結論から述べてしまうと、「若い社会人」は歌が上手くなりにくいタイミングです。
ここでいう若い社会人というのは「結婚していなかったり、部下が居なかったりする期間」ですね。入社10年目くらいまではこの期間と考えても良いかもしれません。
今まで指導してきた人達の中でもっとも伸びにくかったのはこの期間の人でした。そもそも練習時間が取れないので、上手くなれないんですよね。
ですが、それでも効率よく練習をして上手くなった人たちもいます。今回は時間がなくても効率的に歌が上手くなる方法を紹介していきます!
とりあえず曲をスマートフォンに入れてみよう
とにかく男性アーティストの曲を入れてみる
最近流行している曲、音楽プレイヤーに入っていますか?私は入っていませんでした。会社勤めをしていると、新しい曲を仕入れることって少なくなりますよね。
やっぱり曲探すのはめんどくさいし……。ですが、曲を仕入れることは上手くなるには必須のステップです。
そこで削れるところは徹底的に削ってしまいましょう。曲を知るステップを削ります。
聴き放題サービス「Apple Music」や「Amazon Music Unlimited」などに登録して、知っている曲、知らない曲に限らず、とりあえずスマートフォンに入れてみましょう。
普段聞いている中で、入れた曲を気に入ることを狙います。ランキングにある曲や、何かがきっかけで知った曲を入れていってください。
通勤中や仕事の昼休みなどに探して入れていくのがおススメです。
ただし、切り分けだけはしよう
知っている曲を増やさないことには練習もできません。同じ曲ばかり歌っていても飽きてしまいますし、曲を増やさないことには上手くなることもありません。
ただし、なんでもかんでもスマートフォンに入れて終わり!というわけにはいきません。切り分けだけは行うようにしましょう。
「若い社会人」向けにおススメの切り分けは以下の2点です。
②音程は難しそうか?
切り分けるタイミングは1週間に1回程度でOKです。メモ書き程度でいいので、PCやスマホにメモをしておきましょう。
このとき大事なのは「自分の声域がどこからどこまでか」を把握しておくことです。
自分の声域が「mid2Gくらいが限界」ということが分かればそれよりもキーが低い曲を練習曲に選べば良いということが分かりますよね。
自分の声域を測る際には、以下の方法を試してみてください!
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
意識的に曲を聴こう
通勤中、家から帰った後は音楽を流そう!
音楽を聴ける時間にも制約があると思います。私が社会人の頃は極力音楽を聴こうとして、聴けた時間が通勤中と、家に帰ってきてからでした。
仕事をしているときには聴けませんので、音楽を聴く時間が短くなるのは仕方がないことだと思います。ですが聴ける時間は最大限に活用していきたいですね。
会社に向かうときや、会社から帰るときはすぐにイヤホンをつけて音楽を再生する。家に帰ってきたらまずは音楽を流す。
そういった音楽に触れる時間を増やすのがまずは大切です。
1日1回、15分でいいから聴きこむ時間をつくろう
本当にわずかな時間でいいので、平日に曲を口ずさむ時間を作りましょう。
15分でもいいです。部屋で音楽を流しているときに、流れてくる曲に合わせて口ずさんでみましょう。周りの迷惑にならない程度に小声で構いません。
曲を聴くのは耳を音楽に慣れさせる作業です。一方で歌う場合には口で音楽を再現する必要があります。あなたの声を音楽に慣れさせる必要があります。
そのための練習がこの口ずさむ作業です。本来はしっかりとした時間を取るのがおススメですが、「若い社会人」には時間がないので、1日15分の努力を積み重ねていきましょう!
少しでも長い時間を意識
狙っていきたいのは休日の昼、あるいは平日の夜
平日は忙しいと思いますので、練習時間として狙っていきたいのは休日の昼間です。
仮にカラオケ店にフリータイムがなくても4時間程度は入りたいですね。もちろん一人カラオケで入ります。
ただし、「疲れて休日は寝ているよ!」という人も居るかもしれません。私も残業や休出が重なったときは休日に寝てました。
そういった場合は平日の夜もねらい目です。料金は高くなりますが、1ヶ月に1回や2回程度ならば気にならないレベルでしょう。
もし毎週の休日が疲れて何もできない、みたいな感じならそれはそれで転職を考えたほうがいいと思います。
夜にカラオケをして、外食をして帰ってくる、という楽な一日を過ごすのもおススメです!
曲の組み立てには注意しよう
せっかくの貴重な練習の機会なので、曲の組み立てには注意しましょう。いきなり高い曲を歌って喉を壊すといったことがないように。
そのために先ほど紹介した「自分の声域よりもキーの低い曲」が活躍します。選んだ曲は練習に使うのではなく、練習の準備に使います。
数曲を歌うことで喉を慣れさせて、安定した歌声を出せるように準備していきましょう!
なにができるようになりたいかを具体的に!
どうなりたいのかを明確に!
「若い社会人」の場合は時間が上手くなるための一番のネックになります。そのため効率的に練習をしていかなければ上手くはなりません。
あなたが何ができるようになりたいかを把握しておくのが大切になります。そしてそれは「高音が出せるようになりたい!」であったり「裏声が綺麗に出せるようになりたい!」では不十分です。
「〇〇という曲が歌える高音が出せるようになりたい!」「□□という曲の裏声が綺麗に出せるようになりたい!」といった具体的な曲でイメージするのがおススメです。
挑戦したい曲というものがあれば、それを達成するための練習も頑張りやすいですし、達成感も大きいです。
練習の流れは「キーの低い曲を歌って準備をする」→「身に着けたい技術に対する練習をする」→「歌えるようになりたい曲にチャレンジする」の3ステップです。
効果的に練習して、目標とする技術を身に着けていきましょう!
よくある上手くなりたい技術への一覧
最後に、これまで要望が多かった4つの技術について、それぞれの練習法へのリンクを掲載しておきます。
それぞれの記事から専用の練習曲へも飛べるので、「身に着けたい技術に対する練習をする」の参考にしてください。
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