「Lemon / 米津玄師」のカラオケでの歌い方【音域】

「Lemon / 米津玄師」についてカラオケでの歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「Lemon / 米津玄師」の楽曲音域データ

アーティスト米津玄師
リリース
2018/3/14
タイアップ
ドラマ「アンナチュラル」主題歌
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★★★☆
地声最低音mid1B(B2)
地声最高音hiB(B4)
裏声最高音hiB(B4)
スピードBPM87(標準的な速さ)
ラップなし
Lemon について

2018年3月14日にリリースされたシングル曲です。米津玄師さんの8枚目のシングル曲で、ドラマ「アンナチュラル」主題歌に起用されました。

米津さんの代表曲で、彼と言えばこの曲といった印象すらあります。DL数は300万枚を越え、この記録は歴代でもGReeeeNの「キセキ」に次ぐ2位となっています。

カラオケランキングでも2018年、2019年の1位に君臨し、その後も年間のTOP50に入り続けています。多くの人に歌われていることが分かりますね。

いずれにせよ平成の終わりから令和の初めにかけて、世間に浸透した一曲と言えるでしょう。

YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年10月現在、7億7000万回を突破しています。驚異的な再生回数で、当然公式チャンネルの中でも1位の再生回数となっています。

「Lemon」は頭に残り、思わず口ずさみそうになるサビが特徴的なナンバーです。

「Lemon / 米津玄師」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ(2回)→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2D#(D#4)
  • 低音:地声最低音mid1B(B2)
  • 音程:普通

音域はやや広く、地声最低音がこのパートで登場します。登場は2回のみですが、発声が長めで、中音域のキーから急に落ちる形で登場します。

頻度が少ないために外しても問題はないのですが、この部分を外してしまうと周りの部分も引っ張られて外してしまう可能性があるので、なるべく出せるように意識したいところです。

音程の変化はあるのですが、合わせやすい位置に配置されています。唯一最低音の部分のみ外しやすいので、この部分を重点的に練習すると良いでしょう。

Aメロですが、やや声に力を入れてしっかりとした発声を意識して歌唱するのがおすすめです。やや歌いにくいパートですので、しっかりと原曲の米津さんの歌い方を真似していきましょう。

後半にはキーが上がりる部分があるので、ここでやや力を入れられると違いを演出できてGOODです。

また一番のみ Aメロが二回繰り返され、二番以降は繰り返しがありません。 Bメロに移るタイミングを間違えないようにしましょう。

Bメロ
  • 高音:mid2E(E4)
  • 低音:mid1D#(D#3)
  • 音程:やや易

音域はAメロに比べて少しだけ高くなり、中音域の音が多めになります。音域的には歌いやすいパートといえるでしょう。

音程も変化が緩やかになり、合わせやすくなります。長めの発声も多く、そういったバーを外さないことが大切ですね。ただスピードはやや速く、息継ぎをする隙間は短いために油断は禁物です。

Aメロよりも声を抑えて歌唱します。パートの都合上、キーが上がる部分もありますが、その部分に関しても声量を抑え目にしてサビ前の静けさを演出していきましょう。

サビ
  • 高音:hiA#(A#4)、裏声最高音hiB(B4)
  • 低音:mid1D#(D#3)
  • 音程:やや難

低音はBメロと変わりませんが、高音域が頻出するようになります。このパートで裏声最高音が登場です。mid2F#(F#4)のキーから急に上がって発声しますが、抜けるような裏声になっています。声量をおさえて歌唱していきたいところです。

地声のhiA#(A#4)のキーはそのすぐ後に来ます。男性からするとやや高いキーですが、裏声からスムーズにシフトできると良いですね。

ちなみに余裕があれば裏声の部分を地声で歌唱しても構いませんが、ラストサビで地声での歌唱になりますので、差異を生み出すためにやや余裕を持った発声が望ましいです。相当地声の実力に自信がある場合は別ですが、そうでない場合は裏声での歌唱を意識してみてください。

音程に関しては少し難しくなります。変化がやや複雑になり、フレーズ一つ一つが長くなります。実際に歌唱してみると分かりますが、あまり息継ぎをする余裕がないために肺活量が限界を迎えやすいです。しっかりとブレスをしつつ、吐く息の量をコントロールしながら歌唱していきましょう。

歌い方に関しては力を入れて歌唱します。ただし、最大の見せ場はラストサビに待っていますので、それでもやや余裕があるといった力の入れ方が望ましいです。特に裏声部分に関しては抜けるような裏声を演出していけるとラストサビでの差異が極まるので良いですね。

歌い方もそうですが、肺活量もなかなか厳しいものがあります。フレーズの切れ目でしっかりと息を吸って、息切れしないように準備をして行きましょう。

Cメロ
  • 高音:mid2G#(G#4)
  • 低音:mid1F(F3)
  • 音程:普通

音域は狭く、主に中音域からなります。Bメロに近いパートでして、全体的に歌いやすくなっています。音程が合わせやすいのも共通していますね。

最初は力をセーブして歌唱するのがおすすめです。その後、だんだんと力を付けていき、ラストサビに繋げるために爆発的に上げていくとらしさが出るでしょう。

ただし、Cメロの最後のフレーズに関してはそれまで張り上げていた声を一気に抑えめにして、ストンと落ちるような雰囲気を演出できるとベストです。

ラストサビ
  • 転調:あり(地声最高音hiB(B4)
  • 繰り返し:あり

転調、繰り返しともにありますが、どちらも一部のみとなります。

まず転調に関しては、これまで裏声で歌唱していたhiB(B4)のキーが地声になります。かなり力を入れて歌唱することで、これまでのサビとの違いを演出していきましょう。

また、曲のタイトル部分に関しても転調していますが、キーはmid2G#(G#4)と曲中で見てみればやや低めです。これまで歌いきれた方ならば問題はないと思いますので、しっかりと決めていきましょう。

繰り返しに関しては最後に少し追加されているのみとなります。この曲の一番の見せ所でもありますので、最後まで全力で歌唱して綺麗に締めていきましょう。

カラオケで歌う場合の「Lemon / 米津玄師」の総評

曲中での音域はmid1B(B2)~hiB(B4)とかなり広いです。
地声最高音はhiB(B4)で、裏声最高音もhiB(B4)です。男性の平均的な音域から考えると、上下に大きく広がっていると言えます。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

曲を通しての音域は広く、各パートでの音域も広めです。音域的には歌いにくいですね。

地声最高音はhiB(B4)で、ラストサビで登場します。サビで裏声で歌唱していたhiB(B4)のキーが地声での発声になります。
登場頻度はこの1回のみですが、サビではhiA#(A#4)のキーも登場します。とはいえどちらも頻度はそこまで多くないので、このキーがギリギリ出せるくらいの実力でも問題はありません。

とはいえ、このキーは男性の平均的な最高音を優に越えていますので、高音が得意な人以外はキーを下げた方が無難です。その際は

キーを2~3下げると良いでしょう。

これで地声最高音がmid2G#(G#4)~hiA(A4)になりますので、一応男性の一般的な音域には収まることにはなります。

ただし、地声最低音はmid1B(B2)です。
男性の平均的な低音域から見てもやや低く、Aメロで登場しますが少し合わせにくく感じます。低音が得意でない人は原曲キーでも歌いにくさを感じるでしょう。

このキーは曲のキー調整を-3にした場合はlowG#(G#2)にまで落ちてしまい、このキーを安定して出せる人はとても稀になります。

音域がかなり広いために、キー調整は非常にしずらいものになります。一応解決策としてはラストサビでの地声最高音とサビのhiA#(A#4)のキーを裏声にするという方法があります。

その場合、地声の高音はmid2G#(G#4)が主になります。個人的には原曲キーで、裏声を駆使して頑張ってみるというのがおススメです。

ただし、ラストサビでの地声最高音を裏声で歌唱するとどうしてもインパクトは薄まってしまいますので、そこは仕方ないと諦めるしかありません。

裏声最高音はhiB(B4)となっています。
サビで登場し、抜けるような裏声となっています。原曲をしっかりと聴いて、どのように出すかを練習するのがおススメです。

先ほどの話の続きになりますが、やや力を入れた裏声でラストサビを歌唱すればややそれらしさは演出できるかなといった形です。

音程難易度は普通~やや難となっています。
音程配置は複雑で一見難しく見えるのですが、意外にも合わせやすい位置に配置されているパートが多いです。音程的に難しいのはAメロですね。

一方でサビは音程こそ合わせやすいものの、フレーズが長めで息が続くかという問題が発生します。パート毎の歌い方でも述べましたが、しっかりとブレスをして、さらに吐く息をコントロールする必要があります。そういった意味で難易度はやや高いと言えるでしょう。

音程や高音など、意識を向けるべき部分が多いですね。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや難になると感じました。

「Lemon 」は音域がかなり広く、キー調整のしにくい曲です。さらにサビでの肺活量が問題ですね。苦しくなるとリズムも狂いやすくなりますので、なかなかの難しさです。

ただ決して歌いきれないかと言われるとそうではなく、地声にそれなりの実力がある方ならば、しっかりと練習をすれば歌いこなせると思われます。

歌詞とメロディをしっかりと覚えて、その上でカラオケで練習をするのがおススメですね。実際に声に出して覚えるが重要です。

あまり高音に自信がない方でも、高音部分を裏声にすれば歌える可能性は十分にあります。裏声として考えると難易度はそこまで高くはありません。

一度裏声でチャレンジしてみて、余裕が出てきたら少しずつ地声を混ぜていくという手法もおススメです。

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