「Missing You / GLAY」の歌い方【音域】

「Missing You / GLAY」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「Missing You / GLAY」の楽曲データ

Missing You
GLAY
2000/11/15 ¥255

アーティストGLAY
リリース2000/11/15
タイアップなし
総合難易度★★★★★
音程難易度★★★★★
地声最低音mid1G(G3)※Aメロで登場
地声最高音hiC(C5)※サビ、Cメロで登場
裏声最高音hiC(C5)※ラストサビで登場
スピードBPM99(標準的な速さ)
ラップなし
Missing Youについて

2000年11月15日にリリースされたシングル曲です。
前作「とまどい」から約1か月ぶりのリリースになります。
かなり短いスパンでのリリースですね。
前作と同じく、今作もオリコン1位に輝いています。

タイアップはありません。
しかし、GLAYファンの間ではかなり難易度が高い曲として有名です。

ちなみにタイトルの「Missing You」は英語で「あなたが居なくて寂しい」という意味です。「失う」という意味ではないので注意してください。

冬をイメージした曲となっています。
歌詞にも冬を連想させるワードが多くちりばめられています。

YouTubeにて公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生回数は400万回を突破していて、根強い人気が伺えます。
GLAYの公式チャンネルの中でも上位に入る再生回数です。

バラードながらも、力強い歌声が魅力的なナンバーです。
あまり典型的なバラードという傾向はなく、響き渡るTERUさんの歌声が壮大な世界観を作り上げています。

「Missing You / GLAY」の構成と歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ(2回)→Bメロサビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ→アウトロ
歌い方解説
Aメロ

キーの上下差が激しいパートです。
上はmid2E(E4)やmid2F#(F#4)といった高音が登場します。
一方で地声最低音はこのパートで登場です。

スピードはやや速く、歌詞を敷き詰め気味です。
音程変化は複雑で、細かい変化を繰り返します。
少し歌いにくい位置に配置されていて、一部を外しやすいですね。

力を抜きつつも芯のある安定した発声を意識して行きましょう。
あまり音量を上げないようにするとらしさがでます。
呟くような感じで歌唱していきたいですね。

ややスピードは速いですが、伴奏をよく聞いて歌唱していきましょう。
ほぼ子音のみの発声です。アクセントを意識して行きたいですね。

Bメロ

かなりキーが上がります。
ロングトーンという形でhiA(A4)のキーが、張り上げる部分でhiB(B4)の音が登場します。
Aメロからの上り幅がかなり大きいですね。
張り上げる部分以外のキーは低めなので、高低差が激しいパートです。

Aメロよりは歌詞を敷き詰めていないので余裕が出てきます。
しかり張り上げて歌う部分は高低差があるために外しやすい部分です。
また、細かめの音程変化が多く、一部を外しやすいのがいやらしいところです。

Aメロよりも余裕があるパートですが、力の入れ具合が変わります。
張り上げて歌う部分ですが、前半は力を抜いたまま高音を出し、後半は力を入れる部分があります。
微妙な変化ですが、こういった変化に気を付けることでらしさが出てきます。

全体的に母音をやや強調するように歌唱していきます。
Aメロよりも余裕はありますね。しっかりとした発声を意識して歌唱していきましょう。

サビ

キーは高く、地声最高音はここで登場します。
張り上げて歌う部分はhiA(A4)になっていて、この音が連打されるだけでなく、ロングトーンでも登場します。

歌詞はやや敷き詰め気味になります。
かなり歌いにくい位置に配置されています。
音程変化もやや複雑で、思ったとおりに歌いにくいパートです。

音程を合わせるのに夢中になっていると、張り上げる部分の高音で余裕を持ってかれます。

とても難しいパートです。
まず、全体的には強い発声を意識します。
シャウトの高音部分も叩きつけるような発声が多めです。

難しいのはリズムで、どのように歌うかが問題です。
おススメの歌い方は、サビのうち、音程が上がり切る部分でやりすぎなほど強調を入れる手法です。
フレーズの最後ではなく、その前でのアクセントを意識するとらしさが出てきます。

Cメロ

Cメロもキーが高く、mid2E(E4)、hiA#(A#4)のキーが連発します。
地声最高音も登場し、かなりキーは高めです。

音程もやや難解で、短い範囲に歌詞を詰め込んでいるので歌いにくさを感じます。
細かい音程変化が多く、一部を外しやすいです。
合わせることはできるけれど、歌いにくいパートです。

歌詞を敷き詰め気味なので、子音を意識して歌唱していきます。
しかし早く歌おうと意識すると逆に早く歌いすぎてしまうこともあります。
しっかりとメロディに耳を傾けながら歌唱していきたいですね。

ラストサビ

繰り返し、および転調はありません。
しかし最後にアウトロが用意されています。

2フレーズから構成されるアウトロです。
しかしキーはかなり高く、hiA(A4)の音が連発されます。
さらに地声最高音も登場します。

また歌詞を敷き詰め気味で、やや早口で歌わなくてはなりません。
歌いにくさを感じる敷き詰め具合で、Cメロと同じような印象を受けますね。

ちなみに最後の英語部分は歌詞も音程バーも登場しません。

ラストサビからのアウトロも歌いにくい部分です。
ポイントは先頭に強めのアクセントを置くことです。
その後に歌詞の切れ目があります。切れ目を意識すれば先頭以外でアクセントは必要ありません。

カラオケで歌う場合の「Missing You / GLAY」の総評

曲中での音域はmid1G(G3)~hiC(C5)とやや狭めです。
地声、裏声ともに最高音はhiC(C5)となっています。

全体的にキーが高く、とくにサビではhiA(A4)の音が連発します。
この音は男性の平均的な声域を余裕で越えています。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

パート内部での音域の変化もやや複雑です。
とくにAメロは変化が激しく、少し歌いにくさを感じるかもしれません。
またBメロとサビは上下に激しく動く音程が多めですが、中音域から高音域への急激な移動が多めとなっています。

地声最高音、裏声最高音ともにhiC(C5)ですが、この音は曲中で連発されます。
毎回のサビ、Cメロでは登場するものと思っていてください。
かなり高いキーですので、全てを裏声で歌唱しても問題ないと思います。

ちなみにhiC(C5)の多さが目立ちますが、hiA(A4)の連発も目を見張ります。
この音が中心になっていると言っても過言ではないほど多く登場します。
高音の難易度はTOPクラスだと言えるでしょう。

相当高音に自信がない限りは、キーを下げたほうが無難です。

キーを下げる場合、4つ~5つ下げてみましょう。

これで最高音がmid2G#(G#4)まで下がります。
とくにhiA(A4)の連発がmid2E(E4)などになるので、かなり楽になるはずです。

地声最低音はmid1G(G3)とかなり余裕があります。
低音部分には余裕がありますね。

音程難易度は難となっています。
Bメロ、サビ、Cメロが歌いにくく、細かい音程変化が多めです。
しっかりと歌い方を覚えても、思ったようには歌えないでしょう。
キーを下げても音程の難しさはあまり変わりません。

以上を考慮して、

総合的な難易度では難になると感じました。

音程、高音どちらを見てみてもTOPクラスの難しさです。
キーを下げても難しく、もしも原曲キーで歌唱するならば、かなりの練習を必要とするでしょう。

知名度的な問題はありますが、この曲を知っている人からすると、「Missing You」をカラオケで歌うこと自体がすごいことです。

もちろん歌いこなせれば周りから見る目は変わるでしょう。
ただし、この曲を知っていることが前提です。

知らない人に披露しても、すごさが伝わりにくいでしょう。

そのため、どちらかというとさらにレベルアップしたい人向けの曲になります。
少なくともこれからGLAYの曲を歌っていきたい人に、入門としておススメできない曲ですね。

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