「絆ノ奇跡 / MAN WITH A MISSION×milet」のカラオケでの歌い方【音域】

MAN WITH A MISSION×milet(マン ウィズ ア ミッション × ミレイ)の大ヒットシングル「絆ノ奇跡(キズナノキセキ)」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「絆ノ奇跡 / MAN WITH A MISSION×milet」の楽曲音域データ

アーティストMAN WITH A MISSION×milet
リリース
2023/5/31
タイアップ
アニメ「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」OPテーマ
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★★★☆
地声最低音mid1F(F3)
地声最高音hiC(C5)
裏声最高音hiC(C5)
スピードBPM170(速い)
ラップなし
絆ノ奇跡 について

2023年5月31日にリリースされたシングル曲です。男性ロックバンドMAN WITH A MISSIONと、女性シンガーのmiletさんがコラボした楽曲で、アニメ「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」OPテーマに起用されました。

タイアップの「鬼滅の刃」はLiSAさんの「紅蓮華」「」、Aimerさんの「残響散歌」のように多数のヒット曲を輩出していまして、この「絆ノ奇跡」に関しても発売前から注目されていた楽曲です。

ただ、ほぼ同時期にリリースされたYOASOBIの「アイドル」が驚異的な人気となってしまったために、その陰に少し隠れてしまったという印象はあります。

とはいえそれを考慮しても「絆ノ奇跡」は大ヒット曲の一つと言えますね。

YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2023年7月現在、3300万回を突破しています。夜から朝にかけて、東京タワーの上で歌唱するMAN WITH A MISSIONとmiletさんのを映し出した美しい作品となっています。

「絆ノ奇跡」はアップテンポな調子で進んでいく、とても疾走感のあるナンバーとなっています。

以下はカラオケで男女二人で歌唱する場合を念頭において解説を進めていきます。最後の方では念のために一人で歌唱する場合も記載しておきます。

「絆ノ奇跡 / MAN WITH A MISSION×milet」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ(2回)→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2G(G4)
  • 低音:地声最低音mid1F(F3)
  • 音程:普通

音域は標準的で、地声最低音がこのパートで登場します。前半男性パート、後半女性パートで構成されますが、全体的にキーは低めになっています。

音程の変化に関しては細かい変化が多く、一部を外しやすい印象です。スピードは速くはないのですが、原曲を再現しながら歌唱しても音程を合わせにくいですね。

リズミカルに歌唱しながら正確に合わせられるまでしっかりと聞き込む必要があります。

Aメロゆえに声を張り上げることはせず、けれども安定した歌声を意識して歌唱するのがおススメです。歌唱中のやや短いロングトーンなどもしっかりと決めることで、丁寧に歌唱していきましょう。

また一番のみ Aメロが男性パートと女性パートで二回繰り返されますが、二番では男性パートのみで女性パートはありません。 Bメロに移るタイミングを間違えないようにしましょう。

Bメロ
  • 高音:mid2F(F4)
  • 低音:地声最低音mid1F(F3)
  • 音程:やや易

Aメロ以上に低音域が中心になります。最低音も登場しますが、頻度はAメロよりも多くなっています。低音域の安定した発声が求められているパートですね。

ちなみに男性パート女性パートで音域的な差はありません。そのため女性の方にとっては低いと感じる、難しいパートとなっています。一方で、男性目線ではそこまでキーが低くないので、歌いやすいパートです。

同時に歌唱するために、低音が得意な男性側が積極的に声を出してリードをすると良い形にまとまるでしょう。

音程に関しては平坦な部分が多いのですが、やはりここも細かい変化がちりばめられていて完璧に合わせるのは難しい印象です。

前半から後半にかけて低音が連発され、最後で張り上げてmid2F(F4)に到達する形を取ります。音域の性質上ボソボソ歌ってしまいがちですので、Bメロ前に息を吸って低音の準備をしましょう。

力強い低音を響かせながら最後まで流れるように歌唱し、最後に声を張ることで一気にらしさが出てくるでしょう。

サビ
  • 高音:地声最高音hiC(C5)(男性はhiA#(A#4))、裏声最高音hiC(C5)
  • 低音:mid2A#(A#3)
  • 音程:やや難

音域は上側にシフトし、中音域から高音域で主に構成されるようになります。地声最高音、裏声最高音どちらも登場し、まさにサビといったパートと言えますね。

また、裏返に関しては女性パートのみ登場し、1番とラストサビの最後のフレーズが当てはまります。(2番ではすぐにCメロに移行するために消滅しています)。

この部分に関しては女性パートの方が高めに設定されていて、男性側ではhiA#(A#4)が最高音となるので注意してください。

音程に関しては難易度が増します。まず細かい音程の変化はそのままに、加えて階段状やジグザグ状の変化が多く見受けられるようになります。

また歌詞を敷き詰めるようになるために、全体的に余裕がありません。キーの高さも考慮すると、音程に関しての難易度は高いと言わざるを得ません。

言うまでもないことですが、歌い方に関しては力を入れて歌唱することになります。高音が続き、男性側はかなりの高音の実力が要求されます。ブレスの位置を事前に確認するなどして、準備をする必要がありますね。もちろん歌詞と歌い方を覚えるのは絶対条件です。

一方で女性パートに関してはキーの高さと歌唱範囲の問題からやや余裕があります。キーは高いですが、女性目線であればそこまで高くはなく、裏声のキーも高くありません。女性は男性をリードする気持ちで歌唱すると男性側も助かると思います。

Cメロ
  • 高音:mid2F(F4)
  • 低音:地声最低音mid1F(F3)
  • 音程:やや難

音域こそBメロと同じですが、こちらは主に中音域から構成されます。そのため実は音域的には一番歌いやすいパートと言えます。

ただし、音程に関しては難易度が高めです。まずサビから継続してスピードがやや速めで歌詞も敷き詰めていて、さらには細かい変化も多く見受けられます。

サビから間髪を入れずに移行するために、歌い方を継続したままになると思います。中音域が中心ですが、疾走感が相まってサビの延長戦といった形になるでしょう。

声を張りつつも細かい音程変化を再現するのはなかなかに難しいですね。このパートに関しても歌詞と歌い方を押さえておくのは必須だと言えるでしょう。

ラストサビ
  • 転調:なし
  • 繰り返し:あり

転調はしませんが、繰り返しはあります。サビ前半の男性パートのみ二回繰り返されることになります。ちなみに繰り返し部分では力の入れ具合はそこまで変わりません。

難易度の高いパートでの締め、かつこの曲の一番の見せ所でもありますので、最後まで全力で歌唱して綺麗に締めていきましょう。

カラオケで歌う場合の「絆ノ奇跡 / MAN WITH A MISSION×milet」の総評

曲中での音域はmid1F(F3)~hiC(C5)とやや広いです。
地声最高音はhiC(C5)で、裏声最高音がhiC(C5)です。ただし曲中で男性パートと女性パートに分かれていまして、男性パートの最高音はhiA#(A#4)となっています。

女性パートはやや下に広がっていて、逆に男性パートはやや上に広がっています。

参考:男性の平均声域

曲を通しての音域は広いですが、各パートでの音域は狭めです。A、B、Cメロは低~中音域、サビは高音域が目立ちますね。

地声最高音はhiC(C5)で、サビで登場します。男性の最高音であるhiA#(A#4)もサビで登場です。

登場頻度はそこまで多くはないのですが、それに準ずるキーが多めとなっています。ただ高音に関しては女性パートよりも男性パートの方が問題なので、そちらを中心に考えるのがおススメです。

男性側の地声最高音はhiA#(A#4)となっていて、準ずるキーもかなり多くなっています。スピードも速く、息継ぎの余裕もないので、男性からするとサビ全体が苦しいでしょう。

このキーは男性の平均的な最高音を優に超えていますので、高音が得意な人以外はキーを下げた方が無難です。その際は

キーを2~3下げると良いでしょう。

これで地声最高音がmid2G(G4)~mid2G#(G#4)になりますので、かなり楽になると思われます。

ただし、地声最低音はmid1F(F3)で、このキーは女性からすると低い音域になります。これを最大で3つ下げるとmid1D(D3)となり、男性でもやや苦しさを感じ始める低音となります。

ここら辺は女性パート側との協議も必要かなと思うのですが、最低音を歌唱する際は男性も歌唱しているので、低音地帯を男性側に任せるというのも手の一つです。もちろん女性側に低音の余裕があれば歌ってもらって構いません。

と言いますのも、この曲はサビの比重がかなり強い曲でして、サビをどれだけ上手く歌えるかで印象が大きく変わってくるからです。サビでの高音地帯が楽に、そして安定して歌えるならば多少の低音の無視もアリだと個人的には考えます。

裏声最高音はhiC(C5)となっています。
サビで登場し、こちらは女性パートのみに登場します。芯の通った長めの発声となっていて、そこまで難易度は高くありません。出現する場所も分かりやすいですし、地声から裏声の切り替えが難しいといったこともありません。こちらに関してはそこまで問題にはならないでしょう。

音程難易度はやや難となっています。
なんといってもサビの難易度が高めです。男性と女性で歌い分けをしたとしても苦労するポイントですね。歌詞、歌い方を覚えるのはもちろんのこと、細かい部分を外さないようにカラオケで練習するなどしていきましょう。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや難になると感じました。

「絆ノ奇跡 」は疾走感があり、歌っていて楽しいのは間違いないのですが、難易度はやや高めと言えます。付け焼刃の状態で歌えるようなものではなく、しっかりと聞き込んで、口に出して練習する必要がありますね。

また男性側の負担がやや大きい曲かなとも思います。男性の方はこの曲の印象を左右する重要な役割を担っていますので、とくに気合を入れて練習すると良いでしょう。

その分、上手に歌い上げられた時の達成感は筆舌に尽くしがたいものになるでしょう。二人で歌唱するというのも楽しいですしね。

ちなみにこの曲を一人で、かつ原曲キーで何回か歌った経験もあるのですが、正直言って余裕がほとんどなくなります。相当高音に自信がある方ならばともかく、そうでないならデュエットで歌唱するか、キーを下げるのが無難ですね。

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