「Say Anithing / X JAPAN」の歌い方【音域】

「Say Anithing / X JAPAN」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「Say Anithing / X JAPAN」の楽曲データ

Say Anything
X
1991/12/01 ¥255

アーテイストX JAPAN
リリース1991/12/1
タイアップドラマ「ララバイ刑事’91」エンディング・テーマ
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★☆☆☆
地声最低音mid1F#(F#3) ※Bメロで登場
地声最高音hiD(D5) ※ラストサビで登場
裏声最高音なし
スピードBPM78(標準的な速さ)
ラップなし
Say Anithingについて

1991年12月1日にリリースされたシングル曲です。
X時代(X JAPANの前のバンドの名前。同一して考えることが多い)の最大のヒット曲となっています。

YouTubeにはOfficial Audioが投稿されています。
PVではなく、音源のみとなっています。

タイトルの「Say Anything」は英語で「何でも言って」という意味です。
それがどんな言葉であれ、何か言葉を交わしあおうというニュアンスが歌詞から読み取れます。

計8分にも及ぶ、バイオリンとピアノの音が美しい壮大なバラードソングです。
ドラムやギターの音はありますが、あまり強調がされていないのも特徴です。

ちなみにX JAPANの楽曲の中では高音を連発する曲として有名です。
時間が長いだけでなく、後半では高音が連続するので、レコーディングの際は苦労した、というのもファンの間では有名な話です。

「Say Anithing / X JAPAN」の構成と歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ(2回)→サビ
  • 2番:Bメロ→サビ
  • ラスト:Aメロ→サビ→Bメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2G(ロングトーンで登場)
  • 音程難易度:やや易(緩やかな変化が多め)

全体的にやや力を入れて歌唱していきます
ただし一部分のみフレーズの最後が消え入るように発声している部分があります。
原曲を聴くと分かりやすいでしょう。そこを意識して行きたいですね。

歌詞は敷き詰め気味ですが、フレーズの切れ目から切れ目までが短いです。
そのため、息継ぎには余裕があります。
高音もそこまで苦しくないので、丁寧に歌い上げたいパートです。

サビ
  • 高音:hiA(回数多め)
  • 音程難易度:普通(変化は緩やかだが、低音から中音への急激な移動あり)

やや力を入れた発声を意識します。
高音が主なので、自然と力は入ってしまうかもしれませんね。

タイトルコールの部分は歌いやすいと思います。
しかしその後はかなり歌詞を敷き詰めていて、流れるように歌唱する必要があります。
音程はほぼ横一直線なので、歌いやすいですね。

歌詞と歌い方を覚えておきましょう。
とくに歌詞に関しては英語歌詞の部分があるので、しっかりと覚えておくと良いですね。

Bメロ
  • 高音:hiA(少なめ)
  • 低音:地声最低音mid1F#(F#3)
  • 音程:やや易(変化緩やかで基本的に低音)

低音と高音が交互に出てきます。
低音部分は力を入れて響かせる発声を意識します。
高音に関しては高らかに歌い上げるイメージですね。

最後の1フレーズが歌詞を敷き詰めていますが、
それ以外のフレーズはゆったりとしたペースで歌いやすいでしょう。

Cメロ

ありません。

ラストサビ
  • 高音:地声最高音hiD(D5)(追加部分で一瞬登場)

サビと全く同じで、転調はしません。
アウトロがありますが、これに関してもサビと同じ音程となっています。

カラオケで歌う場合の「Say Anithing / X JAPAN」の総評

曲中での音域はmid1F#(F#3)~hiD(D5)とやや広めです。
地声最高音がhiD(D5)で、裏声は使われていません。
高音は男性の平均的な声域を大きくオーバーしています。
余談ですが、「ENDLESS RAIN」と音域は全く同じです。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

パート内部で、音域はやや激しく変化します
高音域から一気に低音に下がる部分もあれば、
低音域と高音域を繰り返す場所もあります。

地声最高音はhiD(D5)ですが、ラストサビの追加部分(実質アウトロ)で登場します。
登場頻度こそ多くはありませんが、それ以外のキーも当然高めに設定されています。
バラード曲ゆえに高音を出している時間が長いのも、難易度を上げていますね。

一方で、サビは最高音がhiAだったりと、やや余裕があります。
とはいえX JAPANの曲として考えると余裕があるだけで、一般的に考えると十分に高いです。
また曲の時間も長めなので、喉の体力が持つのかという問題でもあります。

キーを下げる場合には最高音を考慮して下げると良いでしょう。

キーは5つ~6つ下げるのがおススメです。カラオケでは+4や+5に設定されていることが多いので、-1や-2にしてみましょう。

これで最高音がmid2G#(G#4)付近になります。
ラストサビがかなり高めなので、これだけ下げてもまだ高さを感じるかもしれません。

地声最低音はmid1F#(F#3)で、Bメロで登場します。
一瞬の登場ではなく、回数はやや多めです。
それに準ずるキーもあります。

キーを6つ下げるとmid1C(C3)にまで下がります。
低くて苦しくなる可能性もある高さです。
高音が得意な人は下げるキーを4つなどにした方が歌いやすいかもしれません。

音程難易度は普通になります。
曲調はゆったりとしているのですが、歌詞を敷き詰めている部分もあります。
ただし音程配置はあまり変化しない部分が多めです。

少なくとも、歌詞と歌い方をしっかりと覚えれば問題なく歌唱できるでしょう。
問題は高音ですので、キー調整をして自分に合うようにするのがカギですね。

以上を考慮して、

総合的な難易度では普通~やや難になると感じました。

他のX JAPANの曲と同じく、キーを下げないと満足に歌えない曲です。
高音が得意な人であっても、苦しさを感じるレベルです。
キー調整は必須と言えますね。

バラード曲なので、高音以外はそこまで難易度は高くありません。
とはいえ地味に複雑な音程変化や、敷き詰め気味の歌詞などを考慮すると、他のバラード曲である「Tears」や「Forever Love」の方が取り組みやすいでしょう。

また、音域が「ENDLESS RAIN」と全く同じなので、まずはそちらで慣れるのもアリです。
X JAPANの曲は、まずは自分に合うキーを探すところからスタートですね。

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