「ベテルギウス / 優里」のカラオケでの歌い方【音域】

ベテルギウス / 優里」についてカラオケでの歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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ベテルギウス / 優里」の楽曲音域データ

アーティスト優里
リリース2021/11/4
タイアップフジテレビ系木曜劇場ドラマ『SUPER RICH』主題歌
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★★☆☆
地声最低音mid1D(D3)
地声最高音hiC(C5)
裏声最高音hiD(D5)
スピードBPM90(標準的な速さ)
ラップなし
ベテルギウスについて

2021年11月4日にリリースされたシングル曲です。ドラマの主題歌にも起用されましたが、あの「ドライフラワー」を手掛けた優里さんの新曲ということで注目も集めていました。結果としてこの曲も大ヒットしています。

YouTubeにてTHE FIRST TAKEが公開されています。
再生回数は5000万回突破していて、こちらも人気に火をつけました。

YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年9月現在、3000万回を突破しています。

ちなみに曲名のベテルギウスはオリオン座のα星の名前です。PVに登場する作品も星空の作品に対してベテルギウスと名をつけているので、間違いないでしょう。

「ベテルギウス」は力強い歌声が心に響く一曲となっています。

ベテルギウス / 優里」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ(2回)
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ→Aメロ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2D(D4)
  • 低音:地声最低音mid1D(D3)
  • 音程:普通(変化は緩やかだが、キーが低く音を外しやすい)

音域はかなり低音域に集中していて、地声最低音もこのパートで登場します。キーが全体的に低く設定されていて低音が苦手な人からすると苦しくなるかもしれません。しっかりとした発声を意識して、低音を安定して出していきたいですね。

音程変化はそこまで激しくはないのですが、歌詞をやや敷き詰め気味で、スピードも速めです。更に低音域ということも相まって、一部を外しやすく感じます。歌い慣れていても多少は外してしまうかもしれません。

歌い方は、低音域にもかかわらず、かなり安定した発声を求められます。意図的に声をセーブするといったことはせずに、まっすぐ掠れないように発声することを意識すると良いでしょう。そのためにも、曲の始まる前や、曲の切れ目でしっかりと息を吸うことが大切です。

Bメロ
  • 高音:裏声hiC(C5)地声mid2G(G4)
  • 低音:mid1F(F3)
  • 音程:やや難(急激な変化が多く、外しやすい)

Aメロから打って変わってかなり広めの音域となります。上下に激しく音域が移動するので、低音、高音が交互に来きます。地声の高音はmid2G(G4)ですが、さっそく裏声が使用されます。かなり忙しく、余裕がないパートですね。この曲を含め、どれだけ音域の広い曲を歌ってきたかが求められています。

音程の変化に関しては、前半は緩やかなものの、後半は激しい変化が多めです。前述の通り上下に振られるかのような音程配置が多めになりますので、この部分が問題ですね。

歌い方ですが、前半パートの張り上げる部分の前と後で変わってきます。張り上げる前はAメロと同じ歌い方でOKです。張り上げた後はサビだと考えて、やや力を入れて歌唱します。最後の1フレーズで急にAメロと同じ歌い方に戻して落差をつけると、かなりらしさが出てきます。

力の入れ方としては普通→やや強め→普通と上がって下がるようなイメージを持つと良いですね。

サビ
  • 高音:裏声hiC(C5)、地声hiA#(A#4)
  • 低音:mid1F(F3)
  • 音程:普通(急激な変化があるものの、歌いやすい)

音域は「ベテルギウス」の中で最大となります。ただしBメロのように低音と高音が繰り返されるのではなく、高音は高音、低音は低音と綺麗に分かれています。割合としては高音域が多く、低音域は後半部分に少ししか出てきません。高音はかなり高めとなっていて、苦しくなりやすいですね。

音程変化は絶えずあるのですが、歌いやすい配置をしています。さらにサビはよく耳にするパートですので、カラオケで歌うときにも音程を合わせやすいです。ただしスピードは速めですので、落ち着いて合わせているほどの余裕はありません。メロディに乗って歌唱しつつ、音程を合わせていきましょう。

歌い方に関しては、高音ということも相まって全力の歌唱になると思われます。ただ、高音が得意な人からすると少しだけ余裕があるかもしれません。しかし、アーティストの人がかなり苦しそうに、訴えるように歌っているので、やや余裕があるとしてもそれを感じさせないような歌唱をするのがおススメです。

Cメロ
  • 高音:裏声最高音hiD(D5)、地声hiA(A4)
  • 低音:mid2A(A3)
  • 音程:やや易(変化が緩やかな部分が多く、歌いやすい)

珍しく音域は狭めになっています。高音域のキーがほとんどで、裏声の最高音もこのパートで登場します。力を入れた状態での裏声ですので、Bメロの裏声とは少しだけ出し方が異なります。

音程は一部変化が激しいところがありますが、中音から高音へのシフトですので外しやすいというわけではありません。ただし、声が裏返りやすいことには注意です。スピードもゆっくりですので、比較的合わせる余裕はあると言えるでしょう。

全体的にAメロと同じような力の入れ具合でOKですが、張り上げる部分はサビと同じく全力で歌唱します。とはいえすぐに声量を押さえることになるので、声の強弱の付け方はBメロに似ていますね。

ラストサビ
  • 転調:なし(地声最高音hiC(C5)
  • 繰り返し:あり

転調はなく、繰り返しがあります。最初のサビ部分は力を抜いて少し寂しげな雰囲気を演出します。そしてその後の繰り返しの部分では全力で歌唱し、声を絞り出すような歌唱をすることで落差を生み出します。

ちなみにサビで使用されていたhiCのキーは、ここでは地声の歌唱になります。とはいえ、サビと同じく裏声を使用したとしてもそこまで違和感があるわけではありません。

一番の盛り上がり部分ですので、最後まで気を抜かずに、しっかりと高音を出していきましょう。ちなみにラストサビの後にAメロが一フレーズだけ待っているので、慌てないように注意してください。

カラオケで歌う場合の「ベテルギウス / 優里」の総評

曲中での音域はmid1D(D3)hiD(D5)とかなり広いです。
地声最高音はhiC(C5)で、裏声最高音はhiD(D5)です。男性の平均的な音域から考えると、上の方に突出しています。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

曲を通しての音域は広く、各パートでの音域も広めになっています。ただ音域的に振れ幅が凄いのはBメロで、Aメロは低音域、サビは高音域、Cメロは中音域となっています。Bメロ以外のパートは歌いやすくなっていますが、全体的にキーは高めな傾向にあります。

地声最高音はhiC(C5)で、ラストサビで登場します。
サビで裏声で歌唱していたキーを、ラストサビで地声で歌唱するような形になります。とはいえこの部分に関してはサビと同じく裏声で歌唱したとしてもそこまで違和感はありません。

それ以外として考えると、サビでのhiA#(A#4)のキーが最高となります。やや高めとなるこのキーを余裕をもって出せる必要があります。優里さんの声の出し方が、どちらかというと高音を出し易い声の出し方をしていますので、彼の歌い方を再現するなら比較的出し易く感じます。

ただしあくまでも高音域が得意な人にとっては、ということですので、一般的に高いことに変わりはありません。この最高音はラストサビでも繰り返し登場するので、自信がない場合はキーを下げることをオススメします。

キー調整をする場合には、キーを1つ~2つ下げてみましょう。

これで地声最高音がmid2G#(G#4)になるので、かなり楽になるはずです。もし可能ならば原曲と乖離が少ない-1のキーがおススメですが、それでも苦しければ-2でもいいかもしれません。

地声最低音はmid1D(D3)です。
男性の平均的な低音域ギリギリで、これに準ずるキーも多く登場します。「ベテルギウス」は高音域がきつい曲ですが、キー調整は少ししにくいですね。とはいえ一つか二つ下げるくらいならばギリギリ対応できるかなという低さです。問題になるのはAメロだと思いますので、このパートが苦しくなる境目を見極めて下げていくのがおススメです。

裏声最高音はhiD(D5)となっています。
Cメロで登場しますが、BメロとサビでもhiC(C5)の裏声が登場します。どちらかというとこちらの裏声の登場頻度の方が多めですね。Bメロとサビの裏声は発声後にすぐに抜けていくような裏声となっていますが、Cメロの裏声はしっかりとした発声となっています。少し違いがあるので、意識をしてみると良いでしょう。

音程難易度は普通となっています。
Bメロが難しいですね。とはいえそれ以外のパートは合わせやすく、メロディに合わせて歌うことである程度は正解率をキープできるでしょう。音程を合わせる余裕は少ししかありませんが、特段に難しいわけではありません。

以上を考慮して、

総合的な難易度では普通~やや難になると感じました。

「ベテルギウス」は優里さんの他の曲と比べてみても高音域がやや厳しい曲です。地声も高く、裏声も頻繁に使われています。他にも「ドライフラワー」などの有名曲がありますが、そちらがバラード調なのに対して、「ベテルギウス」はどちらかというと壮大なイメージの曲です。

そのためはっきりとした発声が求められているシーンが多いですね。原曲で歌うならば、地声での発声に相当自信が必要でしょう。ただ高音が得意でないと楽しめないかというとそうではなく、キーを下げることでも楽しんで歌える良曲となっています。

歌っていて楽しい曲ですので、カラオケで盛り上がれるでしょう。知名度も高いですし、覚えて披露する価値は十分にあります。とはいえ、決して簡単な曲ではないので、事前のカラオケでの練習は必須ですね。この記事を参考に、カラオケで練習してマスターしていただけますと幸いです。

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