「アゲハ蝶 / ポルノグラフィティ」の歌い方【音域】

「アゲハ蝶 / ポルノグラフィティ」について歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「アゲハ蝶 / ポルノグラフィティ」の楽曲データ

アゲハ蝶
ポルノグラフィティ
2013/11/20 ¥255

アーテイストポルノグラフィティ
リリース2001/6/27
タイアップ資生堂「ティセラ・トコナッツココナッツ」CMソング
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★★★☆
地声最低音mid1G(G3) ※Aメロで登場
地声最高音mid2G#(G#4) ※ラストサビで多く登場
裏声最高音なし
スピードBPM116(やや速い)
ラップなし
アゲハ蝶について

2001年6月27日にリリースされたシングル曲です。前作「サボテン」から約6ヶ月ぶりのリリースです。前作同様にオリコン1位を記録しています。

ポルノグラフィティの代表曲であり、オリコンからミリオン認定(売上100万枚)を受けています。サウダージと同じく、知名度の高い曲ですね。ファンの間でも人気が高い曲です。

YouTubeにて、公式チャンネルがライブ動画を公開しています。
6年前に投稿された動画ですが、2020年10月現在再生回数が600万回を越えています。ライブでは観客と一緒に「ラララ」と合唱する盛り上がる曲です。

タイトルの「アゲハ蝶」からも分かるように、歌詞の中にもアゲハ蝶が登場します。それに加えて女性に向けた恋文のような側面もあり、詩的な歌詞が特徴です。

やや疾走感のあるアップテンポな曲です。カラオケでは盛り上がりやすく、歌って楽しい曲でもあります。知名度も高いナンバーなので、知っておきたい曲です。

「アゲハ蝶 / ポルノグラフィティ」の構成と歌い方について

曲の構成
  • 1番:イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:ラストサビ
歌い方解説
イントロ

音程、メロディ、歌い方はサビと同じです。詳細はサビで説明します。

Aメロ
  • 高音:mid2F
  • 低音:地声最低音mid1G
  • 音程:やや難(歌詞を敷き詰め気味で、急激な変化もある)

やや弱い発声で、口ずさむように歌唱していきます。歌詞の切れ目と歌唱の切れ目は一致しているので分かりやすいでしょう。

全部で6フレーズありますが、3フレーズ目と6フレーズ目にかなり細かい切れ目があります。ここでほんの少しだけ切って、リズムを取ることを忘れないようにしましょう。

Bメロ
  • 高音:mid2F
  • 低音:mid2A
  • 音程:やや難(Aメロと同じ)

Aメロよりもやや強い発声で歌唱していきます。後半部分は歌詞を敷き詰めている部分です。しかしはっきりと発声することがポイントです。焦らないようにしましょう。

前半は同じ音程配置が繰り返されます。この部分は歌詞と歌唱の切れ目が一致しているので歌いやすいでしょう。

サビ
  • 高音:mid2G
  • 低音:mid2A
  • 音程:やや難(歌詞を敷き詰めていて、音程配置も複雑)

強めの発声で、歌唱していきます。しかし高音部分では無理に出してはいけません。あくまでも自然な調子で歌唱して行くことが求められています。

音程変化が複雑なので、歌詞と歌い方を覚えて歌うだけでかなり形になります。アクセントなどは意識せずに、まずは歌いこなせるようになることを考えましょう。

歌詞の敷き詰め具合から焦って速く歌いがちですが、ここでもしっかりと発声をした方がらしさが出ます。落ち着いて歌唱するようにしましょう。

Cメロ

ありません。

ラストサビ
  • 繰り返し:あり
  • 転調:あり
  • 高音:地声最高音mid2G#

繰り返し部分で転調するものの、歌唱の強さはサビとあまり変わりません。気持ち少し込めるでも良いですが、サビと同じ調子で歌ってもOKです。

カラオケで歌う場合の「アゲハ蝶 / ポルノグラフィティ」の総評

曲中での音域はmid1G(G3)~mid2G#(G#4)とやや狭いです。
地声最高音がmid2G#(G#4)で裏声は使われていません。男性の平均的な音域に収まっています。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

パート内部で、音域はやや激しく変化します。といっても曲の音域が狭いので、その中で激しく動くイメージです。音域の変化による難易度は高くはありません。

地声最高音はmid2G#(G#4)で、転調後のラストサビで登場します。
それまでの最高音はmid2Gです。平均的な音域は高いものの、最高音が登場するのは一瞬です。

どちらかというとmid2Gの音を安定して長時間出せるかが問題になります。高音に少し自信があるなら原曲キーで挑戦してみても良い難易度です。スピードが速いので、高音もすぐに過ぎてしまい、そこまで苦しさを感じません。

一方で、もしもキーを下げる場合は1つ~2つ下げるのがおススメです。

高音部分が一気に楽になるはずなので、余裕をもって歌えるようになります。地声最低音もmid1G(G3)なので、かなりの余裕があります。苦しい場合は気楽にキーを下げてOKです。

音程難易度はやや難になります。
かなり歌詞を敷き詰めていて、どのパートも音程変化が複雑です。キーを下げてもこの問題は解決しないので、難しい部分です。しっかりと歌詞や歌い方を覚えておきたいですね。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや難になると感じました。

ポルノグラフィティの曲の中でも屈指の人気曲です。ですが難易度はなかなかに高い一曲です。このように歌詞を敷き詰めている曲は他に有名なものとして「サウダージ」がありますが、「アゲハ蝶」の方が難しいですね。

知名度が抜群に高いので、カラオケで披露すると盛り上がれる曲です。また難しい点が目立ちますが、音程変化が複雑ゆえに表現をしなくても形になるのはメリットです。何度も歌っているとマスターしやすく、周りからも注目を浴びやすいです。

難易度はかなり高めなので、ポルノグラフィティの曲として入るならば別の曲の方が良いでしょう。「サボテン」や「音のない森」など、歌いやすい曲は多いです。そういった曲で慣れてから、チャレンジするのがおススメです。

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