優里(ゆうり)のカラオケでの人気急上昇中シングル「ビリミリオン」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
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「ビリミリオン / 優里」の楽曲音域データ
アーティスト | 優里 |
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リリース | 2023/1/19 |
タイアップ | なし |
総合難易度 | ★★☆☆☆ |
音程難易度 | ★★☆☆☆ |
地声最低音 | mid1D(D3) |
地声最高音 | hiA#(A#4) |
裏声最高音 | hiC(C5) |
スピード | BPM125(やや速い) |
ラップ | なし |
2023年1月19日にリリースされたシングル曲です。優里さんの14枚目のシングル曲で、2023年の1stリリースシングルとなっています。
発売開始からしばらくして人気がめきめきと上がっていき、2023年の3月にはカラオケ総合曲ランキングTOP50に入るほどになりました。
YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2023年3月現在、1000万回を突破しています。リリースからまだ2か月余りしか経っていないのに、凄まじい再生回数ですね。カラオケでの人気を考慮するに、これから先も再生回数は上がっていくでしょう。
「ビリミリオン」は穏やかなメロディで進んでいくものの、ラストサビではメロディのスピードが変わり、盛り上がるナンバーとなっています。
歌詞も考えさせられる内容になっていて、最後まで良く聴くとしみじみとするような感想を抱くのは優里さんの曲ではよくあることですね。
「ビリミリオン / 優里」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ(2回)→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:Cメロ→ラストサビ
- 高音:mid2G(G4)
- 低音:地声最低音mid1D(D3)
- 音程:やや易
音域はやや広く、地声最低音がこのパートで登場します。登場は一瞬で、すぐにキーが上がってしまうために重要度は低いですが、頻度はやや多めとなっています。
音程の変化は最低音の変化を除いてあまり激しくなく、歌いやすくなっています。余談ですが「ビリミリオン」はラストサビを除いてかなり似通った音程配置をしています。それを念頭に置くと歌い慣れるのが早まると思います。
基本的には平坦な音程なのですが、後半に一部張り上げる部分があるのでそこだけは注意ですね。
Aメロゆえにあまり力を入れずに歌唱していきます。ただリズムに乗る必要はあるので体の一部を手で叩くなどしてリズムを取るのは効果的です。
なるべく抑揚はつけないようにして、音程の変化で起伏をつけていきましょう。ただし後半の張り上げる部分だけは力を入れるとかなり歌いやすくなるのでおススメです。
また一番のみ Aメロが二回繰り返され、二番以降は繰り返しがありません。 Bメロに移るタイミングを間違えないようにしましょう。
- 高音:mid2G(G4)
- 低音:地声最低音mid1D(D3)
- 音程:やや易
音域、音程ともにAメロとほぼ変化はありません。というよりも、Aメロがもう一度繰り返されていると思った方が歌いやすいと思います。
基本的にはAメロと同じ歌い方で問題はありません。後半にある張り上げる部分でやや力を入れることを忘れなければ、スムーズにサビへと移っていくことができるでしょう。
- 高音:mid2G(G4)
- 低音:mid2A(A3)
- 音程:やや易
AメロBメロから比べて音域は狭くなり、主に低音域が削除される形になります。高音域に関してはAメロBメロから変化はありませんが、頻度がやや増える形になります。
とはいえ最高音はmid2G(G4)なので、カラオケで歌い慣れている方ならばそこまで苦には感じないでしょう。急激な変化も少なく、歌いやすいパートになっています。
音程に関しては継続して難易度は低めで、緩やかな変化が多くなっています。メロディラインも覚えやすいですし、AメロBメロを歌いこなせるくらいに覚えた頃にはマスターできているはずです。
音程はAメロBメロと似通っていますが、歌い方に関しては力を入れて歌唱します。とはいえ全力を出すのではなくやや力を入れて直前のBメロとの違いを演出すると良いでしょう。
1番2番とやや余力のある歌唱を心がけて、大いに盛り上がるラストサビに向けての心の準備をしておきましょう。
- 高音:mid2D#(D#4)
- 低音:mid1F(F3)
- 音程:やや易
音域は狭く、主に中音域からなります。低すぎも高すぎもせず、音域的にはこの曲の中において一番歌いやすいパートです。
相変わらず音程変化が緩やかなことに加えて、長めの発声も多くなっているために合わせやすさを感じるでしょう。ただ音程の構成はこれまでとは少し異なるのでしっかりと覚える必要はあります。
全体的に抑えめで歌唱しますが、全部で3フレーズあり、2フレーズ目で力を抜くのがポイントです。特に1フレーズ目と2フレーズ目は同じ音程構成なのですが、力の入れ具合を変えることで表現力に磨きをかけることができます。
また2番サビからCメロへの移動、およびCメロからラストサビへの移動はどちらもすぐに行われます。流れるように歌唱することになるので、急に始まって焦らないようにしていきましょう。
- 高音:地声最高音hiA#(A#4)、裏声最高音hiC(C5)
- 低音:mid1F(F3)
- 音程:普通
ラストサビですが、それまでのサビとは違って全く新しいパートとして捉えてください。まず音域に関してですがかなり広くなり、ここで地声最高音と裏声最高音が登場します。
全体的に高音域が連続するために、曲中において一番苦しいパートです。ラストサビ自体がやや長いので踏ん張りどころですね。
音程に関してはやや急激なシフトが頻繁に見受けられますが、メロディ自体は覚えやすく歌いやすいものになっています。しっかりと原曲を聞きこめばマスターすることができるでしょう。
またラストサビの後半はうって変わって長めの発声が多くなります。音程変化も緩やかになり、音域も高くはないためにこの部分まで歌いきれれば歌いきったも同然です。
これまで抑えめだったのとは一転して、力を入れて歌唱します。スピードがやや上がり、さらに地声の高音と裏声が出現するので、全力で歌唱する必要があります。これまで心の準備を、と言っていたのはこれが理由です。
最後までしっかりとした発声は意識して、厳かな雰囲気で〆ていきましょう。
カラオケで歌う場合の「ビリミリオン / 優里」の総評
曲中での音域はmid1D(D3)~hiC(C5)とかなり広いです。
地声最高音はhiA#(A#4)で、裏声最高音がhiC(C5)です。男性の平均的な音域から考えると、地声音域が上にやや広がっています。
曲を通しての音域は広いですが、各パートでの音域は狭めです。全体的に歌いやすい印象を受けますが、やや高音域が多めな印象です。
地声最高音はhiA#(A#4)で、ラストサビで登場します。
登場頻度は少ないのですが、ラストサビ自体が高音域でまとまっていて、かつ曲中における一番の見せ場となっています。
それゆえに安定した発声が好まれます。ただキーは男性の平均的な最高音を超えていますので、もしも苦しいと感じる場合はキーを下げるのもアリです。その際は
これで地声最高音がmid2G(G4)~mid2G#(G#4)になりますので、かなり楽になると思われます。
地声最低音はmid1D(D3)です。
AメロとBメロで登場し、男性の平均的な低音域ギリギリではあるのですが、すぐにキーが上がってしまいます。ある程度無視しても構わないのでキーの調整はしやすいと言えます。
裏声最高音はhiC(C5)となっています。
ラストサビで登場しますが、速いスピードに加えて地声からのシフトと地声へとシフトを頻繁に繰り返します。それゆえに裏声を出し慣れていることに加えて地声からのシフトもスムーズである必要があります。
やや難易度は高いですが、それゆえに地声と裏声の切り替えを練習する際にも使えます。ちなみに裏声は力を入れつつも芯がぼやけたものになっているのが特徴です。
ここまでの話でなんとなくお気づきかもしれませんが、ラストサビに難しい要素が詰め込まれているので、ここを重点的に練習するのが歌いこなすのに最も近道だと言えます。
音程難易度はやや易となっています。
かなり覚えやすいメロディラインをしていますし、AメロBメロサビと同じような音程配置が続くためにそもそも覚える量が少ない傾向にあります。
一方でラストサビはやや難易度が高いので、ラストサビを重点的に練習する必要があります。原曲を聞いて、何回かカラオケで歌えば歌いこなすことは可能です。
ただ音程難易度が低いということは表現力が重要ということになります。それゆえにカラオケで歌唱する際には音程よりも高音や裏声、表現の方を意識するようにしましょう。
以上を考慮して、
「ビリミリオン 」は優里さんの曲の中でも難易度はおさえめのように思えます。ラストサビの難易度がやや高めなので、ここを歌いこなせるように練習を重ねると良いでしょう。また高音が苦手な場合はキー調整をして自分に合うキーを見つけるのが先決です。
この曲を皮切りにして優里さんの他の曲にチャレンジするのも良いと思います。「ドライフラワー」や「ベテルギウス」、「レオ」など良曲かつカラオケの人気曲が多いです。
優里さんの曲はメッセージ性のあるものが多く、この「ビリミリオン」も例に漏れません。カラオケで歌唱すれば知っている人はもちろんのこと、知らない人も興味を持ってくれる可能性が高いでしょう。
難易度もそこまで高くはないので、気に入って聞いている場合はぜひとも歌うことにも挑戦してみてください。