どうも神田です!以前
という質問を頂きましたので、答えていきたいと思います!
カラオケで裏声で歌う人ってどう思う?
結論から述べてしまいますと
気にはなりますが、それを面と向かって指摘する人は居ないと思います。
というよりも、指摘しても改善のしようがないですよね。
歌詞を間違えたとかなら気をつければ改善できます。
しかし、裏声を使用しているのは高くて歌えないからなので、直せません。
それを周りも分かっているので、指摘はしてこないと思います。
一方で、それでも指摘してくる人に対しては素直に
と笑って返せばいいと思います。
もしもからかってくる人の場合は距離を置けばいいと思います。
あくまで一個人の意見ですが、私は裏声で歌う人を見て
「まあ、高い部分は苦しいから裏声になるのもしょうがないよね」
と思って終わりです。
カラオケで裏声で歌うことは良いこと?
という精神論だけでは誰でも話せることです。
なので、カラオケ専門家の視点から裏声を使用することについて述べていきます。
ご存じの通り、裏声は地声よりも高い声を出せる歌唱方法です。
声帯の使い方や形が地声と異なるので、高い音が出やすくなります。
地声に比べて裏声がどのくらい高く出るかは人によります。
ですが平均では地声よりも4~5高いキーが出ます。
地声がmid2G(G4)まで出る場合、裏声ではhiD(D5)までの高さが出ることが多いです。
hiDまで出せると、ほとんどの女性曲もこの音域に入ります。
男性であっても裏声なら女性曲を歌えるということになります。
裏声で歌唱してしまうのは、地声では歌唱ができないからです。
もし無理やり地声で歌唱すれば、喉はダメージを受けて早く枯れてしまいます。
高音発声でこれほど適している発声方法はありませんが、一方で欠点もあります。
それは
ということです。
裏声を使っていると弱々しい裏声であったり、無理やり出しているような裏声になることがあります。
そのため裏声自体に関してマイナスなイメージを持つ方も多いです。
「裏声で歌っている=地声から逃げている、ダサい」
という考えもあるようです。(実際にはそんなことはありませんが……)
これに対する解決法は2つです。
- 裏声を綺麗に発声できるようにする
- 地声で歌えるようにする
それぞれの方法について見ていきましょう。
カラオケで裏声で歌っても気にならない人に!
裏声への苦手意識を克服する前に確認ですが
- 歌う曲を変える
- 曲のキーを下げる
という手法については除外します。
歌う曲を変えるのは歌いたい曲が歌えなくなってしまいますし、
曲のキーを下げると聴いている曲と違ってしまうので抵抗があるとさせてください。
もしもキーを下げても気持ち的に問題ない場合は、後者がもっとも楽な方法です。
これらを除外すると方法は先ほど説明した2点です。
順に見ていきます。
①裏声を綺麗に発声できるようにする
裏声が弱々しく聴こえる場合、多くは経験値が足りていないことが原因です。
私たちは普段から声を使用しますが、裏声を使用する頻度はかなり少ないです。
さらにカラオケで歌う場合を考えても、裏声を使用している数は多くはありません。
また曲中でも裏声は一部しか使用しないので、頻度はかなり少なめになります。
当然ですが、やっていないことを上手に行うことはできません。
弱々しい裏声をしっかりとした裏声にするには、ある程度の回数練習をすることが効果的です。
また、裏声が荒々しく聴こえる場合はそもそも裏声の発声方法が誤っています。
裏声は本来力を抜いて出すものです。力任せに出すものではありません。
全身の力を抜いて、姿勢をまっすぐにして溜息を吐くように裏声を出しましょう。
裏声についてはまとめページを当サイトで用意しています。
裏声の練習法や、練習に適した曲なども紹介しています。
あなたは綺麗な裏声を出すことができますか? 「裏声がどうしてもかすれて小さな声になってしまう……」 「自分の裏声がなんか変だ……」 「うまく裏声に切り替えられない……」ひょっとしたらこんな悩みを抱えているのでは[…]
②地声で歌えるようにする
という意見もあると思います。
そういった人向けに、地声の声域を上げて、裏声を使わなくて済むコツも紹介します。
しかし、おさえておいていただきたいのは地声には限界があるということです。
一般的な男性の地声の最高声域はmid2G#(G4#)と言われています。
練習によってmid2G#(G4#)までは声域を伸ばせますが、そこから先は厳しいです。
もし歌いたい曲の最高音がhiC(C5)のような場合は地声で歌うのは不可能でしょう。
とはいえmid2G#(G4#)までの地声が出せるなら非常に多くの曲が歌えます。
このキーを地声で目指すのはおススメです。
地声の音域を上げる方法で一番大切なのは今の自分の限界の声域を知ることです。
例えば自分の声域の限界がmid2F(F4)ならばmid2F(F4)やmid2E(E4)の曲での練習ができます。もしも自分の声域を知らなければhiA(A5)やhiB(B5)といった高すぎる曲で練習をしてしまうかもしれません。
そういった曲に関しては、避けていきたいところです。
そのために、自分の声域を知っておきましょう。以下の記事で解説しています。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
また当サイトではさまざまなJ-POPの曲を音域別でまとめています。
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