「LOSER / 米津玄師」について歌い方や音域を解説しました。 カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
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「LOSER / 米津玄師」の楽曲データ
LOSER
米津玄師
2016/09/28 ¥255
アーテイスト | 米津玄師 |
---|---|
リリース | 2016/9/28 |
タイアップ | Honda「JADE」CMソング |
総合難易度 | ★★★★☆ |
音程難易度 | ★★★★★ |
地声最低音 | mid1C#(C#3)※Aメロで登場 |
地声最高音 | hiA#(A#4)※サビで登場 |
裏声最高音 | なし |
スピード | BPM121(やや速い) |
ラップ | あり |
2016年9月28日にリリースされた米津玄師さんのシングル第5弾です。 前作「アンビリーバーズ」から1年を経てのリリースになります。
車の「JADE」のCMソングに起用されています。 起用は2018年なので、しばらく経ってからタイアップ化しました。
タイトルの「LOSER」は英語で「敗者」という意味です。 歌詞の中でもこの言葉が多出します。
YouTubeにはMVが公開されています。 再生回数は2億回越えと、驚異的な数字となっています。 MVでは米津玄師さんがコンテンポラリーダンスをするものになっています。
「LOSER」はタイトルの意味こそ「敗者」ですが、アップテンポな調子の楽曲になっています。 歌詞を敷き詰めたラップのような歌詞が魅力的な作品です。
「LOSER/ 米津玄師」の構成と歌い方について
- 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→ラップ詞→Bメロ→サビ
- ラスト:Cメロ→ラストサビ→アウトロ
歌詞をかなり敷き詰めていて、かつスピードも速くなっています。 歌詞と歌い方を覚えるだけではまだ足りず、舌が回る必要があります。
リズムに乗って歌わざるを得ません。 もっと言ってしまえば、音程を外したところで気にしている余裕さえありません。
歌うときは歌詞の中にも母音を伸ばす言葉があるのでそこに着目するのがコツです。 伸ばす部分でリズムを調整しつつ、歌っていきましょう。
2番のAメロ後に登場するのがラップ歌詞のパートです。 歌詞の分量はAメロの約2倍で、恐ろしい量のラップ歌詞が襲い掛かります。
単調のラップ歌詞ではなく、頻繁にアクセントを使用して音程を変化させています。 しっかりと原曲を聴きこんで歌い方を覚えることが大切です。
またリズムを取るのが非常に難しく、母音の伸ばしやブレスのタイミングもほとんどありません。 歌うときには自分の体でリズムを取るなどして、狂わないように意識しましょう。
Aメロと同じようにスピードが速く、音程も複雑です。 息継ぎをする暇がないので苦しくなりやすいですが、ここでも舌が回るかが問題になります。
前半のフレーズの最後が長めのロングトーンで終了します。 この部分を強調することでリズムが取りやすくなります。
音程変化は複雑です。キーが高く、最高音のhiA#(A#4)もここで登場します。 相変わらず歌詞を敷き詰めているものの、AメロBメロに比べれば息継ぎをする暇はあるので歌いやすくなっています。
ですがここでも音程を合わせている余裕まではないので、流れに乗って歌っていきましょう。 母音を伸ばす場所がほとんどないので、リズムを一度崩すと建て直すのが難しいです。 しっかりと伴奏を聴いて歌唱をしていきましょう。
ラップ詞の後半部分がCメロになっています。 相変わらずスピードが速く、歌詞を敷き詰めています。
ですが、音程の変化は激しくありません。 キーは低い部分と高い部分があり、後半になればなるほど高くなっていきます。
転調することも繰り返しもありません。 最後にはアウトロとしてCメロの後半が配置されています。
しかし最後の1フレーズのみは張り上げて終わる形になっています。 歌い方に注意して最後を綺麗に決めましょう。
カラオケで歌う場合の「LOSER / 米津玄師」の総評
曲中での音域はmid1C#(C#3)~hiA#(A#4)と広めです。 2オクターブには届きませんが、やや広くなっています。
hiA#(A#4)は完全に一般的な男性の平均音域を越えています。 高音が得意な人でも苦しさを感じるかもしれません。
最低音がmid1C#とやや高めなので、多少下げても低音部分の余裕はあるでしょう。
音程難易度はかなり高めとなっています。 音程配置は複雑で、なによりも歌詞を敷き詰めすぎています。
歌詞を敷き詰め気味にも関わらず、曲のスピードがBPM121とやや速いです。 この速度だと歌詞を見てから歌いつつ音程を合わせるのは不可能に近いと言えます。 歌詞、歌い方を完全にマスターしていることが求められます。
ラップ部分はもちろん、それ以外のAメロBメロサビも早口で歌わなくてはなりません。 カラオケや家での練習がマスターには必須です。軽い気持ちで歌うと痛い目を見るでしょう。
以上を考慮して、
難易度は高いですが、知名度は高いのでマスターして歌唱すると驚かれます。 もしも気に入った場合はチャレンジしてみるのも良いでしょう。