒットし、翌年2016年に入ってもヒットし続けました。
コブクロと言えば「桜」や「蕾」などが有名ですが、この「未来」は2015年リリースで、「桜」などよりも最近ロングヒットした曲になります。
余談ですが「未来」は廉価版として売られたため、カップリング曲は存在していません。
YouTubeにて公式チャンネル(Warner Music Japan)が動画を公開しています。
映画「orange」の元になった漫画とコラボした動画になっています。再生回数は2020年10月現在、3000万回と驚異的な数字となっています。
タイトルの「未来」は文字通りの「未来」のことを表しています。曲中には「君」という単語も多く登場し、「君」の「未来」が幸せであることを願っていることが読み取れます。
曲調としては静かな雰囲気で、バラードのような印象です。Aメロは落ち着いた雰囲気ですが、Bメロ後半から盛り上がり、サビには壮大なメロディが奏でられます。
他の多くのコブクロの曲と同じく、心に染み入るようなナンバーとなっています。
「未来 / コブクロ」の構成と歌い方について
- 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:ラストサビ→アウトロ
- 高音:mid2C
- 低音:地声最低音mid1A#
- 音程:普通(歌いやすいが、急激な音程の変化がある)
やや力を入れて歌唱していきます。キーは低いですが、安定した歌声で、1音1音をはっきりと歌唱するのがおススメです。
スピードがゆっくりで歌詞と歌唱の切れ目も一致しています。リズムが狂わされることはないでしょう。ていねいに歌いあげてBメロへと向かいましょう。
- 高音:mid2D#
- 低音:mid1D#
- 音程:やや易(音程変化がゆるやかで、歌いやすい)
2フレーズしかない短い構成ですが、導入はAメロと同じく優しく入ります。後半になるにつれてキーが上がり、母音の伸ばしが多くなります。ここでしっかりと母音を強調することで、感情を込めた歌い方を演出していきましょう。
ここもゆったりとしていて歌いやすいパートです。リズムも取りやすいと思います。
- 高音:地声mid2F、裏声最高音mid2G
- 低音:mid1B
- 音程:やや易(変化が単調で、歌いやすい)
AメロBメロと同じように、はっきりとした発声で歌唱していきます。裏声の最高音はサビの前半で登場します。裏声は力を抜いた状態で出して、その状態で母音を伸ばします。一瞬の裏声ではなく、また芯の入っている裏声でもないので注意しましょう。
切れ目が少なく、歌詞を敷き詰めています。サビのメロディや歌い方は覚えやすいので、まずはこのパートを覚えるのがおススメです。コブクロの歌い方の真似をして、ていねいに歌い上げていきましょう。
ありません。
- 繰り返し:なし
- 転調:あり
- 高音:地声最高音mid2G#
アウトロにて地声最高音が登場です。歌唱に関してはアウトロの最後の1フレーズを除いてサビと同じです。最後の1フレーズは張り上げるようにして最高音を出すので、やや力を入れて出していきましょう。
カラオケで歌う場合の「未来 / コブクロ」の総評
曲中での音域はmid1A#(A#2)~mid2G#(G#4)とやや広いです。
地声最高音がmid2G#(G#4)で裏声最高音がmid2G(G4)となっています。低音が男性の平均的な音域を大きくオーバーしています。
パート内部で、音域は激しく変化しません。高いところは高い、低いところは低いと分かれています。しかし、基本的には低音が多めです。
地声最高音はmid2G#(G#4)で、アウトロで登場します。
それまではmid2F#が最高音です。またアウトロの最高音は一瞬しか登場しません。なのでmid2G#のキーがギリギリ出せる人でも太刀打ちできる曲ですね。
というのも、地声最低音がmid1A#(A#2)なので、下げる余裕がありません。
原曲キーで歌唱しても低いと感じるくらいです。登場頻度もまあまあ高く、それに準ずるキーも多いです。
裏声最高音はmid2Gでサビで毎回登場します。
珍しくキーの高くない裏声なので、ある程度裏声の実力が必要です。
音程難易度はやや易になります。
歌詞を敷き詰め気味な部分がありますが、全体的に変化は緩やかで、歌いやすくなっています。
表現がやや難しく、アウトロに入るまで力は入れないのがおススメです。サビはキーが高く、声を張りやすいので、しっかりとした歌い方のコントロールが必要です。力の入れ具合が難しいですね。
以上を考慮して、
しんみりとした雰囲気のナンバーで、それでいて歌いやすくもあります。ですが、表現がやや難しく、音程なども簡単ではありません。裏声も使われていて、繊細な歌声のコントロールが必要になる曲です。
歌詞や歌い方は聴いているうちに覚えられると思いますが、精密な歌い方はカラオケで練習をしないと難しいと思います。