「空も飛べるはず / スピッツ」のカラオケでの歌い方【音域】

スピッツの「空も飛べるはず(そらもとべるはず)」について、カラオケでの歌い方や音域を解説しました。地声最高音や裏声最高音、各パート毎の音程の難しさなども解説していますので、ぜひ参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「空も飛べるはず / スピッツ」の楽曲音域データ

アーティストスピッツ
リリース
1994/4/25
タイアップ
フジテレビ系ドラマ「白線流し」主題歌
総合難易度★★☆☆☆
音程難易度★★☆☆☆
地声最低音mid1G(G3)
地声最高音hiA(A4)
裏声最高音なし
スピードBPM115(やや速い)
ラップなし
空も飛べるはず について

1994年4月25日にリリースされたシングル曲です。スピッツの8作目のシングルになります。

元々はあまり知名度が高くなく、オリコン順位も低かったのですが、リリースから2年後にドラマの主題歌に起用され、再販することで人気に火が付きました。

結果として140万枚を突破するミリオンヒットとなっています。今では「ロビンソン」「チェリー」と同様にスピッツを代表する一曲ですね。

YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年10月現在、8400万回を突破しています。スピッツ公式チャンネルでも上位の再生回数です。ちなみにカラオケでもよく流れるので、見たことがあるかもしれません。

「空も飛べるはず」は終始アップテンポな調子で進んでいく、口ずさむようなナンバーとなっています。

「空も飛べるはず / スピッツ」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ(2回)→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2F(F4)
  • 低音:地声最低音mid1G(G3)
  • 音程:やや易

音域はやや広いものの、中音域に集中しています。最低音がこのパートで登場しますが、頻度は少なめです。音域的には歌いやすくはありますが、やや高いパートです。

最低音を含む部分は音程の変化が激しいのですが、それ以外は緩やかな変化が多く合わせやすくなっています。難易度はそこまで高くありません。

スピッツの他の曲と同じように声量を抑えるといったことはせずに、しっかりとした歌声で歌唱します。リズムをとりながら歌唱することが重要で、口ずさみながら歌うことを意識してみてください。

Bメロ
  • 高音:mid2G(G4)
  • 低音:地声最低音mid1G(G3)
  • 音程:やや易

音域は狭く、ちょうど1オクターブに収まります。Aメロよりは音域が全体的に低いために、小休止のようなパートで歌いやすいです。

Bメロそのものが短いのですが、急激な変化というものがほとんどないために合わせやすくなっています。ただし息継ぎをするタイミングはややシビアなので、そこは注意するようにしましょう。

フレーズの最後にロングトーンがあるので、そこで母音を強調しながらリズムと取っていくのがおすすめです。後半は声を張り上げつつ歌うことでサビへの盛り上がりとしましょう。

サビ
  • 高音:地声最高音hiA(A4)
  • 低音:地声最低音mid1G(G3)
  • 音程:やや易

音域は曲中で1番広く、最低音と地声最高音がどちらも登場します。広いとはいえ低音は高めで中音域が中心のために、全体的にキーは高めです。

やや複雑な変化もあるものの、全体的に歌いやすい位置に配置されています。Bメロから継続してペースもゆったりとしているので、高い音程正解率を稼ぐことができるでしょう。

やや声に力を入れつつ、高音をキープして歌唱します。高音が連発されますので擦れないようになるべくブレスを意識してみてください。

高くはありますが、雰囲気を出すには軽い調子で弾むように歌唱するのが大切です。もしも厳しい場合はキー調整も視野に入れてみてください。

ラストサビ
  • 転調:なし
  • 繰り返し:なし

転調も繰り返しもありません。これまでのサビと同じように跳ねるように歌唱しつつ、最後までミスなく歌い切ってしまいましょう。

カラオケで歌う場合の「空も飛べるはず / スピッツ」の総評

曲中での音域はmid1G(G3)~hiA(A4)とやや狭めです。
地声最高音はhiA(A4)で、裏声は使われていません。男性の平均的な音域から考えると、上に少しだけずらした形になります。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

パート毎の音域も狭く、全体的に中音域~高音域で構成されているために歌いやすくなっています。ただしスピッツの曲らしくキーは高めに設定されています。

地声最高音はhiA(A4)でサビで登場します。
男性の平均的な音域から見てみると少しだけ高いです。余談ですがスピッツとして考えるとやや低めのキーでして、最高音の頻度こそ多いものの、スピッツを好んで歌唱している人からすればやや余裕があるくらいの高さとなります。

とはいえこのキーを楽々出せるのはカラオケで歌い慣れている人くらいだと思いますので、高音に自信がない場合はキーを調整したほうが無難です。その際は、

キー調整は-1~-2くらいがおススメです。
これで最高音がmid2G(G4)~mid2G#(G#4)になるために、余裕をもって歌えるようになるはずです。

地声最低音はmid1G(G3)で、全てのパートで登場します。
登場頻度はかなり多く、発声が長いキーもあります。とはいえ低音としてはかなり高めで、キーを下げるにはかなりの余裕があります。

キー調整の幅について前述しましたが、上記の下げ幅でもまだ厳しい場合はさらに下げても問題ありません。理論上は-5くらいまでならば下げることが可能です。(とはいえここまで下げると逆に音程が取りにくくなるのでおススメはしません)

音程難易度はやや易となっています。
曲のスピードがゆったりとしていて、歌詞を敷き詰めているものの、全体的に合わせやすい位置に配置されています。

メロディと歌詞を覚えれば、リズムに乗って歌うことである程度の音程を合わせることができるでしょう。音程正解率90%も狙えます。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや易になると感じました。

「空も飛べるはず 」はスピッツの曲として考えるとやや高音に余裕があり、それでいてキー調整もしやすい良曲です。これから先スピッツの曲を覚えていきたい、歌っていきたいという人におススメできる一曲ですね。

カラオケでもこの歌いやすさのおかげで人気度が高く、多くの人が好んで歌唱している曲です。もちろんキーを調整すれば採点で高得点も狙えるでしょう。

気に入った場合はぜひともマスターしてみてください!

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