「ドライフラワー / 優里」について歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
「ドライフラワー / 優里」の楽曲音域データ
アーティスト | 優里 |
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リリース | 2020/10/25 |
タイアップ | なし |
総合難易度 | ★★★★☆ |
音程難易度 | ★★★★☆ |
地声最低音 | mid1G(G3) |
地声最高音 | hiA(A4) |
裏声最高音 | hiC(C5) |
スピード | BPM74(やや遅い) |
ラップ | なし |
2020年10月25日にリリースされたシングル曲です。タイアップはとくにないのですが、若い世代を中心にSNSで人気が爆発しました。
優里さんの代表曲と言える一曲であり、カラオケにおける人気ランキングでもTOPを記録するほど人気があります。
YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年9月現在、1億回を突破しています。投稿されたのが2021年ということを考えると、恐ろしい再生速度ですね。
「ドライフラワー」はゆったりとした速度ながらも、しっかりとした歌声や表現力が必要な、やや難易度が高い一曲となっています。
「ドライフラワー / 優里」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:Cメロ→ラストサビ
- 高音:mid2B(B3)
- 低音:地声最低音mid1G(G3)
- 音程:やや難(変化が絶えずあり、低音で出しにくい)
音域は狭めですが、低音域に集中しています。地声最低音のmid1G(G3)はここで登場し、かなり頻出します。決して低いキーではありませんが、安定して出せるくらいには練習をしておくと良いでしょう。
音程変化は絶えずありますが、急激な変化はほとんどありません。キチンとメロディラインを覚えて歌唱すれば、ある程度は合わせることができるでしょう。ただキーが低めですので、少し外れてしまうことはあるかもしれません。
声の出し方に関しては抑え気味にしつつも、しっかりとした発声を求められます。一音一音をはっきりと発声しつつ、その状態でキーを下げていくイメージです。低音に慣れていないと出しにくさを感じるかもしれません。また、張り上げる部分が二か所あるので、その部分に関してはやや力を入れると落差を演出しやすいでしょう。
- 高音:地声mid2G(G4)、裏声hiB(B4)
- 低音:地声最低音mid1G(G3)
- 音程:普通(急激な変化があるものの、ある程度合わせやすい)
音域はかなり広めになりますが、Aメロよりは高音域の方に集中しています。急激な変化が多いのが特徴的なパートですね。上に上がるよりも、上がり切ったところから急に下に下がる音程が難しめのパートです。とくに裏声から地声にシフトする部分が多いので、そこの切り替えに注意すると良いでしょう。
Aメロほど歌いにくいわけでではないものの、それなりに音程変化があります。歌いやすくはあるのですが、裏声と地声の切り替えで少し忙しくなるので、音程を合わせる余裕がなくなりがちです。歌詞やメロディラインはしっかりと覚えて、裏声の発声と音程を合わせることに力を注いでいきたいですね。
歌い方ですが、前半の最初の張り上げ部分だけは地声で歌唱していきます。しっかりと最後までロングトーンで出し切る形になります。しかしその後は裏声へと変化し、発声も最初はしっかりとした裏声で、途中からフェードアウトするようになります。全く同じ発声のパターンではないので注意が必要です。
張り上げ部分が終わった後はAメロと同じく落ち着いた調子でサビへと繋いでいきます。サビでの落差を盛り上げるために、やや単調な調子でこの部分は歌うと良いですね。
- 高音:裏声最高音hiC(C5)、地声最高音hiA(A4)
- 低音:地声最低音mid1G(G3)
- 音程:普通(ある程度合わせやすいが、一部を外しやすい)
音域の幅はかなり広く、地声最低音から裏声の最高音まで幅広く登場します。それゆえに音域の差がなかなかに激しく、少し歌いにくいパートです。サビに関しては耳にする機会が多いものの、しっかりと練習をして声の出し方を覚えておくのが良いですね。
音程も、配置は複雑ではないのですが、長めのバーがやや意地悪なところに配置されていて、ところどころを外しやすくなっています。こういった音程バーの場合は高めの音程正確率をキープするのが難しいです。事前にきちんと音程を合わせる訓練をして、その後にアーティストの歌い方に寄せていくというのもアリかなと思います。
歌唱に関してはAメロでの声に対して、そのままキーを上げたような形になります。ただしラストサビで一番の盛り上がりを見せるので、少しだけ声量はセーブしましょう。裏声部分に関してはBメロと違い、しっかりとした発声を求められるだけでなく、音程の変化もあります。裏声をキープする、という気持ちで歌唱すると良いですね。
- 高音:mid2E(E4)
- 低音:地声最低音mid1G(G3)
- 音程:やや難(音程変化が複雑で、ところどころ外しやすい)
音域的には中音域が多く、「ドライフラワー」の各パートの中では歌いやすい部類に入ります。
ただし、音程変化はかなり複雑で、ジグザグの音程配置が目立ちます。ところどころ外しやすいので、多少外しても気にしないスタンスが重要です。こういった音程配置は、ある程度合わせられれば少しくらい外してもそこまで影響はありません。音程バーを見てしっかりと合わせるのではなく、流れに任せて歌唱するのがおススメです。
かなり声を抑えめにして歌唱します。力の入れ方はAメロよりも強く、Bメロと同じくらいがおススメです。リズムに乗って歌いつつも、あえて抑揚はつけずに平坦に歌うことでそれっぽく聴こえます。
- 転調:なし
- 繰り返し:なし
転調などはありませんが、ラストサビですのでかなり力を入れて歌唱します。ややわざとらしいくらいに、苦しさを演出すると一気に盛り上がれますね。余裕がある場合は試してみてください。
カラオケで歌う場合の「ドライフラワー / 優里」の総評
曲中での音域はmid1G(G3)~hiC(C5)とかなり広いです。
地声最高音はhiA(A4)で、裏声最高音はhiC(C5)です。男性の平均的な音域から考えると、上の方に突出しています。
曲を通しての音域も広いですが、各パートでの音域も広めになっています。各パートで地声最低音が登場し、急激な変化が多めです。どちらかというと高音域から低音域への急激なシフトが目立ちますね。それゆえに、やや歌いにくさを感じるでしょう。
地声最高音はhiA(A4)で、サビで登場します。
やや登場頻度が多く、いずれも張り上げるような発声となっています。裏返りやすいですが、優里さんの発声の仕方がどちらかというと男性よりであるために、高音が得意な人からするとやや楽に感じるでしょう。
逆に高音域が苦手な人ですと、サビでの地声を出すのに必死になって、裏声までケアが回らないかもしれません。どうしても厳しい場合には、苦しいなと感じた場合にはキーを下げることをオススメします。
これで地声最高音がmid2G(G4)くらいまで下がりますので、歌いやすくなると思われます。色々なキーで歌唱してみて、自分に合うキーを見つけることが大切です。裏声でのキーも変わってしまいますので、地声、裏声両方の観点から丁度よいキーを探してみましょう。
地声最低音はmid1G(G3)です。
男性の平均的な低音域から考えるとやや上の方に位置しています。登場頻度はかなり多く、ほぼすべてのパートで登場します。とはいえ下げる余裕はかなりありますので、-2、あるいは-3したくらいではまだ余裕があるでしょう。
低音が苦手な場合でも、まだギリギリ対応できる低さになるのではと思われます。それゆえにキー調整をする際には高音域を意識して変えていくのが良いですね。
裏声最高音はhiC(C5)となっています。
サビで登場し、BメロでもhiB(B4)の裏声が登場します。各パートの説明で述べていますが、Bメロとサビで裏声の出し方が少し異なるので注意が必要です。地声の高さに十分な自信がある場合、この裏声部分が一番の関門になるでしょう。
事前にしっかりと練習をして、各パートでの裏声の出し方の違いを体で覚えるのがおススメです。違いを演出できれば、一気にそれっぽさが出てきます。
音程難易度はやや難となっています。
音程変化が絶えずあり、急激な変化もあり、外しやすい箇所が多いです。リズムに合わせて歌うとある程度は音程が合いますが、それでも全体的な正解率は歌い込んだ回数に比例するでしょう。
事前にかなり練習を重ねることで、余裕も出てきて音程正解率も上がっていくでしょう。
以上を考慮して、
「ドライフラワー」は優里さんの他の曲から考えると、難易度はやや高めです。かなり表現力が必要であり、各パートでの声の出し方をしっかりと押さえておく必要があります。初見で対応できるような曲ではないので、しっかりと事前に一人カラオケで練習することをオススメします。
カラオケのランキング一位の曲だけあって、知名度は抜群に高いです。そのため入れれば周りからは間違いなく反応されるでしょう。カラオケで入れる場合には他の曲で喉を温めた後に入れるなどしてしっかりと準備をしましょう。
入れた後に周りから凄いと言われるか否かは、その前の練習量で決まるかなと思われます。