どうも神田です!
先日以下のようなツイートをしました!
「裏声が出せない」「出せるけど、出しにくい」
こういった方には曲での練習ではなく、家での簡単な裏声の出し方の練習をオススメします。
方法に関しては・ハミング
・ミッキーマウス
・目玉おやじ
・さんまさんの笑い方などがあります(列挙しましたが、なんて名前の練習法なんだ…)
— 神田@カラオケステップアップ講座 (@sora_roots) August 23, 2020
こういった方には曲での練習ではなく、家での簡単な裏声の出し方の練習をオススメします。
方法に関しては・ハミング
・ミッキーマウス
・目玉おやじ
・さんまさんの笑い方などがあります(列挙しましたが、なんて名前の練習法なんだ…)
今回はこのツイートを深く掘り下げて、裏声を出す方法について説明していきます!
家でもできる簡単な方法がテーマです。
カラオケで練習したり、おススメの練習曲などはこの後のステップになります。
別記事にそちらはまとめています。
リンクは貼りますが、この記事内部では直接説明はしませんのでご了承ください。
裏声を簡単に出す方法を紹介!
裏声はなぜ出せない?
これはなぜかというと、地声と裏声は違うからです。
同じ声ですが、声を作る声帯の形が大きく違っています。
地声は声帯全体を震わせて出します。
一方で裏声は声帯をピンと伸ばし、画像の黄色い部分(粘膜部分)を高速で振動させて出します。
そして、この声帯の形を作っているのが喉にある筋肉です。
地声の場合は「斜披裂筋」「横披裂筋」がよく働きます。
一方で裏声の場合は上記2つに加えて、「輪状甲状筋」がよく働きます。
筋肉の名前を覚える必要はありません。
筋肉が声帯を、つまりは地声裏声を作っていると覚えてください。
そして筋肉ですので、使いこなすには練習が必要になります。
地声は普段私たちが話している声です。
厳密には話している声=歌っているときの地声ではありませんが、裏声よりは地声寄りです。
しかし裏声は普段使用しません。
さらに歌っていても、曲に裏声がなければ使用しません。
つまり、圧倒的に裏声を使用することは少ないです。
これが地声が出せても裏声が出ない理由になります。
そして裏声を出すには「斜/横披裂筋」と「輪状甲状筋」がバランスよく働く必要があります。
これらの筋肉を動かすきっかけを作るのが当記事の目的です。
裏声の仕組みについては以下の記事で詳細に解説しています。
もし気になる場合は参考にしてください。
どうも神田です!今回は裏声の仕組みについて説明していきます!仕組みを知ればすぐに歌が上手くなるわけではありませんが、知っておいて損はありません。いつの日か「そういうことだったのか!」という気づきを得るきっかけにもなります。[…]
上記記事でも説明していますが、裏声はいくつかのパターンに分類されます。
- ファルセット(J-POPでよく使用される裏声)
- ヘッドボイス(女性が使用する非常に高い裏声)
- ミックスボイス(地声と裏声を混ぜたような声)
この中で、一般的に裏声と呼ばれるのは①のファルセットです。
当記事では簡単な裏声の出し方を説明しますが、全て①のファルセットが出せるようになることを目的としています。
簡単な練習の前に
「それでは練習法の紹介を」
と行きたいところですが、その前にまずは基本を確認しましょう。
裏声を問わず、全ての歌唱の基本は脱力です。
力みすぎず、自然体での歌唱が基本になります。
とくに裏声は高い声を出すので、力みやすい技術です。
次の順番で、練習をする際の準備をしましょう。
- 姿勢の確認
- リラックスをする
練習の際は立っていても座っていてもどちらでも構いません。
ですが、それぞれ注意することがあります。
まず、立って練習する場合は以下のことに気を付けてください。
- 猫背にならない
- 上を向かない
- 首を伸ばさない
- 気をつけの姿勢を意識
また、座って練習する場合は以下のことを注意します。
- 椅子に座る
- 深く腰掛けない
- 浅く腰掛けない
- 正面を見る
- 猫背にならない
さまざまな注意点がありますが、いずれも首や体が緊張しないことを目的としています。
姿勢一つで大きく変わるので、注意してください。
なるべく脱力をして、リラックスをしてください。
深呼吸をして、準備を整えます。
体の準備ができたら、簡単な練習へと進んでいきましょう。
家でもできる、簡単な裏声の練習
さて、それでは簡単な裏声の練習を見ていきましょう。
方法は多いですが、どれかの方法で裏声を出す感覚が分かっていただければと思います。
- ハミングをする
- ミッキーマウスの真似をする
- さんまさんの笑い方の真似をする
- びっくりしたときの声を出す
- 目玉おやじの真似をする
ハミングは、つまり鼻歌です。知っている曲を鼻歌で歌唱します。
このとき、キーの高めの曲を選ぶと鼻歌が裏声になりやすいです。
男性の場合は女性曲がねらい目です。
あるいは裏声の使用率が高い男性曲でもOKです。
どうも神田です!今回は曲中で裏声を多用する曲を紹介していきます!裏声は周りに訴えかける力が強く、さらに自分で歌ていても気持ちよくなれる技術です。カラオケで注目されたい場合や、裏声の練習をする場合に参考にしてみてください!この記事[…]
ハミングは裏声のみならず、歌唱力を上げるのに貢献してくれる練習法です。
暇なときに部屋で音楽を流しながらハミングをするだけでも、上達が見込めるほどです。
たまに質問を受けるのですが、ミッキーマウスの声も裏声です。
なのでミッキーのものまねをすると裏声が出やすいです。
ただ、「は」の音は裏声の発声に向いていません。
あの笑い声だけでなく「う」音で終わるような発声をしてみるのがおススメですね。
お笑い芸人の大御所でもあるさんまさん。
彼の笑い方の真似をするだけでも裏声を出しやすくなります。
YouTubeなどでさんまさんの動画を探してみるのも良いですね。
どうしても裏声が出せない場合は、誰かに驚かしてもらうのも手です。
驚いたときの「ヒェ!」「ヒヤァ!」という声は、誰もが裏声になると言われています。
かなり心臓には悪いですが、どうしても出せない場合は有効な手段になります。
「ゲゲゲの鬼太郎」の目玉おやじの真似をするのも効果的です。
こちらの練習は裏声が上手く出せない人向けですね。
裏声を出すための「輪状甲状筋」を強くしてくれる真似になります。
裏声が出せるようになったら、カラオケで練習しよう!
以上、家でもできる簡単な裏声の出し方でした。
方法は色々ありますが、順に試していけば、裏声が出るタイミングがあるはずです。
しかし、裏声が出せるようになれば終わりというわけではありません。
まだ出した裏声は弱々しく、このままでは歌に使えません。
曲中で使うには、裏声を芯のある、綺麗な裏声にすることが必要です。
そのためにはカラオケでの練習が必須になります。
カラオケでの裏声の練習の手順、および練習に使える裏声の曲は以下のページでまとめています。
このページは裏声のTOPページのようなもので、他にもさまざまな情報をまとめています。
ぜひとも参考にしてください!
あなたは綺麗な裏声を出すことができますか? 「裏声がどうしてもかすれて小さな声になってしまう……」 「自分の裏声がなんか変だ……」 「うまく裏声に切り替えられない……」ひょっとしたらこんな悩みを抱えているのでは[…]